初嵐電♪
京都内での移動はもっぱらバスなのですが、以前から気になっていた嵐電についに乗車です!
友禅のポールに囲まれた嵐山駅。
さすが屈指の観光地だけあって、嵐山駅前は土産物やに足湯まであり、楽しいところです。乗客は半分は観光ですが、意外にふつうのお客さんも多いです。
出発進行~。
一両編成の列車は、降車時にボタンで知らせるなどバスっぽいつくり。料金は降車時に支払いますが、ワンマン運転なので運転手さんが全部を取りしきり、なかなか大変そうです。
あらゆる支払いシステムに対応
のどかです。
き・れ・い。
嵐電は正式には京福電気鉄道。嵐山―四条大宮間を走る本線と、帷子ノ辻から分かれて北野白梅町までいく北野線からなります。走行速度はあくまでゆっくり、駅間の所要時間は平均2分と、このせわしない現代では考えられない時間空間感覚の列車です。
ところどころ単線になっていて、同じ駅名のホームがこのようにはす向かいになっていたりします。
思いっきり住宅街を抜けていくので、市民の足として使われていると思われます。すり抜けていく景色は、鎌倉の江ノ電と似たところがありますね。
今年4月1日に新設されたばかりの「撮影所前」。もちろん太秦撮影所のことです。
神社の入り口に駅があったりして、感覚としてはホントにバスです。また、常盤、鳴滝、宇多野など、和歌や歌舞伎などに出てくる名前が駅名なのも風情があってgoodです。
鳴滝―宇多野間にある桜のトンネル。両脇が全部桜だそうです。これは咲いたら見応えありますね。電柱が木製なのもレトロです。
龍安寺駅。
そもそも、以前に龍安寺を訪れた時に、この龍安寺駅前を通りかかって、なんてカワイイ駅なんだろうと思ったのが、嵐電に興味を持ったきっかけでした。
あれから10年。ずいぶんかかりました(笑)
龍安寺を散策した後は、再び帷子ノ辻まで戻って本線に乗り換えます。北野線は仁和寺や妙心寺、龍安寺に等持院など観光地を走るのに比べ、こちらは市中へ突入します。すると、あらら・・・。
お疲れ様です!
ど直線。
そうなんです。いきなり線路が無くなって道路を走り始めました。山ノ内駅なんて線路の両側に少し高くなったコンクリがあるだけで、知らなければただのでっぱり。とても駅だなんて思えません。これは市電の名残なのでしょうか。
到着。
のどかな景勝地から古刹、それから都心へと実にバラエティに富んだ旅でした。今度は端から順番に降りてひとり「途中下車の旅」をやってみたいです
次はどこへ行こうかな。