新年らしい華やかさです。
昨日ご紹介した手織りずしのお店に入るまで時間があったので、近所を散策してみました。
この辺りは祇園祭の時に屏風などが公開されるところで、近年減ってきているとは言え、町家がたくさん残っている地域です。
普通の家かと思ったらステーキのお店だったりします。
確かこの辺りで室町幕府が開かれたんですよね。あちこちで古い民家が残っている場所を見てきましたが、やはり京都の充実度はダントツで、大都会だったんだなと改めて思います。古いものを守るためには、お金とたくさんの人の尽力が必要ですから。
1枚目の写真の軒先にある灯り。実際に使用した形跡があるのが凄いですね。もしかして今も現役かも。
昨日も書いた通り、この辺は呉服関連のお店が多く、明治大正頃は問屋街的な場所だったこともあるみたいです。なので、大通りに近づくと、洋館が増えてきます。
文椿ビルヂング。
和洋折衷? こちらは現在カフェのようです。
おなじみヴォリーズ建築でしょうか。
実は、この立派な建物に取り付けられた看板を読んでびっくり仰天。この辺りは平安の昔、三条南殿と呼ばれる、いわゆる御所があった所だったんです
鳥羽上皇のお住まいだったそうで、(大河ドラマ『平清盛』で三上博史さんが演じていましたね。モンスター後白河上皇の陰に隠れて可哀想でした)かの源頼朝が出仕していたこともあるとか。
財閥系の瀟洒なホテルに外資系カフェが立ち並ぶモダンな地域にそんな歴史があったとは。さすが京都は奥深いです。