Pa'Lante!(パランテ!)

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リズム・セクション。宇宙代表。

2005-08-30 23:52:40 | Salsa / New York Latin
マニー・オケンド&リブレ(Manny Oquendo & Libre)
「Con Ritmo...Con Salsa」(1976)

遂に出た!!!
真打ち登場!!!
ココにはグルーヴの神髄があります。イヤになるくらいあります。

マニー・オケンドは1940年代から活躍する、ティンバレスを中心としてプレイするパーカッショニスト。ハッキリ言って大王です。ヒトのレベルを超えてオリマス。
そして、リブレの大番頭、アンディ・ゴンザレス(Andy Gonzalez)は、1960年代から活躍を続けておりますが、コチラはニューヨーク・ラテンが生んだ、ポピュラー・ミュージック界を代表するベースの神様でアリマス。
マニー・オケンド&リブレを聴くと言うコトは、極論をすると、コノ二人の産み出すグルーヴを浴びるというコトでもあります。

そして、この二人の特徴とは・・・・・。
ソウデス!
何と言っても、音数が少ない!!!
この大王と神様のコンビは、最小限の音で最大限のグルーヴを産み出す天才でゴザイマス。そして、ズッシリとした、遅いヘヴィなテンポでグルーヴを産み出す天才でもアリマス。

冒頭の「Lamento Borincano」から、凄まじいグルーヴの嵐でゴザイマスが、ぜひ多くの皆様に一聴して欲しいのが「Donna Lee」!!!
かの、チャーリー・パーカー(Charlie Parker)が書いた、ビバップのアノ有名曲デスネ。
通常、コノ曲をカヴァーする時は、スリリングなコノ難曲を如何にスピードに乗せてスマートに聴かせるかとういトコロに腐心する訳で、速いテンポで演奏するのが当たり前。というか、速いテンポでしか普通聴いたコトがない。
が。
彼らのカヴァーは前代未聞。スローモーションでお送りする「Donna Lee」でゴザイマス。初めて聴いたとき、アタシャ、ハッキリ言って腰抜かすかと思った!!!
こんなのアリなのか?スゴイ・・・。こんなテンポで何でこんなにスリリング?・・・スゴイ。カッコええ・・・・・・!!!!!

あ、さて、ワタシは、ラテン判官贔屓とか、一切抜きで思うのでアリマスが、全ての打楽器奏者と、全てのベース・プレイヤーは、彼らの演奏を聴くべきだと思います。
音数少なくして成り立つグルーヴというのは、やはり強いが、このレベル(前人未到のレベルでっせ。)に達した、彼らは何をどうやったって、グルーヴさせるコトができる。

彼らは今も現役バリバリで、特に、まだ若い(と言っても、もうオジイチャンな年だが)アンディ・ゴンザレスは、アチコチに引っ張りダコなので、このバンド以外でもアチコチで演奏を聴かせてくれる。
アナタが仮にサルサやラテンに興味が無くても、彼らの演奏は、世界一美味しくて世界一栄養があるので、摂取した方が身のためでゴザイマス。
ホエホエ。
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