ぶーくん読書録

今まで読んできた本について、いろいろ書いてみる。
ほとんど、ネタバレ!!

不知火海 内田康夫

2005年12月16日 | 内田 康夫
2002年11月
講談社ノベルズ
人目を避けるように暮らしていた男、米村が失踪し桐の箱を坂本に託す。
ところが、米村の失踪と坂本が米村に紹介したモデルの千恵が一緒に行方をくらましてしまうのだ。
そして、その桐の箱を開けると中から出てきたのは、石炭を噛みしめた髑髏だった。髑髏をもてあました、坂本が光彦のもとへ相談に行き桐の箱からモナザイトという放射性物質を発見する。
モナザイトと桐の箱ももとの収容物である壺から、米村の過去が明るみになる。そして、米村の父親の死の原因である炭坑の事故と同日に起った列車事故で祖父をなくしている千恵が米村との運命を感じ、不知火に魅せられていくのだ。
モナザイトをめぐり、米村を追う男達の影がちらほらする中光彦がとった、解決方法は・・・・

藍色回廊殺人事件 内田康夫

2005年12月16日 | 内田 康夫
2000年10月
講談社ノベルズ
今回の浅見光彦のルポの題は「四国八十八ヶ所」である。
その取材中十二年前にあった車の転落事故について不思議な話しを聞く。
男女1組が車の中から発見され、車の天井には「殺される」の文字があったのだ。地蔵寺であった女性とその姉、かずら橋であった十二年前の事故で亡くなった女性の妹、そして、十二年前の事故でなくなった男性のフィアンセの女性と出会い、吉野川の第十堰問題に行き着く。
河口堰の工事に関連する、建設会社の原沢が別荘で不審な死を遂げる、原沢とそれを取り巻く女性達の関係、そして、話は十二年前の車の転落事故の真相へと導かれていくのだ。

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