バスストップから基地ストップの会  

2015年6月以前の記事は http://www.geocities.jp/stopfromstop/ へ。

2023年5月定例申し入れ行動

2023-05-24 | 日記
 5月20日、バスストップの会からキャンプ座間への申し入れ行動。
 2006年4月から、コロナ感染予防のため一度だけ中断したが、それ以外は毎月続けている。毎週の座り込みとともに仲間に会えて意見を交わすこともできる大切な場だ。今月の参加者は11名。
 広島ではG7サミットが開かれ、G7首脳がそろって原爆資料館を訪れ被爆者とも対話した。しかし中身は非公開で核兵器禁止条約への言葉もなかった。首脳たちの心には被爆者たちの思いが届かなかったのだろうか?どんな説明がなされ、首脳たちは何を見たのだろうか? 

 


申し入れ書

在日米陸軍司令官・米陸軍第一軍団司令部司令官 ジョエル・B・ヴァウル少将 様
陸上総隊日米共同部長              豊田 龍二 様
座間駐屯地司令・第4施設群長         本多健二様

サミットなんてやっている場合ですか?
 アメリカが史上初めてデフォルト(債務不履行)寸前になりバイデン大統領の来日が危ぶまれたG7広島サミット。広島に来るアメリカ大統領はオバマに次ぐ二人目ですがバイデン大統領から原爆投下に対する謝罪は有りませんでした。非人道的兵器を使用した戦争犯罪も勝てば官軍とばかりに有耶無耶にしました。広島出身をアピールする東京生まれの岸田首相は抗議の一つもしていません。それどころか今年度の予算では防衛費関係だけ5兆円弱の増額を決めており戦争を肯定する側に舵を切ろうとしています。3年余りのコロナ禍で国民の生活は困窮に瀕しているのに戦前への回帰でも図ろうとしているのでしょうか。サミットのテーマでは「法の支配に基づく国際秩序」や「グローバル・サウスへの関与の強化」を掲げていますが、どうもしっくりきません。国際秩序と言いながら核クラブが牛耳る国連安保理体制は全く見直される事も無く続く前提になっています。主張が現状から乖離しすぎていて何も改善する気が感じ取れません。
アメリカも日本も戦争を中心にする考え方から脱却しない限り国際社会に平和をという理念からどんどん離れていきます。
広島の岸田と言いながら広島市教育委員会の平和教育教材から「はだしのゲン」を外す事には一言も言及していない。都合の良い時だけ広島を使って戦争犯罪への追及については何も言わない姿勢には幻滅します。軍隊で平和は作れません。そこに生きる人達を大事にしない政治には未来はありません。

酷い国日本
 日本は経済的な先進国であるというかつての幻想が嘘のような現状です。特に外国人に対する扱いは酷すぎます。1993年から始まった技能実習制度では母国に仕送りをしようと日本に夢を見て来日した外国人達をまるで低賃金でコキ使える奴隷のようにして搾取をしまくりました。コロナ禍で技能実習生が来られなくなったら農家の出荷に影響が出る程です。そして難民申請でも入国管理局が非人道的な振る舞いをする事で何人も命を落としました。日本人にとって外国人の扱いはあまり関係が無いと思っている人もいますが人権という概念が無い政府を野放しにすると明日は我が身になります。低所得者への冷たい社会の延長には福祉を切り捨て、軍事費を拡張するという政府はどういう仕打ちを用意しているのでしょう。社会的な弱者を社会のお荷物のように扱う社会は果たして幸福なのでしょうか?
その打開策として他国に対する侵略すれば良いという短絡的な考えには同調できません。
私達は人に優しい社会を作りたいのです。全ての人が生きていけるそれだけで幸せな社会の実現を望みます。
軍事行動では平和は作れません。日本が再び誤った道に行く事に反対します。
 2023年5月20日    バスストップから基地ストップの会と申し入れ参加者一同


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする