Pa'Lante!(パランテ!)

ジャズじゃ、ロックじゃ、サルサじゃ、ソウルじゃ、ファンクじゃ、歌謡曲じゃ、ジャージャー。

マンボは「粋」である!

2005-05-15 16:58:45 | Latin American Music
今日はラテンの大名盤!
ティト・プエンテ(Tito Puente)大師匠の代表作「Dance Mania」(1958)です。

実は、このアルバムは、テンテルダイジン、本名アマテラスオオカミ(天照大神)がアマの岩戸にお隠れになった時に、困った周りのヒト(神サマ)が、「楽しそうな宴を開けば、出てくるんじゃねぇの?」といって開いた宴会で掛けられたレコードなのではないかと、ワタクシ密かに疑っております。時は1958年、昭和でいうと33年、場所は米国、ニューヨーク。もちろん志ん生師匠が現役の頃でゴザイマス。
まあ、とにかく聴いて下さい。
陽気なラテンサウンドっていうヤツでゴザイマスが、そこに、都会の夜の陰影が美しくもお洒落に響いてます。あなた、分かりますね?
これが「粋」ってモンでしょう。
マンボって実は粋な音楽なんですね。マナジリ釣り上げた野暮な音楽にはない、余裕ってのがあります。もちろん、おマヌケとも親類関係にあるマンボですが、一方で、「粋」の一族でもあるのです。ティト・プエンテはその中でも「粋」の代表格。同じ頃、通り一つ隔てて盛り上がっていた、ジャズと同じニューヨークの夜の空気の中で成熟したティト・プエンテのマンボ。分かるでしょう?
サウンド的には、御大ご本人の超タイトなティンバレスが、ビッグバンド全体をシャキッとさせていますし、これは聴き手(踊り手)の背骨も確実にシャキッとしますね。クローズドなボイシングを多用したホーンのアンサンブルもとてもタイト。当然、テンポは踊りやすい速さに設定されておりますので、安心して踊って頂けます。
これを聴いて踊りたくならないなら、あなた、人生を楽しめないじゃないですか!
今日は、この「Dance Mania」を聴いて、踊ってしまえ!(三浦洋一風)
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