バスストップから基地ストップの会  

2015年6月以前の記事は http://www.geocities.jp/stopfromstop/ へ。

22年11月定例申し入れ行動

2022-11-21 | 日記
 いい天気でした。申入れの最中に、めずらしく米軍兵士が帰って来て、あまりの体格のよさにびっくり。1617人もいる基地従業員に対しては、パワハラがひどいと何度も報道されている。米軍兵士に対してはどうなのだろうか.
 この日は、日米共同統合演習の最終日。18日には鹿児島県の徳之島で上陸訓練が行われ、住民に公開されている。普天間基地のMV-22が徳之島の伊仙町総合グランドに着陸し、陸自の対戦車ヘリAH-64Dが2機、上空を旋回したあとボート10艇、水陸両用装甲車14輌、海自の大型揚陸艦から出たホーバークラフト型揚陸艇も上陸。そして、海上では横須賀基地を母港とするヘリ空母「いずも」が指揮をとったという。
 訓練は年を追うごとに、本格化、大型化している。上陸部隊の援護のために、上空に攻撃ヘリを飛ばしたのははじめてのことだ。住民の不安は相当なものだろう。


 

申 入 書

在日米陸軍司令官・米陸軍第一軍団司令部司令官  ジョエル・B・ヴァウル少将 様
陸上総隊日米共同部長                     豊田 龍二 様
座間駐屯地司令・第四施設群長                   本田 健二 様

 私たちは、座間市、相模原市とその周辺に住む市民です。私たちは基地強化と戦争に反対して、2005年11月末より自主的に、主体的に、毎週水曜日にキャンプ座間正門前での座り込みを、2006年4月からは毎月第3土曜日にはデモを行いキャンプ座間への申し入れを続けてきました。(コロナウイルスの感染拡大により現在はデモを休止しています)
まず9月・10月にも申し入れた発がん性が疑われる有機フッ素化合物「PFAS」の放出について、再び取り上げたいと思います。東京都多摩地域の水道水に使われていた井戸水からも検出されたことから、地元の市民団体が数百人対象の検査を行うと発表しました。汚染の原因究明を求める動きが始まっています。厚木基地での流入については「日米地位協定により十分な調査が認められず、県基地対策課も再度の立ち入り検査を要請している」(県基地対策課 13日東京新聞)とのことですが、住民が安心して暮らすためにもすみやかに調査を進めてくださるよう、強くお願いします。
「台湾有事は日本有事」といった宣伝がなされ、日本各地でも同盟国も参加する訓練が繰り返されています。緊張した状況では小さな出来事が取り返しのつかないことになることを、多くの歴史が示しています。特に南西諸島の住民の方々の不安は想像してさえたまらなくなります。ずっと平和だった島々に日本軍が入ったことで多くの犠牲を出した先の大戦の歴史を思い出してください。
2月に始まったロシアによるウクライナ侵攻は、二か国のみならず世界各地に大きな爪痕をつけ今も続いています。食料や燃料の世界的な高騰はおさまりません。戦場から遠く離れたアフリカの人々にもその影響は襲いかかっています。穀倉地帯ウクライナからの輸入縮小は世界各地の価格の高騰をまねき、もっとも飢えた人たちに重くのしかかります。ドイツはロシアからの天然ガス輸入を止め、停止していた原発3基の再開を決定しました。燃やした後の処分の方法がない核のゴミをこれ以上増やすことは、続く世代に対してあまりにも無責任です。
戦争をこれ以上続けてはなりません。世界終末時計の針を止めるのは、今生きている私たちおとなの義務だと思いませんか。米軍・自衛隊の皆様はどのようにお考えでしょうか?

2022年11月19日    バスストップから基地ストップの会と申し入れ行動参加者一同

  
  17日 与那国島で16式機動戦闘車が初の行動走行訓練 Yahooニュースより
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