バスストップから基地ストップの会  

2015年6月以前の記事は http://www.geocities.jp/stopfromstop/ へ。

2017年12月定例デモと申し入れ書

2017-12-18 | 日記
16日(土)座間キャンプへの定例デモでした。12月にしては比較的暖かい日差しに恵まれ、17名の参加者。時節柄サンタさんの帽子や服装で参加した人もいて、師走の相武台前駅を出発。
保育園や小学校へのあいつぐ米軍戦闘ヘリからの落下物に子どもたちが危険にさらされている。身も心も震える思いで「米軍は飛行を即刻中止しろ!」とコールした。沖縄から帰ったばかりの仲間からは、落下事故直後の現地での怒りの抗議集会に参加した報告があった。また自衛隊と韓国軍が相模湾で合同演習したという信じがたい報告には、メディアに載ってこない事態が進行していることへ改めて恐怖を感じた。
危険がすぐそこに迫っている昨今の情勢の中で、細々でも13年目に突入した「基地はNO!市民に返せ」の行動、絶対に屈しない粘り強い闘いを確認した。(水曜日の座り込み行動は1月3日も有志が集まります)
 
         
      


申 し 入 れ 書

在日米陸軍司令官・米陸軍第一軍団前方司令部司令官 ジェームズ・パスカレット少将様
陸上自衛隊中央即応集団司令官           小林 茂様
座間駐屯地司令                  豊田 真様

私たちは座間市、相模原市とその周辺の市民です。私たちは、基地強化と戦争に反対して、2005年11月末より自主的に、主体的に、毎週水曜日にキャンプ座間正門前での座り込み、2006年4月から毎月第3土曜日にはデモを行い、申し入れを続けてきました。

当初2006年3月末まで続けられればと4人で始めた座り込みですが、様々な方がそれぞれの思いを持ちながら共感し、また興味をもって加わってくれたおかげで、この前の11月末で12年間続いたことになります。私たちの先輩である、辺野古の座り込み・国会前の座り込みも今でも続いています。

私達のデモの横断幕に「だまっていたら100年先も基地の町」というメッセージがありますが、今も米軍のオスプレイや戦闘機など原子力空母の艦載機は日本中を飛び回り、基地強化は続いています。沖縄県宜野湾市では、12月7日には米軍ヘリのものとみられる部品が保育園に落下したのは記憶に新しいです。ところがまたしても12月13日には、CH53から同じ宜野湾市の普天間第二小学校の校庭に1メートル四方の鉄製の枠のついた窓ガラスが落下しました。ちょうど4年生約30人が体育の授業中で、その中の児童一人が風圧によってけがをしました。米軍の落下物による事故に強く抗議します。まさに、基地の町は危険と隣り合わせです。静かな空は帰ってきていません。でも、わたしたちはあきらめません。いつか,基地のフェンスがなくなり、武器や武力によらない平和な町になることを望みます。基地はどこにもいりません。NO BASE! NO WAR!

平和を実現するには、まず、対等で開かれた対話をすること、お互いの違いを認め合い、お互いを尊重しつつ、相手の言葉に真摯に耳を傾け、そして自己を絶対化せずに丁寧に率直に意見交換をすることが大切であると思います。共に生きること、それが平和な世界への一歩であると考えています。戦争や武力、武器は、生命を守ることはできないと考えます。国同士の問題の解決は、軍事力ではなく丁寧な息の長い話し合いによって解決をめざすべきだと考えています。

何回も繰り返しますが、私たちはこの街を、少しでも平和な街に近づけて次の世代に渡したいと願っています。世界中の人々が、互いの個性、違い、歴史を認め合い、尊重しあい、共に安心して暮らすことのできる平和を強く望みます。共に知恵を出し合って、環境を守り、分かち合って、共に生きる方法を考えていきましょう。私たちは、これからも、あきらめることなく、基地強化に反対していきます。米軍再編に反対していきます。キャンプ座間を市民に返してください。基地のない平和な町を、私たちは望んでいます。
2017年12月16日           
バスストップから基地ストップの会とデモ参加者一同 

                 
普天間第二小学校に窓を落下させたCH53E大型輸送ヘリコプターの事故機体 琉球新報ネット版より
コメント
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