TREK&RIDE

山と自転車!

十勝岳

2010-12-21 | 登山
9月25日 曇り

当初は富良野岳に登るつもりで富良野にやってきたが、雪が積もってしまったので十勝岳の方が登りやすい気がしてプラン変更。
前夜、美瑛の街に下りて地図かガイド本を探してみたが入手できなかった。
またもY氏に「夏山ガイドのイラスト求む」とお願いして画像ゲット。Dちゃんありがとう、地図は無くともこれで記憶が蘇った。

夜は望岳台で車中泊。5時起床、5時半出発。
先に2パーティが歩いていったがいずれも美瑛岳方向だった。
今日は時間が無い。14時頃には札幌に戻らなければならない。
急いで歩けば十勝岳往復くらいなんとかなるだろう。

避難小屋で足元に積雪が現れ始める。避難小屋の中は随分綺麗だった。
積雪は3~5㎝、前日の降雪の中も登山者がいたようで所々に踏み跡が残っている。
一部アイスになっていてスリッピーなのに注意しながら急ぐ。



グラウンド火口の縁に着くと雪をまぶした十勝岳が真正面に見える。
高曇りで光が薄いこの日の十勝岳は黒と白の二色だけでまさに水墨画の美しさである。
曲線美。幾恵に重なる滑らかな曲線が十勝岳の優美な姿の素なのかもしれない。
美瑛岳の方に目を転じれば、そこは月面のような荒々しさで、これもまた素晴らしい。
今日は富良野岳をパスして十勝岳に変更して良かった。

十勝岳の山頂部、標高も2,000m近くになると風が強くなってくる。
秋山ハイク装備では身を切るような冷たさだが、ピリッとして心地よい。


十勝岳山頂は風強し。
展望はすこぶる良い。北の大雪からトムラウシ、南は富良野岳や下ホロ。
芦別の向こうには無意根山や札幌岳。羊蹄山も頭だけ出している。

合羽1枚では耐えられない寒さ、時間も無いので早々に下山開始。
10㎝くらいの積雪があるので、軽くジャンプしながらツボ足でズボズボと軽快に下れ楽しい。

下山中に団体さんに声をかけられる。
「下で待ってる女性のお連れの方ですね?もう山頂行ってきたんですか?」って
「独りですけど…」
避難小屋に下るとその女性が待っていた。50代半ばの…
なぜ?

望岳台に下山して駐車場に下り立つ最後の1ステップで左足をグキッと挫いた。
荷物を整理して、さて帰りましょう。
なんとか時間もありそうなので美瑛方向へ大回り。ちょこっと丘の景色を楽しんで富良野へ向かう。



富芦トンネル経由で三笠ICから道央道。14時ちょっと過ぎて札幌に到着。
今回の北海道旅行の行程もこれでほぼ終了。
夜はススキノで予定を入れていたので風呂に入れてもらって一休みしてから市内へレンタカーを返しに行く。16時返却だから忙しい。
道庁近くで車を返し、約束の時間まで3時間ほどあるので秀岳荘まで歩いてお買い物。
暇潰しにはもってこいの秀岳荘。買いたいものは特になかったので買物バックほか小物2点ほどを購入しておしまい。

ススキノは…なんか疲れました。御前様になって友人と帰宅。ふぅ~

翌朝、北の幸満載の朝食をいただいて札幌を後にする。
知床でウニ丼を食えんかった…と土産にウニまで持たせてくれた。

思い出の山々を巡りながら変わりゆくもの変わらないものを感じた1週間の北の旅だった。(おわり)

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1 コメント

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Percenta (Percenta)
2020-08-05 01:55:33
暇潰しにはもってこいの秀岳荘。買いたいものは特になかったので買物バックほか小物2点ほどを購入しておしまい。
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