バスストップから基地ストップの会  

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2022年4月定例申し入れ行動

2022-04-19 | 日記
 4月17日はバスストップから基地ストップの会から座間キャンプへの定例申し入れ行動日。
 定時の3時半に申し入れ書を受け取りに来たのは、米軍の日本人従業員だけ。13日(水)の座り込みの際にゲート番の日本人従業員に伝え、自衛隊にも伝えますと言われたのに自衛隊員が15分も遅れた。市民との約束に遅れるのはいかにもないがしろにされているようで、腹立たしい。最近にないことである。
 申し入れ書を読み上げている間にも自衛隊の車両が帰ってきたり、まさにゲートの真上をオスプレイが飛ぶなど明らかに基地の機能強化を感じないではいられない。日々テレビに映し出される、ウクライナへの爆撃と市民の虐殺に対しても、「殺すな!」「武器で平和はつくれない!」と訴えて行動したい。
 申し入れのあと仲間から座間市の水道について以下の報告があった。地元の地下水を主体に水道事業を実施している座間市では水がおいしい。ところがこの水源1カ所で、沖縄でも問題になっている国の暫定目標値を超える有害な有機フッ素化合物「PFOS」「PFOA」が検出され、昨年11月から取水を一部停止しているという。さらに日米合同訓練の隠された拡大などの問題もゲート前で訴えられた。
    
    


申 し 入 れ 書

在日米陸軍司令官・米陸軍第一軍団司令部司令官 ジョエル・B・ヴァウル准将 様
陸上総隊日米共同部長               豊田 龍二 様
座間駐屯地司令・第四施設群長           小野 一也 様

私たちは、座間市、相模原市とその周辺に住む市民です。私たちは、基地強化と戦争に反対して,2005年11月末より自主的に、主体的に、毎週水曜日にキャンプ座間正門前での座り込み、2006年4月から毎月第3土曜日にはデモを行い、申し入れを続けてきました。コロナウイルスの感染拡大の影響で、2020年4月からはデモを中止し、5月から申し入れ書のみ届ける行動を続けています。
ロシアのウクライナ侵攻は2/24に始まり,今もウクライナでの戦闘は続いています。ウクライナでは多くの市民が傷つき,亡くなり,街は破壊され,原子力設備も攻撃されたと聞き,多くの方が避難しています。
第2次大戦のときに,日本は天皇制の下に戦争を行い,その結果沖縄では地上戦が行われ,日本だけでなく,いろいろな国に多くの犠牲者が出ました。日本はいまだ,十分な謝罪や補償を行えているとは言えません。今も多くの基地が,狭い沖縄に集中し,神奈川県は第2の基地県と言われています。
戦争は,軍事設備のみを攻撃目標とするといっても,多くの市民が巻き添えになります。また,市民だけでなく戦争に参加した兵士も,のちに精神を病むことが多いのはよく知られています。そして,戦争は一番の自然破壊です。今は温暖化を止めることが重要な課題です。今すぐ,戦闘行為をやめ,対話による解決を求めるべきであると考えます。
また,欧米諸国による,武器の供与,日本も含む経済制裁,日米合同軍事演習などの軍事力強化は,戦争を止めるのではなく,圧力をかけ,戦争を激化させます。これらの圧力をかけることもやめてください。
そして,なにより,ロシアとウクライナとの対等な立場での,対話による解決を求めます。忍耐と関心をもってそれぞれの主張を聞き,謙虚に対話し,自分の立場を相対化し,合意と一致を目指すことが大切だと思います。
国同士の話し合いは,一般の議論とレベルが違うかもしれません。しかし,戦争によって傷つくのは一番弱い立場にいる人です。犠牲となる人を減らすために,今すぐ戦闘をやめて,お互いの主張を聞き,互いに信頼し,具体的な事柄について,1つずつ,時間をかけて,丁寧に,合意点を探っていく努力することを求めます。
まず大切なのは、一人一人の命だと思います。新基地を建設したり、軍備を拡充したりするために財源を使うのではなく、共に生きるにはどうしたらよいかを考え、実現していくことだと思います。平和を作り出すにはどうしたらよいか一緒に考えましょう。戦争や武力、武器は、生命や環境を守ることはできないと考えます。私たちは、この街を、少しでも平和な街に近づけて、次の世代に渡したいと願っています。いつか、基地のない街になることを願います。世界中の人々が、互いの個性、違い、歴史を認め合い、尊重しあい、共に安心して暮らすことのできる平和を強く望みます。私たちは、これからも、あきらめることなく、基地強化に反対していきます。米軍再編に反対していきます。キャンプ座間を市民に返してください。基地のない平和な町を、私たちは望んでいます。
2022年4月16日          
             バスストップから基地ストップの会と申し入れ行動参加者一同

    
コメント
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