バスストップから基地ストップの会  

2015年6月以前の記事は http://www.geocities.jp/stopfromstop/ へ。

2016年4月定例デモと申し入れ書

2016-04-18 | 日記

 今回はマイクの調子が悪かったり、いつもの太鼓がなかったりとハプニングが多かったけれど、延べ16名で「自衛隊は戦争に行くな」「川内原発今すぐ停止」と訴えて1時間半のコースを歩きました。

 熊本の地震は続いています。東日本大震災時には震源から遠く離れたこの地でさえ、私たちは余震にもおびえたのです。今被災地の皆さんはどんなお気持ちなのか・・・せめて川内原発をとめて原発事故への心配だけでも減らすということがなぜできないのか・・・原発が運転しなくてもエネルギー供給には全く問題ないことはこの間十分証明されているのに。「川内原発の運転をとめよう」のコールを、日本中に響かせたい。  

                              

 

                     申  入  書

 

在日米陸軍司令官・米陸軍第一軍団前方司令部司令官               ジェームズ・パスカレット少将 様                 
陸上自衛隊中央即応集団司令官                               川又 弘道 様                               座間駐屯地司令                                        豊田 真  様                                                           

 私達がキャンプ座間を市民の手に返し基地のない平和な町を作りたいとこの申し入れ行動を行い始めてから10年が過ぎました。

 米軍再編にともなう第一陸軍の移駐は立ち消えましたが、日米の軍事行動一体化をめざし自衛隊の海外派遣を推し進める動きはいっそう進められ、自衛隊員は「平和」維持活動のために武力を使うことまで認められてしまいました。

 今、私達は声を大きくして自衛隊の皆さんに訴えます。この町から戦争に行くな、殺すな、殺されるなと。

 国民が自衛隊に望む第一の任務は災害救援です。東日本大震災時をはじめ災害地で救援活動に力を尽くす隊員の姿に胸を打たれた多くの若者が自衛隊をめざしました。命を救う活動だったからです。今年3月の防衛大卒業生の任官拒否は昨年の2倍で卒業生の1割、25年ぶりに多かったといいます。彼らの入学は2012年4月、大震災から1年後の第二次安倍政権の誕生以前のことでした。秘密保護法、戦争法制定と強引に日本を戦争に引きずりこもうとする今の時代に不安を感じるのは当然ではないでしょうか。

 今回の熊本地震でも自衛隊の救援活動は多くの人々から期待され感謝されています。国を守ることが自衛隊の任務なら、自然災害の多いこの国土に住む人々の命を守ることに特化して災害救援隊になることこそすばらしい選択だと思います。異常気象が続く今、国際的にもこのような活動は待ち望まれています。日本が世界に誇れるすばらしい機会です。

 自衛隊のOBからも戦場へ行くなの声は上がっています。マスコミではなかなか取り上げられませんが、それでも地方紙や雑誌などには発表されています。

 自衛隊の皆さん、よく考えてください。あなたはなぜ自衛隊に入ったのか、何を守りたいのか、誰のためなのか。米兵の皆さんも同じです。守りたいのは自分の国に住む多くの人々の命と暮らしではないのでしょうか。イラクやアフガンで戦って多くの富を得たのは誰だったのでしょうか。命を失い心身に傷を負ったのは、戦場となった地域に住む住民と兵士たちでした。

 「命どぅ宝」という沖縄の言葉があります。命が一番大切な宝、命さえあれば希望がみえる、命を粗末にするなという意味です。自衛隊の皆さん、米兵の皆さん、覚えておいてください。

 2016年4月16日 

                                  バスストップから基地ストップの会とデモ参加者一同

 

 

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