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バスストップから基地ストップの会  

2015年6月以前の記事は http://www.geocities.jp/stopfromstop/ へ。

2023年3月定例申し入れ行動

2023-03-21 | 日記
 3月18日、雨の中で「バスストップから基地ストップの会」の申し入れ行動を行いました。
 いつものように3時に小田急線相武台駅北口のバス乗り場に集まった参加者10人は、傘を片手に虹色のピースバナーやメッセージを持ちながらキャンプ座間正門前までの30分弱の道のりを歩きます。今日は基地の警備員だけでなく、珍しく私たちの到着前に自衛隊の当番の方も並んで待っていてちょっと驚き。初めてでは?雨の中歩くのに時間かかったかな・・・自衛隊の中でも緊張感が高まっているからかも・・・
 申し入れ書を読んだ後みんなで<平和な島はどこ行った>を歌って、私たちの思いを伝えました。
   



申入書


在日米陸軍司令官・米陸軍第一軍団司令部司令官 ジョエル・B・ヴァウル少将 様
陸上総隊日米共同部長             豊田 龍二 様
座間駐屯地司令・第四施設群長         本田 健二 様


私たちは、座間市、相模原市とその周辺に住む市民です。私たちは、基地強化と戦争に反対して,2005年11月末より毎週水曜日にキャンプ座間正門前での座り込み、2006年4月から毎月第3土曜日にはデモを行い、申し入れを続けてきました。コロナウイルスの感染拡大の影響で、2020年4月からはデモを中止し、5月から申し入れ書のみ届ける行動を続けています。

トルコ・シリア地震が起きて,多くの方が亡くなり,人も街も大きな被害を受け,一か月たちますが,今も被害を受けた方々は助けを求めています。ロシアのウクライナ侵攻は2022年2月に始まり,今もウクライナでの戦闘は続いています。ウクライナの市民,街の被害は続き,ロシアの市民にも被害は出ています。ヨーロッパやアメリカはウクライナに武器の供与をしています。

日本政府は,日本を取り巻く国からの戦争の危険性を口実に,アメリカから武器を購入することを約束し,南西諸島の自衛隊基地を配備し強化しています。辺野古の新基地建設は今も続けています。さらに,横浜ノースドックに小型揚陸艇部隊280名が配備され,家族とともに座間基地にも居住するといいます。日本は,第二次大戦を通じて,武力では平和を作れないことを知っているはずです。

ロシアもウクライナも,それぞれの国を支援する国々も,視線の向きを少し変えて,地震の被害を受けて人々に向け,停戦し,被害を受けた人を支援することを望みます。

一人一人の命こそが大切だと思います。戦争や武力、武器は、生命や環境を守ることはできないと考えます。新基地を建設したり、軍備を拡充したりするのではなく、共に生きるにはどうしたらよいかを考え、実現していくべきだと思います。平和を作り出すにはどうしたらよいか一緒に考えましょう。私たちは、この街を、少しでも平和な街に近づけて、次の世代に渡したいと願っています。いつか、基地のない街になることを願います。世界中の人々が、互いの個性、違い、歴史を認め合い、尊重しあい、共に安心して暮らすことのできる平和が実現することを強く望みます。私たちは、これからも、あきらめることなく、基地強化に反対していきます。米軍再編に反対していきます。キャンプ座間を市民に返してください。基地のない平和な町を、私たちは望んでいます。

<平和な島はどこ行った>(花はどこに行ったのメロディー)
静かな空はどこ行った 静かな空は今はない 静かな空を取り戻そう 共にあゆむ
未来めざして
命の海はどこ行った  命の海は今はない  命の海を取り戻そう  共にあゆむ
未来めざして
豊かな森はどこ行った 豊かな森は今はない 豊かな森を取り戻そう 共にあゆむ
未来めざして
平和な島はどこ行った 平和な島は今はない 平和な島を取り戻そう 共にあゆむ
未来めざして

2023年3月18日  バスストップから基地ストップの会と申し入れ行動参加者一同 





 

 

2023年2月定例申し入れ行動

2023-02-20 | 日記
 
 2月の定例申し入れ行動参加者、13名。連日の寒さに比べればほっとする陽だまりの中で、在日米陸軍・自衛隊への申し入れ行動を行いました。
 ウクライナでの戦争終結の見通しがたたないなか、バイデン大統領からの中国の気球撃ち落とし宣言、トルコ・シリアの大地震と不安をあおるようなニュースが続きます。日本でも東日本大震災後とめられていた原発の再稼働が進められています。もうすぐ3月11日、日本は大震災から何を学んだのでしょうか。
 
   
  

この絵本は申し入れ書に紹介されているものです。朝日新聞出版

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在日米陸軍司令官・米陸軍第一軍団司令部司令官   ジョエル・B・ヴァウル少将様
陸上総隊日米共同部長   豊田龍二様
座間駐屯地司令・第四施設群長   本田健二様

                  申 入 書

 「アジアに平和を、静かな空を!」というメッセージを掲げて、私たちの仲間は毎年大和市内で、ピースフェスティバルを開催しています。今年度は19回目になりますが、コロナ感染防止のため、ギャラリーでの屋内展示となりました。今回のテーマは「軍事力ではなく、対話こそ、平和につながる道」です。
展示企画では「絵画展・韓国、朝鮮、中国、日本のともだち展」が、多くの参加者の心を揺さぶりました。子どもたちの素朴な日常の絵が、戦争のない平和の大切さを教えてくれました。
今日紹介したい絵本があります。「自由と平和の為の京都大学有志の会の声明書」の子ども訳です。

  国と国のけんかを せんそう と言います。
  戦争は、人殺しの道具を売るお店をもうけさせます。
  戦争は、始まると、誰にも止められません。
  戦争は、始めるのは、かんたんだけど、終わるのはむずかしい。
  戦争は、兵隊さんも、お年寄りも、子どもも苦しめます。
  戦争は、手や足をちぎり、心も引きさきます。
  私の心は、私のもの。誰かにあやつられたくない。
  私の命は、私のもの。誰かの道具になりたくない。
  海が広いのは、人を殺す基地を造る為じゃない。
  空が高いのは、人を殺す飛行機がとぶ為じゃない。
  学校で学ぶのは、人殺しの道具を造るためでもなく、
  お金もうけのためでもなく、誰かの言いなりになる為でもない。
  自分やみんなの命を大事にして、いつも好きなことを考えたり、お話ししたりしたい!
  でも戦争は、それをじゃまするんだ!
  だから、戦争を始めようとする人たちに、私は大きな声で
                            “やめて” と 言うんだ!!

 次に、お伝えしたい事があります。
毎年、3月の第一金曜日は、キリスト教の世界祈祷日です。アメリカの女性たちにより始められた、抑圧された人達との和解と、平和を求める祈りの日です。今年の祈りのテーマ国は「台湾」です。
今まさに、大国間の抗争に巻き込まれ、孤立している台湾の為に、全世界のキリスト者が、心を合わせて祈る日です。天然資源に満ち溢れている台湾は、地球の財産です。台湾が、神の喜びとなる事を信じて、祈りを合わせます。
米軍、自衛隊の皆さんもこの祈りに加わって下さい。そうすれば、世界の平和が約束されるはずです。

2023年2月18日  バスストップから基地ストップの会と申し入れ行動参加者一同






2023年1月定例申し入れ行動

2023-01-23 | 日記
 
 2023年は、これまでとは格段に緊迫した年明けとなりました。
 21日(土)座間キャンプ前に集合した12名の思いはひとつ、二度と戦争を繰り返さないこと。日本を戦争する国にしないこと。戦争をしたいのは誰なのか、戦争で傷つき殺されるのは誰なのか、戦場から遠く離れた国々でさえ命の危険にさらされるのは誰なのか? 戦場を体験された方たちの言葉をしっかり受け止め、次の世代にも伝えていきます。

 



在日米陸軍司令官・米陸軍第一軍団司令部司令官  ジョエル・B・ヴァウル少将 様
陸上総隊日米共同部長              豊田 龍二 様
座間駐屯地司令・第四施設群長          本田 健二 様
                 

                     申 入 書

 2023年が明けましたが、新年を迎えても気持ちは晴れません。年末12月16日、政府は日本の安全保障政策を大きく転換させる安保3文書を、国会の議論も経ず閣議決定という形で改訂しました。その中では「敵基地攻撃能力の保有」が明記され、防衛費をGDP比2%に倍増、2023年度から5年間で総額43兆円とすることなどが盛り込まれています。岸田首相はこの天文学的金額を調達するために「全体での負担が必要」とし増税で捻出する考えです。増税はもとより税金を「戦争」の準備のために使うことに私たちは真っ向から反対します。

 今年5月にはG7広島サミット(主要7カ国首脳会合)が開催されます。議長国である日本政府は首脳会合を岸田首相のお膝元「広島」に招致しました。自らを「サミット(山の頂上)」と位置付ける傲慢な人々の集まりで、しかも多くの核保有国が集まって「核なき世界」をテーマにウクライナの戦争の話をするなど茶番でしかありません。フランスをはじめ、ウクライナ戦争を理由に原発利用に向けて方向転換した国があります。福島第一原発事故を起こしたこの国でも、岸田政権は原発再稼働、既存原発の利用延長、新たな原発建設へ踏み出しました。世界中にコロナウイルスが蔓延し、持たざる者と富裕層との経済格差が進行し、気候変動や環境破壊、「戦争」・・・、資本主義社会が作り出した待ったなしの問題を解決するために「G7」こそは諸悪の根源、何の役にも立たないでしょう。私たちはG7に反対し「私たち民衆のことを7人+αが勝手に決めるな!」という声を上げていきます。

 安保3文書を手土産に、岸田首相は新年早々、G7参加の欧米5カ国を歴訪しました。G7サミットにさきがけ日本の防衛強化にお墨付きをもらうための旅、1月13日の日米首脳会談でバイデン米大統領は「日米同盟の現代化」と手放しで評価したと報道されています。しかし、そもそもが昨年5月、東京で行われた首脳会談で、岸田首相は「防衛力の抜本的な強化」と「防衛費の相当な増額」をバイデンに約束しました。米国との関係重視の政治の中で「喜ぶ」のは当然のこと、ツケはいつも私たち民衆に押し付けられます。

 そのツケを最も被るのは沖縄です。「軍拡」は自衛隊という軍隊の肥大化と機能拡大を前提にします。海上自衛隊は有事には海上保安庁を統合・統制し軍事一体化を図ります。海保に限定してきた尖閣諸島への対応に海上自衛隊の出動も加われば有事に発展しかねません。1650kmもの射程距離を持つ巡航ミサイル・トマホークを500基、2113億円も出して米国から購入し、海自は、海上から中国を攻撃できる艦隊になろうとしています。また航空自衛隊は宇宙戦争に備えた「航空宇宙自衛隊」に改組されます。さらに陸上自衛隊はミサイル部隊を強化、南西諸島に中国にも届く敵基地攻撃能力を備えます。日本政府は、日米首脳会談直前の1月12日、鹿児島県馬毛島の自衛隊基地への工事に着手しました。無人の島を丸ごと基地にして米艦載機の訓練場としても使われます。与那国、宮古島に続き、3月には石垣島にも自衛隊の基地が開所され、奄美大島から沖縄南西諸島までの琉球弧に自衛隊基地が建設され、その地域の空港や港湾も含めて軍事利用の常態化を狙っています。78年前、戦場となった沖縄がまた最前線の拠点として位置付けられているのです。

 石垣島で軍事基地に反対する活動を続ける「いのちと暮らしを守るオバアーたちの会」の山里節子さんは「『戦争』も『戦(いくさ)』も石垣島にはない言葉。大和の言葉の借り物です。それが島の誇りだった。『終戦』を迎えないうちにまた新たな戦が押しかけてきた」と危機感を募らせます(TBS・報道特集2023.1.7)。元衆議院議長・河野洋平さんも「(安保3文書の改訂は)国の性格を変えるほどの事柄。反撃能力を持つということは武力による威嚇。(そうではなく)戦わないために何をするか深刻に考えるべき」(同)と語っています。かつての戦争を経験した人々が語る反戦の思いを重く受け止めたいと思います。「勝つまであきらめない」ー希望を失わずに今年もまた、仲間たちと「非戦」の取り組みを継続します。

2023年1月21日   
               バスストップから基地ストップの会と申し入れ行動参加者一同



2022年12月定例申し入れ行動

2022-12-19 | 日記
今年最後の座間キャンプ申し入れ行動。(水曜日の座り込みはまだ21.28日とあります。)
2022年12月16日岸田政権は、戦後の歴代政権が否定してきた敵基地攻撃能力を保有とする安保関連3文書を国会で議論することさえなく、閣議決定で強行した。戦後一貫してきた専守防衛を転換し、世界第3位の軍事大国を目指して大増税しようという。
一方ではおんぼろ原発の再稼働と新増設などさえ行うという、歴代政権を越える最悪の事態。なりふり構わず核兵器保持のための原発政策を進める岸田政権、今すぐ辞めろ!
12月の行動は例年通りサンタさんの衣装や帽子も混ざり、14人が元気に参加。辺野古新基地断念のリレーアクションへの思いも込めて、ゲート前と最寄りの相武台前駅頭で、写真撮影。
    

申 入 書
在日米陸軍司令官・米陸軍第一軍団司令部司令官  ジョエル・B・ヴァウル少将 様
陸上総隊日米共同部長                豊田 龍二 様
座間駐屯地司令・第四施設群長             本田 健二 様

 11月22日、米陸軍第1軍団長のザビエル・T・ブランソン中将がキャンプ座間を訪問し、ヴァウル少将と日米共同方面隊指揮所演習(ヤマサクラ83)について打ち合わせをしたと発表されています。第1軍団司令部がキャンプ座間に置かれることに反対し続けてきた私たちには、ドキッとさせられる情報でした。
ヤマサクラ83は、11月28日から12月13日まで、陸上自衛隊北部方面隊が北海道・東千歳駐屯地を、西部方面隊が熊本・健軍駐屯地を拠点とし、米陸軍第1軍団、第11空挺師団、第7歩兵師団、第3海兵師団と合わせて約6000人を動員した大規模演習です。キャンプ座間に所在する在日米陸軍司令部も参加し、「機動展開前進基地作戦(EABO)に係る日米の連携要領を演練」と陸上幕僚監部は発表しています。EABOとは、はっきり言えば、中国のミサイル射程圏内に、米海軍、海兵隊、陸軍のミサイル部隊、そして自衛隊の部隊を分散して島嶼と周辺海域に配置して対抗しようとするものです。その基本は攻勢、攻撃にあります。民間の空港と港をフルに利用したことも、今回の演習の重大な特徴です。
自衛官のみなさん、私たちは今回の演習は「専守防衛」とはかけ離れたものと考えます。米軍のみなさん、軍事力で相手を圧倒しようとする貴国の政策は、琉球弧での軍事衝突を誘発しかねません。
琉球弧最西端、台湾から110kmしか離れていない与那国島ではヤマサクラ83において、第3海兵師団の40名と西部方面隊の40人が与那国駐屯地に、11月のキーンソード23に続いて「日米共同調整所」を設置し指揮所訓練が行われました。与那国島での「再度の共同訓練に住民からは訓練が日常的、地ならしへの不安の声も挙がっている」と「八重山毎日新聞」は12月3日付社説で指摘しています。
 11月10日から19日まで行われた日米共同統合演習キーンソード23では、航空自衛隊のC-2輸送機で北熊本の第42即応機動連隊の16式機動戦闘車(105ミリ砲を搭載したタイヤで走る戦車)を与那国空港まで輸送し、与那国駐屯地まで公道を走行。自衛隊の輸送能力が戦闘車を空輸できるところまでアップしていることに驚かされました。
11月18日、鹿児島県の徳之島では日米共同の上陸訓練を実施。横須賀を母港とするヘリ空母「いずも」が指揮を執り、海自の大型揚陸艦と米海軍のドック型揚陸艦も参加しました。沖縄島の中城湾港には11月8日、防衛省がチャーターする民間船舶「はくおう」で、陸自の車両73台と隊員191人が運び込まれました。港のゲートでは地元の人々が抗議行動を繰り広げました。
 岸田首相は12月5日、2023年度から27年度までの5年間の防衛費を43兆円とするよう、浜田防衛相と鈴木財務相に指示しました。「必要なものを積み上げて」と言っていたのが、トップダウンで総額明示。こんなやり方には自民党の中からも異論続出。「歳出改革」なる意味不明瞭な言葉が飛び交い、大量の長距離攻撃兵器と弾薬を購入しようとしています。12月16日の安保三文書改訂では射程距離が千キロを超える「12式地対艦誘導弾能力向上型地上発射型 11個中隊」を整備とされました(「防衛力整備計画」)。日本の防衛費の急増は、東アジアの軍拡競争をさらに加速させ、琉球弧に住む住民の命を危機にさらすことになりかねません。自衛官のみなさんの命にも関わることです。いま問われているのは外交交渉と粘り強い対話であると、私たちは確信しています。ともに反対の声をあげて下さい。
2022年12月17日   バスストップから基地ストップの会と申し入れ行動参加者一同

   

   

22年11月定例申し入れ行動

2022-11-21 | 日記
 いい天気でした。申入れの最中に、めずらしく米軍兵士が帰って来て、あまりの体格のよさにびっくり。1617人もいる基地従業員に対しては、パワハラがひどいと何度も報道されている。米軍兵士に対してはどうなのだろうか.
 この日は、日米共同統合演習の最終日。18日には鹿児島県の徳之島で上陸訓練が行われ、住民に公開されている。普天間基地のMV-22が徳之島の伊仙町総合グランドに着陸し、陸自の対戦車ヘリAH-64Dが2機、上空を旋回したあとボート10艇、水陸両用装甲車14輌、海自の大型揚陸艦から出たホーバークラフト型揚陸艇も上陸。そして、海上では横須賀基地を母港とするヘリ空母「いずも」が指揮をとったという。
 訓練は年を追うごとに、本格化、大型化している。上陸部隊の援護のために、上空に攻撃ヘリを飛ばしたのははじめてのことだ。住民の不安は相当なものだろう。


 

申 入 書

在日米陸軍司令官・米陸軍第一軍団司令部司令官  ジョエル・B・ヴァウル少将 様
陸上総隊日米共同部長                     豊田 龍二 様
座間駐屯地司令・第四施設群長                   本田 健二 様

 私たちは、座間市、相模原市とその周辺に住む市民です。私たちは基地強化と戦争に反対して、2005年11月末より自主的に、主体的に、毎週水曜日にキャンプ座間正門前での座り込みを、2006年4月からは毎月第3土曜日にはデモを行いキャンプ座間への申し入れを続けてきました。(コロナウイルスの感染拡大により現在はデモを休止しています)
まず9月・10月にも申し入れた発がん性が疑われる有機フッ素化合物「PFAS」の放出について、再び取り上げたいと思います。東京都多摩地域の水道水に使われていた井戸水からも検出されたことから、地元の市民団体が数百人対象の検査を行うと発表しました。汚染の原因究明を求める動きが始まっています。厚木基地での流入については「日米地位協定により十分な調査が認められず、県基地対策課も再度の立ち入り検査を要請している」(県基地対策課 13日東京新聞)とのことですが、住民が安心して暮らすためにもすみやかに調査を進めてくださるよう、強くお願いします。
「台湾有事は日本有事」といった宣伝がなされ、日本各地でも同盟国も参加する訓練が繰り返されています。緊張した状況では小さな出来事が取り返しのつかないことになることを、多くの歴史が示しています。特に南西諸島の住民の方々の不安は想像してさえたまらなくなります。ずっと平和だった島々に日本軍が入ったことで多くの犠牲を出した先の大戦の歴史を思い出してください。
2月に始まったロシアによるウクライナ侵攻は、二か国のみならず世界各地に大きな爪痕をつけ今も続いています。食料や燃料の世界的な高騰はおさまりません。戦場から遠く離れたアフリカの人々にもその影響は襲いかかっています。穀倉地帯ウクライナからの輸入縮小は世界各地の価格の高騰をまねき、もっとも飢えた人たちに重くのしかかります。ドイツはロシアからの天然ガス輸入を止め、停止していた原発3基の再開を決定しました。燃やした後の処分の方法がない核のゴミをこれ以上増やすことは、続く世代に対してあまりにも無責任です。
戦争をこれ以上続けてはなりません。世界終末時計の針を止めるのは、今生きている私たちおとなの義務だと思いませんか。米軍・自衛隊の皆様はどのようにお考えでしょうか?

2022年11月19日    バスストップから基地ストップの会と申し入れ行動参加者一同

  
  17日 与那国島で16式機動戦闘車が初の行動走行訓練 Yahooニュースより