ぶーくん読書録

今まで読んできた本について、いろいろ書いてみる。
ほとんど、ネタバレ!!

聖白虎伝〈1〉復讐の序章 古龍

2011年04月18日 | 小説-アジア-
1999年
エニックスアジアンファンタジーノヴェルズ


古龍の翻訳本は少ないので、見つければ必ず購入していたが、この本だけは買いそびれていた。
そして、ようやく手に入れたのだが、
この本は、今読むのがベストであるので、”今”手に入ったのかもしれない。

と、言うのもこの本には他の古龍の作品の登場人物の名前が多数出てくる。
陸小鳳シリーズの登場人物、楚留香シリーズ ・小李飛刀シリーズ
マーベラス・ツインズなどである。
多分、この本を先に読んでいたら、わからない名前があった為、”今”読む本だったんだな~と思ったのだ。

大風堂の三大堂主の一人、趙簡(ちょうかん)の跡取り息子趙無忌(ちょうむき)の祝言日に
何者かに殺害され首を取られてしまう。
その日は、祝言でもあり大風堂の面々があつまり敵の入り込む隙もましてや殺害現場の部屋は無忌と少数の人間しか知らない場所であった。

無忌は父親を殺害したのは、同じ大風堂の三大堂主の一人、上官刀だった。
上官刀は事件後姿を消し、父親のかたき討ちの為、無忌は旅に出ることになるが、
今の無忌は上官刀の敵ではない。
そこで、無忌は上官刀に対抗できる剣を習得すべく九崋山へ向かう。

一方、無忌の妹、千千と無忌の許嫁、鳳娘は無忌を追って九華山へ旅立つ、
二人の案内には曲平という大風堂の情報係をしている青年が同行することになるのだが・・

たくさんの事件や人物をぎゅうぎゅう詰めにしているので、
若干わかりにくい部分や、展開が早すぎて時折立ち止まらないとわからなくなる部分がある。
まぁ・・古龍特有のハチャメチャアクションって感じでしょうか・・・

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