Pa'Lante!(パランテ!)

ジャズじゃ、ロックじゃ、サルサじゃ、ソウルじゃ、ファンクじゃ、歌謡曲じゃ、ジャージャー。

スティーヴン・スティルスの最初のソロ・アルバム。

2006-01-11 00:23:33 | West Coast Rock
豪雪ジャケットというコトで一つヨロシクお願い致します。腕、まくってますが。

スティーヴン・スティルス(Stephen Stills)
「Stephen Stills」(1970)

1970年11月発表。

ワタシが購入したのは、多分16歳の時。
1986年。
多分、当時、国内で新品は流通してなかった。
ウエスト・コースト・ロック受難の時代。
こんな傑作でも、地方中小都市ではねぇ、買えなかったんですよ、まともには。
どうやって手に入れたのかは憶えてません。
中古か、または、トカイの方との「売ります買います」ですね。多分「週刊FM」で。

しかし、買ったのはイイけど、ジャケットが汚れてましてねぇ。
何か饐えたニオイもしたし。

でも、音。
カッコ良かったんですよ。
今聴いても、文句ナシね。

このヒトの声。
グルーヴします。
最高ね。

ギター、オルガン。
ダイナミック。躍動。
最高ね。

ゲスト。
豪華。最高ね。

ジミヘン。クラプトン。
ジョン・セバスチャン。
キャス・エリオット。
・・・・・・スゲェ!!!

そして。ぇェえ?
ビートルズから!?
・・・・・・・・・スゲェ!
・・・。
リンゴ・スター!!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
リンゴ。
・・・・・・・・。・・・。
・・・・・・スター。・・・・・・。
ビートルズだ・・・。
・・・・・・。・・・間違い、ナイ。

長くなりますが、ついて来て下さい。

コレは、とてもいいアルバムです。
スティーヴン・スティルスというヒトは、シリアス一辺倒の方が受けた、あの時代に、平気でエンターテインメントな音も作るヒトだったと思うのデス。

「音を」じゃなくて、「音も」デス。
シリアス方面の傑作も多いんですよ。ホントは。
ただ、どうしても対比されるのがニール・ヤング。

なんかブが悪い。
スティルスは言ってみれば正統派。
ヤングは個性派。
アートの世界では、スティルスの方がフツウっぽいからブが悪い。
不運デあります。

でも、このアルバムは、70年代前半のスティルスが如何にスゴかったかを、イヤでも知らしめてくれる傑作アルバムだと思います。聴くべし。聴くべし。聴くべし。後志。(←北海道ギャグ)

キャッチーでポップでパワフルな冒頭の「Love The One You're With」。
コレは世界で唯一の「ラテン・ゴスペル・ロック」。
ブレイク後のオルガンもたまらん。
スティールドラムもたまらん。
必殺ゴスペル・コーラス軍団。たまらん。

ジミヘンとの対決。
「Old Times Good Times」。
文句無しのカッコよさ。
寿命ではスティルス。
文句無しで勝った。
音は互角か?(スティルスはオルガンだが)

渋いけどグルーヴ、スゴいよ~。「Go Back Home」。
クラプトン先生のギターと、スティルスのボーカルに聴き惚れますワ。
カッコえええええ!!!!!

アコースティック・ギターとボーカルだけのブルース色の強い「Black Queen」。
ど傑作!!!
カッコええええええええええぇぇぇエええぇぇ!!!!!
コノォ天才!!!!!
このアルバムのハイライトだと思います。

そりゃぁ、唯一無二だとかは思いませんけどねぇ、このアルバム、やっぱ傑作ですよ。
70年代ロック名盤としてもっと有名盤になって欲しいモンです。

そして昨日も書きましたが、スティーヴン・スティルス。
再評価されて欲しいもんです。
ゴオォォオ~!!!!!

(・・・昨日、書いてなかった。・・・。)


Stephen Stills
Stephen Stills
Atlantic / Wea

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2 コメント

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うをを~ (Chunky)
2006-01-12 01:43:03
こんばんは。

Stillsで引き続き盛り上がっているなんてすてきです。

このアルバムはすごいです。

「Black Queen」は心に残ります。酔っ払った勢いで一発で録ったという曲です。

現在の日本でのStillsの評価の低さは何なんでしょうか。というか、知られていない。

Neil Youngに影響されているmusicianは声をあげるけれど、Stillsに影響を受けている人はおとなしいのでしょうか??

秋くらいのTower Records のキャンペーンのパンフにこのアルバムが含まれていました。地道に普及活動をしている人もいるのですね。
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Unknown (bugalu)
2006-01-12 07:25:16
Chunkyさん、こんちには。



このアルバム、やっぱり傑作ですよね。

つい最近も、「も一回聴きたい!」となりまして、三回連続して聴いてしまいました。

「Black Queen」は酔った勢いで録ったんですか?

凄いですね。

アコースティックでありながら強烈なロックで、滅茶カッコいいですよね。

スティルスの知名度の低さは、本当に何故なんでしょうねぇ?演奏力の高さが仇なのかもしれないとか、思ったりはします。若いロック・ファンって、結構、演奏力が高いヒトを嫌うじゃないですか。「ヤツはテクニックしかない」とか言って

もう少しヘタな方が良かったのかも・・・。
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