Pa'Lante!(パランテ!)

ジャズじゃ、ロックじゃ、サルサじゃ、ソウルじゃ、ファンクじゃ、歌謡曲じゃ、ジャージャー。

『Giant Force』(1980)。ココらは正にサルサのてっぺんでしょう。

2008-02-09 21:10:24 | Salsa / New York Latin
レイ・バレット(Ray Barretto)
『Giant Force』(1980)

なんだか、スっとぼけたジャケ写でありながら、中身はモノスゴイ!
切迫だらけの、オソロしく研ぎ澄まされた、スリル満点サルサ!
(繰り返すようですが、ジャケットのスっとぼけ具合もスリル満点。)

特にスゲェ鳥肌楽曲は、タイトル曲「Fuerza Gigante(Giant Force)」。とても80年代に入っていたとは思えないブチ切れハード・サルサ。洗練からエネルギーがハミ出している凄まじさ。

「Tus Mentiras」もスゴイ。こちらは、基本的に、ハミ出してはいないけど、激情で直角が歪みそうなサウンド。それなのに、洗練されている。ん~、かっこイイ。

ちなみに、前後作である、79年の『Rican/Struction』、82年の『Rhythm Of Life』もモノスゴイ作品です。60年代末から70年代アタマの、草創期のサルサが持っていたモノ凄いエネルギーはそのままにして、見事に洗練されたサウンドのコレらは正にサルサの頂点でしょう。この頃のレイ・バレットは何度目かの絶頂期を迎えていたんでしょうね。こんな音楽にナマで接することのできた当時のニューヨークのヒトたちがワタシは羨ましい。本気で羨ましい。

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6 コメント

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90s のティンバ (赤蝮銀次郎)
2008-02-12 03:43:10
ニューヨークは、90年代の、ティンバの流行も見物でしたよ。
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Unknown (京都人)
2008-02-12 21:59:48
前作『Rican/Struction』の陰に隠れてしまうせいか、何となく目立たない
ような気もするのですが、これも充実作ですね。
82年頃のこんな映像もあります。
Fuerza Gigante : http://www.youtube.com/watch?v=QtimMvRuVMs
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ティンバ (bugalu)
2008-02-12 22:30:22
赤蝮銀次郎さん。

あの頃、ニッポンのサルサ・ファンの間でも、キューバのサルサ・ドゥーラ~ティンバは大流行でした。
ニューヨークでも同様だったのですね・・・。

でも、ワタシ、実はティンバは、サルサの系列のなかでは、苦手ジャンルなのです・・・(^^;
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Unknown (bugalu)
2008-02-12 22:34:59
京都人さん。

このアルバム、前作の影に隠れ、さらに一曲目が、インパクトに欠ける(かなり素晴らしいトラックなのですが、「インパクト」は弱い・・・)為か、少々影が薄い感はありますね。内容は濃いんですけどね。

この映像はスバラシイですね。
こんなのを集めてDVDにしてもらえたら、即、買うんですけどね。無理なんでしょうね。
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なーんだ (赤蝮銀次郎)
2008-02-13 05:54:12
こっちでも同じだったんですか。
羨ましがらせてやろうと思ったのに。
ちぇっ。
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羨ましいっスよ。 (bugalu)
2008-02-13 22:27:19
赤蝮銀次郎さん。

同じって言っても、流行の規模が違うと思います。コッチは狭~い一部のニンゲンの間での流行ですから。

それから、NYの90年代をご存知ってだけでも、ワタシ、羨ましいっスよ。
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