バスストップから基地ストップの会  

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2022年5月定例申し入れ行動

2022-05-23 | 日記
5月21日(土)は「バスストップから基地ストップの会」の座間キャンプ申し入れ行動。
3時には相武台前駅を出発。途中から一人増え、ゲート前で一人増え、交流会に間に合った人も加えて、延べ10人が参加。ちょっと、曇り空だったが、雨は降らずにすむ。
座間の体育館前の坂道を自転車で登ってきた高校生のお兄さんたちが、元気に挨拶してくれた。うれしかったあ!元気100倍!
最近別のグループで海老名駅前でスタンディンしたときも、やはり男子高校生のグループにチラシを配ると、受け取りがいい。前には「大丈夫です」と軽くかわされることが多かったが、やはり最近ロシア軍よるウクライナへの、悲惨な爆撃と破壊の報道を見ている影響は大きいといえる。数は多くはないが、真剣に受け止めている青年もいる。コツコツと、しかし早く、わかってもらいたい。他人事ではないことを。

 


申し入れ書

在日米陸軍司令官米陸軍第一軍団司令部司令官ジョエル・B・ヴァウル准将様
陸上総隊日米共同部長 豊田 龍二 様
座間駐屯地司令・第4施設群長 小野 一也 様

今書店の店頭に山と積まれている『戦争は女の顔をしていない』と言う本をご存じですか。日本ではコミックにもされて、若い人から年寄りまで読まれています。ベラルーシのノーベル賞作家でジャーナリストのスヴェトラーナ・アレクシェーヴィッチさんの作品です。ソ連では第2次世界大戦で100万人を超える女性が従軍して、武器を手にして戦ったと言います。戦後は戦争体験をひた隠しに生きてきた女性達の中から、500人以上の従軍女性に戦争の真実を聞き取り、明らかにしたものです。戦争を司令する人にもまた一人一人の兵士、自衛隊員にも読んでもらいたいです。戦争のリアルが伝わります。
毎日テレビや新聞,SNSでロシアのウクライナ侵略の様子が伝えられ、ミサイル攻撃によって住む家、学校、病院、平和な日常を奪われ、命が奪われる様子が伝えられ、一刻も早く戦争をやめてと言う私たちの思いと裏腹に、アメリカやNATOからの武器援助により戦闘はさらに悪化しています。
プーチン政権のロシアを打ち負かすため、アメリカは、多額の武器援助、世界規模の経済制裁を進めて、岸田首相も日米同盟を強化し、アメリカとNATO諸国のがわに立ち、この国の軍事化を強力に進めています。しかし、経済制裁とさらなる武器供与、情報合戦で、戦争はさらにエスカレートしています。世界経済、日本の経済も悪化し、政府の失敗による物価高騰で私たちの生活も苦しくなるばかりです。
必死の外交努力によって、この戦争は回避することができたはずですが、その努力がなされないままに、人殺しの戦争が始まってしまったのです。
過去の大戦の多くのの犠牲者の死の上に生まれた戦争放棄の平和憲法があって、辛うじて自衛隊が殺さず、殺されずに来た日本が、今、軍事大国に変貌しています。
日米政府は、台湾有事をあおり、日米軍事同盟の戦略を強化し、自衛隊の役割を前面に担わせ、大規模な軍事訓練を繰り返し、さらにオーストラリア他の国々と連携を強めています。日本が、敵基地攻撃能力までも広げようとしている事は許せません。 
復帰50年を経てさらに負担が押しつけられる沖縄県の辺野古の新基地建設、環境汚染、米軍犯罪、南西諸島の軍事化、日本全土の日米軍事強化が加速しています。
過去の歴史をふりかえると、戦前の日本が神の軍隊として侵略した国々への反省もなく、また米軍が過去にベトナム、イラク、アフガニスタンなどの国々を侵略してきた戦争への反省もなく、またウクライナの戦争に加担していく、その誤りを繰り返してはなりません。
私たちは日本の憲法という平和の砦を守ります。福島の原発事故後の棄民政策と偽りの復興、汚染水の海洋投棄と言う国策の誤りは、軍事化に突き進む棄民政策と通底しています。今の日本は、体制の違いはあれ、プーチン政権の独裁を許したロシアに似ていると言われます。武器で平和は決して作れません。平和憲法を盾にして、核兵器も原発も許さず、人殺しの軍隊も基地もなくした未来を実現するために、私たちは決してあきらめることはありません。

2022年5月21日
         バスストップから基地ストップの会と申し入れ行動参加者一同



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