バスストップから基地ストップの会  

2015年6月以前の記事は http://www.geocities.jp/stopfromstop/ へ。

2016年7月定例デモと申し入れ書

2016-07-17 | 日記

   
7、8、9月は、サマータイム。小田急線相武台前駅4時半出発なので、4時過ぎると、ぽつぽつとみんな集まってきた。
曇り空のデモびより。総勢14名。

参院選の翌日にやんばるの高江のヘリパット工事を再開し、機動隊を出動させるというこの国の暴力政治。
「沖縄の民意を尊重しろ!」のシュプレヒコールの声をあげました。

また、ゲート前では、「この基地がなくなるまで、私たちは毎月デモをして、抗議に来ます!」と。

                                                                         

                                                                                                                                                        

                                                                              
                        申し入れ書


在日米軍司令宮・ 米陸軍第一軍団前万司令部司令官       ジェームズ・パスカレット少将様                                       陸上自衛隊中央即応集団司令官                                       小林 茂 様                                                             座間駐屯地司令                                                      豊田 真 様                                     

7月 10日 に行われた参議院選挙の結果は惨謄たるもので、私たち平和を願う市民にとっては残念なものになってしまいました。けれども、福島をはじめとした東北被災三県で野党統一 の候補が当選し、 鹿児島知事選でも反原発を明確にした知事が誕生するなど、本当にしんどい地域のみなさんはきっばりと安倍政権にNO!をつきつけています。とりわけ沖縄では「オール 沖縄」の闘いが現臓の大臣に10万票もの大差をつけて圧勝しました。沖縄選出の国会議員は 全員が「基地NO!」 ―ここに希望を感じる人々は私たちだけではありません。

しかし政府の対応はどうでしょうか。

沖縄県東村高江では参議院選挙力が終わった7月 11日 未明から工事車両が入り、沖縄県警に加え民間警備会社に守られる中、ヘリパッド建設のための工事が再開されています。連体明けからは辺野古に続き高江にも警視庁はじめ本土からの 500人もの機動隊員が送り込まれてくると言われ、現地は緊張しています。地元や応援に駆 けつけた人々―女性に対しても、機動隊員がわしづかみにしたり、両側から腕を掴み、ガードレールに端に押しつけたり、やりたいほうだいです。警察官は何のためにこうした暴力を振るうのか法的根拠さえ言えないのです。理由もわからずただ命令のままに市民を弾圧する―恥ずかしいし 悲しいと思います。ヤンバルクイナなど希少な動植物が生息する自然の宝庫。繁殖期として工事中断を求められている期間が過ぎ、 そして選挙が終われば直ちに工事を再開する、 露骨なまでに人々をないがしろにする米軍と防衛省、日本政府にはただただ怒りを感じます。

6月 19日 には、95年に続く2度目の沖縄県民大会が開かれ65000人 の人が集まり、 「辺野古新基地にNO! 海兵隊の即時撤去」の意思を表しました。沖縄の人々の民意が何度示 されても、日本政府は受け止めようとせず基地建設に邁進、その結果、20歳の若い命がまた 性暴力の被害の果てに奪われてしまいました。沖縄のみなさんにとっては県民大会を開かざる をえないこと自体が許しがたいことです。

翁長県知事をはじめアピールはどれも思いのこもったものでしたが、とりわけ沖縄の若い人たちの発言は胸を打つものでした。玉城愛さんは「(自分が)あなたのことをここでこうやって発言することを許してほしい」と亡<なった女性に語りかけながら、本土に住む私たちを「第二の加害者はあなた方です」と厳しく断罪しました。聞いていて苦しかったけれど、受け止めなければいけない言葉だと思います。翁長知事による埋め立て承認取り消しに対して「国地方係争処理委員会」はその適法性を判断しないという「結論」を出しました。委員会は国に有利な判断を出そうにもできなかったということだと思います。基地建設絶対反対という沖縄の人々の強い意思がそうさせたのだと思います。安倍政権はもはや工事強行はできません。直ちに基地建設計画自体を断念すべきです。

基地と隣り合わせに生活せざるをえない沖縄の状況は、私たち相模原・座間の市民にとっても他人ごとではありません。毎日爆音の下で命の危険を感じながら暮らす状況に思いを寄せてください。安保法が施行され、改憲を可能とする勢力を得て、政権の暴走に不安を感じる人々の 声にももっと真剣に向き合ってほしいと思います。

私たちの責任、 やるべきこと・できることがあります。 先月のデモは県民大会の前日でした。 解散地の座間の駅前でみんなで歌った「月桃の花」の歌が、 偶然にも翌日の県民大会の最後に歌われるのを聞いて、沖縄のみなさんと思いが繋がった感じがしました。私たちは今日もそしてこれからもあなたたちに私たちの声を届けていきます。


基地はいらない、どこにも! あらゆる軍隊、全ての基地に、そして戦争に反対します。


2016年 7月 15日                          バスストップから基地ストップの会とデモ参加者―同


         

 


 
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