2007年9月6日
4時30分起床。空は高曇り。
層雲峡からロープウェイ利用で黒岳を往復する予定だったが、6時の運転開始まで時間もあるので予定を変更して銀泉台から赤岳を往復することにする。
カーラジオでは台風が伊豆諸島に接近との情報。秋雨前線が北海道付近に停滞しているらしい。なんとか下山まで天気がもってほしいと願う。
5時45分。銀泉台駐車場出発。
標高1500mの銀泉台はちょうど樹林帯から潅木帯に植生が変化するあたり。
観光道路を暫く進み登山道に入ると大雪らしいナナカマドと這松の斜面が広がる。まだ緑が主体だがほんのりと赤く色づき始めていた。
いくつかのお花畑を越えて東大雪のやまなみを眺めながら歩いてゆく。
上部の紅葉もまだ一部で始まった段階だが、場所によってはナナカマドが真っ赤に色づいているところもある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/2c/622c98218b4bc50f6357e11e5a2d9b95.jpg)
昨日歩いた東大雪。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/a6/a03abebffd1ba696521b122176840086.jpg)
初秋のチングルマ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/d1/6e436c901c358cee4af79db2cbf113e9.jpg)
上部もまだ色づき始めたばかり。
7時19分。赤岳山頂。
表大雪の山々が目に飛び込んでくる。雲は高く視界は良好。
静かに広がる表大雪の景色に対峙し、こっちの胸は興奮で沸き立っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/55/0854bb3a15bf6cf15ba846591f289ff1.jpg)
赤岳から旭岳方面。左手に白雲岳が見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/3d/801066e1b62bc655a3b650a6ffc5a3d0.jpg)
北鎮岳。
赤岳からの眺望だけでも十分満足なのだが、何か物足りない…
赤岳からではトムラウシと十勝連峰が見えない。
時間は早いし、白雲岳が目の前なので、ここは白雲まで足を延ばそう。
途中、小泉岳の平原の向こうにトムラウシの頭が見えてくると、興奮とともに心が踊る。十勝連峰もよく見えている。
ただ、小雨がポツポツとあたり始めたのが気がかり。早く白雲岳に立たないとトムラウシが煙雨の中に消えてしまうぞ。
8時07分。火口グラウンドを横切って白雲岳の山頂に立つ。
のびやかな高根ヶ原の向こうに堂々としたトムラウシ。
しばらくその絶景を楽しんでいると、雲間から日が差して高根ヶ原にスポットライトが当たる。素晴らしい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/e1/5bcac3f0a4d327ad3b7512bff6e18666.jpg)
高根ヶ原の向こうにトムラウシ、こんにちは。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/c0/67b27c0165c4ccc910261db5b0c3781c.jpg)
高原沼の上部に日が差し込む。
高根ヶ原では一足早く紅葉が進んでおり、赤い絨毯のようになったところも。
9月の大雪にしては暖かいと思われる、気温13度。
時間を忘れて山を眺めては写真を撮る。
高曇りのおかげで遠望がよく効いて、阿寒から知床連山も遠くに確認出来た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/c4/f0e96fe5b9c92b45151e4d703892b09c.jpg)
遥かなる十勝連峰。草紅葉が金色に輝く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/d6/dcd73503cf9b09f1e82beefefbd13c58.jpg)
旭岳中腹の地塘群。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/ca/ee71fc3e19abd161c175df6bacd5ab03.jpg)
トムラウシから富良野岳へ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/0d/15292303296d0291e7a924cafd4ded89.jpg)
縞模様。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/7b/7801955e257e18147ec9fdbd723627c1.jpg)
いつかまた歩いてみたい道。
だれもいない山頂で1時間ほど過ごした。
このまま下山せずに、ここでずっと山を見続けていたい。
しかし早めに下山しないと夕刻の友人との待ち合わせに間に合わない。
9時15分下山開始。
岩陰からチュン、とナキウサギのような鳴き声がするが姿は見えず。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/e7/800d225b1f991d8331fbf313e19b8612.jpg)
凌雲岳、黒岳方面。ちらほらと縦走パーティが歩いておられた。
小泉岳から後ろを振り返りトムラウシ、十勝連峰の見納め。
北側の北鎮岳の右手には利尻山もぼんやり浮かんで見える。
10時13分。赤岳通過。
左足の筋肉の痛みが大きくなる。初日の藻琴山で駆け足をして痛めてしまったのかもしれない。マメも作ってしまったようで、かなり靴の中が痛い。12時には銀泉台に戻らないと夕方までに中標津に着かないのだが。
気持ちは焦る一方で、名残惜しさから写真撮影にも時間も割かなければならない。一時、パラパラっと雨に降られた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/6d/8b99e9961a7307739a927a3350d9a8e0.jpg)
緑の中の紅葉も鮮やかでいい。
11時58分。銀泉台到着。
簡単に荷物をまとめて車のエンジンをかけた。
レンタカーのカーナビでは中標津到着予想は16時30分。なんとか間に合いそうだ。
ルートは石北峠を越えて北見から美幌へ。雨が降り出した美幌峠であげいもを食べて空腹を満たし、弟子屈を経由して中標津に到着したのは17時。約束の時間には間に合った。
レンタカーを返却したあと、営業所まで迎えに来てくれた友人の車で温泉に連れて行ってもらう。久しぶりに再会した友人と露天風呂でくつろぐ。
夜は友人夫婦宅で改めて再会を祝し乾杯。すばらしい料理でもてなしていただき、柔らかな布団でぐっすりと眠る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/91/d976adfcfe54d638947f10a3ec1eb76d.jpg)
カシミール3Dにより作成。
4時30分起床。空は高曇り。
層雲峡からロープウェイ利用で黒岳を往復する予定だったが、6時の運転開始まで時間もあるので予定を変更して銀泉台から赤岳を往復することにする。
カーラジオでは台風が伊豆諸島に接近との情報。秋雨前線が北海道付近に停滞しているらしい。なんとか下山まで天気がもってほしいと願う。
5時45分。銀泉台駐車場出発。
標高1500mの銀泉台はちょうど樹林帯から潅木帯に植生が変化するあたり。
観光道路を暫く進み登山道に入ると大雪らしいナナカマドと這松の斜面が広がる。まだ緑が主体だがほんのりと赤く色づき始めていた。
いくつかのお花畑を越えて東大雪のやまなみを眺めながら歩いてゆく。
上部の紅葉もまだ一部で始まった段階だが、場所によってはナナカマドが真っ赤に色づいているところもある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/2c/622c98218b4bc50f6357e11e5a2d9b95.jpg)
昨日歩いた東大雪。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/a6/a03abebffd1ba696521b122176840086.jpg)
初秋のチングルマ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/d1/6e436c901c358cee4af79db2cbf113e9.jpg)
上部もまだ色づき始めたばかり。
7時19分。赤岳山頂。
表大雪の山々が目に飛び込んでくる。雲は高く視界は良好。
静かに広がる表大雪の景色に対峙し、こっちの胸は興奮で沸き立っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/55/0854bb3a15bf6cf15ba846591f289ff1.jpg)
赤岳から旭岳方面。左手に白雲岳が見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/3d/801066e1b62bc655a3b650a6ffc5a3d0.jpg)
北鎮岳。
赤岳からの眺望だけでも十分満足なのだが、何か物足りない…
赤岳からではトムラウシと十勝連峰が見えない。
時間は早いし、白雲岳が目の前なので、ここは白雲まで足を延ばそう。
途中、小泉岳の平原の向こうにトムラウシの頭が見えてくると、興奮とともに心が踊る。十勝連峰もよく見えている。
ただ、小雨がポツポツとあたり始めたのが気がかり。早く白雲岳に立たないとトムラウシが煙雨の中に消えてしまうぞ。
8時07分。火口グラウンドを横切って白雲岳の山頂に立つ。
のびやかな高根ヶ原の向こうに堂々としたトムラウシ。
しばらくその絶景を楽しんでいると、雲間から日が差して高根ヶ原にスポットライトが当たる。素晴らしい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/e1/5bcac3f0a4d327ad3b7512bff6e18666.jpg)
高根ヶ原の向こうにトムラウシ、こんにちは。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/c0/67b27c0165c4ccc910261db5b0c3781c.jpg)
高原沼の上部に日が差し込む。
高根ヶ原では一足早く紅葉が進んでおり、赤い絨毯のようになったところも。
9月の大雪にしては暖かいと思われる、気温13度。
時間を忘れて山を眺めては写真を撮る。
高曇りのおかげで遠望がよく効いて、阿寒から知床連山も遠くに確認出来た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/c4/f0e96fe5b9c92b45151e4d703892b09c.jpg)
遥かなる十勝連峰。草紅葉が金色に輝く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/d6/dcd73503cf9b09f1e82beefefbd13c58.jpg)
旭岳中腹の地塘群。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/ca/ee71fc3e19abd161c175df6bacd5ab03.jpg)
トムラウシから富良野岳へ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/0d/15292303296d0291e7a924cafd4ded89.jpg)
縞模様。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/7b/7801955e257e18147ec9fdbd723627c1.jpg)
いつかまた歩いてみたい道。
だれもいない山頂で1時間ほど過ごした。
このまま下山せずに、ここでずっと山を見続けていたい。
しかし早めに下山しないと夕刻の友人との待ち合わせに間に合わない。
9時15分下山開始。
岩陰からチュン、とナキウサギのような鳴き声がするが姿は見えず。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/e7/800d225b1f991d8331fbf313e19b8612.jpg)
凌雲岳、黒岳方面。ちらほらと縦走パーティが歩いておられた。
小泉岳から後ろを振り返りトムラウシ、十勝連峰の見納め。
北側の北鎮岳の右手には利尻山もぼんやり浮かんで見える。
10時13分。赤岳通過。
左足の筋肉の痛みが大きくなる。初日の藻琴山で駆け足をして痛めてしまったのかもしれない。マメも作ってしまったようで、かなり靴の中が痛い。12時には銀泉台に戻らないと夕方までに中標津に着かないのだが。
気持ちは焦る一方で、名残惜しさから写真撮影にも時間も割かなければならない。一時、パラパラっと雨に降られた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/6d/8b99e9961a7307739a927a3350d9a8e0.jpg)
緑の中の紅葉も鮮やかでいい。
11時58分。銀泉台到着。
簡単に荷物をまとめて車のエンジンをかけた。
レンタカーのカーナビでは中標津到着予想は16時30分。なんとか間に合いそうだ。
ルートは石北峠を越えて北見から美幌へ。雨が降り出した美幌峠であげいもを食べて空腹を満たし、弟子屈を経由して中標津に到着したのは17時。約束の時間には間に合った。
レンタカーを返却したあと、営業所まで迎えに来てくれた友人の車で温泉に連れて行ってもらう。久しぶりに再会した友人と露天風呂でくつろぐ。
夜は友人夫婦宅で改めて再会を祝し乾杯。すばらしい料理でもてなしていただき、柔らかな布団でぐっすりと眠る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/91/d976adfcfe54d638947f10a3ec1eb76d.jpg)
カシミール3Dにより作成。
昨年見たすんばらしい景色が蘇ったよ。
私も銀泉台→赤岳コース行ってみたいと思ってた。
このブログで行った気になっておきます。
考えてみたら、すごいロングドライブを経て、うちに辿り着いてたんだね。しかも登山の後で。しかも急かしてしまってたのねm(__)m。
改めて、お疲れ様でした!!
それと、北海道の道を走っているだけでも幸せなので、ロングドライブなんてなんも気になりません。到着すればいつもおいしいお料理が待ってるしね