buriのフリーランスな日々 

東京武蔵野、赤松や桜、ドングリの木々に囲まれて育ち、原宿で青春をすごした後、中国と深く関わったburiのメモブログ

神戸の洋館

2011年05月14日 | 旅のお話

国の重要文化財である神戸の『旧ハッサム住宅』と「旧小寺家厩舎」を見学しました。
場所は相楽園という神戸市所有の庭園の中にあります。
ここは2年前に時間がなくてよれなかった場所。今回の旅行でどうしても寄りたかったところです。




旧ハッサム住宅は明治35年、イギリス人建築家ハンセルが設計したということで、
1階のアーチ、そして2階のベランダが明治時代に建てられた神戸の洋風建築の特徴を表しているそうです。



また、1階は接客もできる応接室や居間があり、2階は家族の生活の場で、寝室や浴室があり、
使用人や厨房は別棟ということで、生活する家族のプライバシーが守られていたようです。







住宅は北野の異人館街から昭和38年に移築され、神戸市の管轄に入り、近代洋風建築保存の先駆けとなりました。
ボランティアガイドのAさんが、常に洋風建築保存には莫大なお金がかかるんですよ、と
言っていましたが、明治の建物を現在も当時の姿を失わせずに守っていくことは、お金の面、保守技術の面で
相当な苦労があると思います。
阪神淡路大震災の時にレンガ積みの煙突が室内に落下して、屋根や天井、床が破損したそうですが、今はきれいに
補修されています。



小寺家の厩舎は明治43年頃建築されたそうで、河合浩蔵氏の設計です。
全体的にはどっしりとした感じですが、円形の塔や急勾配の屋根、と屋根の小窓など変化に富み
ヨーロッパの雰囲気が感じられます。






さて、その後、元町の方に坂を下っていきました。
途中、フランスルネサンス様式の建物で明治45年にできた兵庫県公館を見学。
(自由に入れます)



自分自身はとっても満足のいく、神戸のお散歩となりました。




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最初の写真は旧ハッサム邸2階から見た小寺家厩舎の円形の塔












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