イーグルスを初めて聴くなら、ベスト盤は避けて頂きたい。
恐縮ながら、『Desperado』(1973)と、『Hotel California』(1976)を聴く方が、二枚組のベスト盤を聴くより良いと進言申し上げます。
理由は二つ。
一つ目の理由は、言わずと知れた「ベスト盤の選曲の問題」でありまして、要するに「アルバム聴かねえでイーグルスの良さが分かるかッ、ギーっ。」と言う事ですね。ベスト盤だと、どうしても、グレン・フライ=ドン・ヘンリー作品ばっかりになって、バーニー・リードンやランディ・マイズナーのスンバラシイ曲が聴けないのよ。「そりゃ、マズイナー」とマイズナーも言った筈です。
で、もう一つは、「ヤツらの(と言うよりレコード会社のか)ベスト盤商法にゲンコツだコノヤローッ」という事であります。
大体、何なんだ、2003年に出た『The Complete Greatest Hits』と言うムダに二枚組のヤツは。
コレです。↓↓↓↓↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/fc/61df803343b00f2f870bb711a78683ae.jpg)
アマゾンによると「このCD2枚組は、すでに定盤となっている『Eagles - Their Greatest Hits 1971-1975』と『The Eagles Greatest Hits, Vol. 2』では物足らず、ボックス・セット『Selected Works: 1972-1999』では持て余してしまうというファンのためのコンパクトなオプション」だそうですが、6枚しかアルバム出してないバンドに二枚組のベストなんか要るもんか。しかも、選曲がヘン。「Love Will Keep Us Alive」なんて、ベスト盤に入れる曲かっての、ギーっ。コンナもん買う暇があったら、オリジナル・アルバムに着手しましょうね。
『Desperado』(1973)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/03/3d5d627f64df8be70624ca269d5804f2.jpg)
「Doolin-Dalton」と「Tequila Sunrise」と「Desperado」しか入っていないアルバムと思われているフシがある。確かに、それらはスンバラシイ曲だが、真の素晴らしさは、ベスト盤選曲から毎回漏れる「Twenty-One」「Out Of Control」「Certain Kind Of Fool」「Saturday Night」「Bitter Creek」を聴かなければ分からない。
なんと言っても「Twenty-One」だ。最高にスカっとするカントリー・ロック。いや、ブルー・グラス・ロックと言うべきか。「Desperado(instrumental)」と共にバーニー・リードンのバンジョーのグルーヴを見せつけられる。たまらん。
ランディ・マイズナーのハイトーン・ヴォーカルがスバラシイ「Certain Kind Of Fool」も外してはイケナイ一曲。埃っぽい西部の景色と銃が見事に見えて来る。そして、強調しておきますが、ランディ・マイズナーは素晴らしい歌い手です。この曲を聴かずにイーグルスを聴いた気になってはいけない。
フライ=ヘンリーのコンビの曲でも、「Out Of Control」がいつも選に漏れるのは何故だ?この曲は、どう聴いても、イーグルス史上最高のR&Rなのに。同じR&R路線でも「James Dean」とか「Heartache Tonight」とかの方が、シングルだからイイってか?そんなコトもあるまいに。
この曲では、コーラスを活かしたアレンジのセンスの良さも光る。3コーラス目にだけ入る、ギターのリフの如きコーラス。決して難しいコトはやっていないが、Cメロ後に高揚感が持続するのは、この声によるリフの効き目がデカイ。
と、このように、アルバムを聴けば「やるじゃないか、イーグルス」と、なるのでありますが、ベスト盤選曲ではこうはならない。
だからイーグルスはアルバムを聴くべし。
『Hotel California』(1976)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/d5/429533c5f64a34f87c32fc2a5d5db6ec.jpg)
↑コチラの問答無用系名盤については、五ヶ月後に書きますので、今日は割愛させて頂きます。
本日は、文章に少々ナカヤマヤスキ風が見えましたね。
恐縮です。
恐縮ながら、『Desperado』(1973)と、『Hotel California』(1976)を聴く方が、二枚組のベスト盤を聴くより良いと進言申し上げます。
理由は二つ。
一つ目の理由は、言わずと知れた「ベスト盤の選曲の問題」でありまして、要するに「アルバム聴かねえでイーグルスの良さが分かるかッ、ギーっ。」と言う事ですね。ベスト盤だと、どうしても、グレン・フライ=ドン・ヘンリー作品ばっかりになって、バーニー・リードンやランディ・マイズナーのスンバラシイ曲が聴けないのよ。「そりゃ、マズイナー」とマイズナーも言った筈です。
で、もう一つは、「ヤツらの(と言うよりレコード会社のか)ベスト盤商法にゲンコツだコノヤローッ」という事であります。
大体、何なんだ、2003年に出た『The Complete Greatest Hits』と言うムダに二枚組のヤツは。
コレです。↓↓↓↓↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/fc/61df803343b00f2f870bb711a78683ae.jpg)
アマゾンによると「このCD2枚組は、すでに定盤となっている『Eagles - Their Greatest Hits 1971-1975』と『The Eagles Greatest Hits, Vol. 2』では物足らず、ボックス・セット『Selected Works: 1972-1999』では持て余してしまうというファンのためのコンパクトなオプション」だそうですが、6枚しかアルバム出してないバンドに二枚組のベストなんか要るもんか。しかも、選曲がヘン。「Love Will Keep Us Alive」なんて、ベスト盤に入れる曲かっての、ギーっ。コンナもん買う暇があったら、オリジナル・アルバムに着手しましょうね。
『Desperado』(1973)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/03/3d5d627f64df8be70624ca269d5804f2.jpg)
「Doolin-Dalton」と「Tequila Sunrise」と「Desperado」しか入っていないアルバムと思われているフシがある。確かに、それらはスンバラシイ曲だが、真の素晴らしさは、ベスト盤選曲から毎回漏れる「Twenty-One」「Out Of Control」「Certain Kind Of Fool」「Saturday Night」「Bitter Creek」を聴かなければ分からない。
なんと言っても「Twenty-One」だ。最高にスカっとするカントリー・ロック。いや、ブルー・グラス・ロックと言うべきか。「Desperado(instrumental)」と共にバーニー・リードンのバンジョーのグルーヴを見せつけられる。たまらん。
ランディ・マイズナーのハイトーン・ヴォーカルがスバラシイ「Certain Kind Of Fool」も外してはイケナイ一曲。埃っぽい西部の景色と銃が見事に見えて来る。そして、強調しておきますが、ランディ・マイズナーは素晴らしい歌い手です。この曲を聴かずにイーグルスを聴いた気になってはいけない。
フライ=ヘンリーのコンビの曲でも、「Out Of Control」がいつも選に漏れるのは何故だ?この曲は、どう聴いても、イーグルス史上最高のR&Rなのに。同じR&R路線でも「James Dean」とか「Heartache Tonight」とかの方が、シングルだからイイってか?そんなコトもあるまいに。
この曲では、コーラスを活かしたアレンジのセンスの良さも光る。3コーラス目にだけ入る、ギターのリフの如きコーラス。決して難しいコトはやっていないが、Cメロ後に高揚感が持続するのは、この声によるリフの効き目がデカイ。
と、このように、アルバムを聴けば「やるじゃないか、イーグルス」と、なるのでありますが、ベスト盤選曲ではこうはならない。
だからイーグルスはアルバムを聴くべし。
『Hotel California』(1976)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/d5/429533c5f64a34f87c32fc2a5d5db6ec.jpg)
↑コチラの問答無用系名盤については、五ヶ月後に書きますので、今日は割愛させて頂きます。
本日は、文章に少々ナカヤマヤスキ風が見えましたね。
恐縮です。
と言っても、オリジナルアルバムは持っている上で買いました。デジタル・リマスターだから音がいいかなあと、それだけの理由ですが。
ベスト盤の選曲には首を傾げる内容の物が実に多いですよね。僕も不満を持つ選曲のが多かったので、昔はカセットやMDで「
自分だけの究極のベスト盤」をよく作ったものです。
オリジナルアルバムの「隠れた名曲」を探す楽しみもありますよね。
ワタシもこのベスト持ってるんです。
実は速攻でゲットしました。(大汗)
イーグルスのベスト盤は、アナログも含めると実は5種類購入しまして・・・。
自分だけのベストは、カセットで良く作りました。イーグルスについては、89年にワタシが作ったベストが、世界的に見ても最も正しいベストであると、現在自負しております。(その自負は3秒後に解除しますが)
将来的にはバーニー・リードンを追ってイーグルスに再到達するかもしれないです。その時は迷わずオリジナルのアルバムをゲットしたいと思います。
イーグルスの最近のベスト盤には困りました。
ベスト盤でしか聴けない曲とかもあったりするので買うしかないのです。
でも、やっぱりベスト盤自体はあんまり聴きません。実に不経済です。
(と言うコトは彼らにとっては、とっても経済だと言うコトですね。)
コメント・TB有難うございました。
指摘された通りかもしれません。このベストはさすがに持ってませんが。(^^;本当は1stから記事にしようか迷ったんですが一人でも多く興味を示して、知ってる曲があれば聴いてもらえるかなぁと思っただけで・・・。
どうやってイーグルスに興味を持って貰おうかと考えた結果が、ワタシの場合、たまたま、すーさんとは逆でした
イーグルスって、ベストか『Hotel California』までしか聴かないヒトが多いと思うので、こんな書き方をしたんですけど、カクイウ私も88年くらいに出たベスト盤を随分オススメしてました
どうぞ、またお越しクダサイね。