８月６日土曜日、キャンプ座間ではサマーフェスティバルが開かれ一般にも開放。（身分証明書提示が必要）
この日夕方５時から６時まで、入場者でにぎわう正面ゲート前で５人の仲間がスタンディングを行いました。
今日は広島忌、米軍により原爆が投下されその年だけで１４万人の人が殺された日であることを思い起こしてほしいと。
午後4時小田急線相武台前駅集合。キャンプ座間に向けて、基地撤去をもとめる、定例デモ。
参加者16名。初めての参加者は、鹿児島の「川内原発再稼働止めろ」のゲート前行動で知りあった方と友人。また、辺野古や高江で知り合った方も参加。
「弾圧は抵抗を呼び、抵抗は友を呼ぶ」とは瀬長亀次郎のことば。
高江のヘリパッド工事強行をとめるたたかいに行ってきた友達から、現地に連帯して、相模大野駅でスタンディングしようと提案あり話が進んだ。
申 入 書
在日米陸軍司令官・米陸軍第一軍団前方司令部司令官 ジェームズ・パスカレット 様
陸上自衛隊中央即応集団司令官 小林 茂 様
座間駐屯地司令 豊田 真 様
戦争を再び繰り返してはならない
去る８月１５日に終戦から７１周年を迎えました。もう二度と戦争の惨禍は御免だと日本国憲法でも戦争放棄を掲げられましたが、このところ不穏な空気が流れています。７月１０日に行われた参議院選挙では、改憲勢力がついに参議院でも三分の二を超えました。憲法を変えてまで戦争を行おうとする勢力の勢いは増すばかりです。軍隊を持てば他国の侵略の脅威から自由になれるように吹聴されていますがどうでしょうか？
仮想敵国にされた国は逆に先制攻撃を恐れて軍事拡張に走ります。それ見た事かと不要な脅威を煽り日本国内でも防衛費を増やせ、基地を拡張せよと戦前に戻る論調もあります。短絡的に軍事的優位を保つのではなく外交で地道に交渉するほうがずっと戦争を回避できます。戦前日本が国際連盟脱退からABCD包囲網を経て太平洋戦争へと突き進んでいった過ちを再び繰り返してはいけません。もし隣国がかつての日本のように覇権主義を画策していたら、戦争では国民は幸せにならないときちんと伝え平和外交を持って対応しましょう。
沖縄に基地を押し付けるのは止めよう
参議院選挙では沖縄以外圧勝した改憲勢力の自民党ですが、沖縄では違いました。自民党候補は落選しました。本土との温度差が生じた一番の理由として、普天間基地の辺野古移設があります。沖縄では辺野古移設に反対する翁長知事が誕生し何度も日本政府に工事中止を申し入れているにもかかわらず、強行する姿勢を崩していません。奥の手である沖縄の振興予算の減額をちらつかせて無理矢理辺野古移設で決着させようとしています。この事実に目を背けたままで「日米安保は必要だ」とか「在日米軍は日本を守っている」という空論をいくら言っても意味がありません。
沖縄では日常生活の中に戦争が主目的になっている基地の影響が大きく影を落としています。４月には米軍軍属による女性殺害事件が夜８時のウォーキング中に起きました。沖縄の地上戦から７１年を経てもなお沖縄には戦争の傷跡が残っています。基地があることは住民の安心にはつながらず、常に戦争と隣り合わせになります。この道しか無いと安倍首相は呑気に戦争への道をひた走っていますが、国民の安全も担保できない現実を多くの日本人は気付いてほしいと思います。
一部の人間に犠牲を強いる事は公共の福祉ではありません。全ての国民が幸福を追求する権利を日本国憲法１３条では規定しています。沖縄に基地を押し付けるのは止めましょう。
2016年8月20日 バスストップから基地ストップの会とデモ参加者一同
