「夏が来る」以来の、久しぶりのパブリックアートです。
場所は大阪市、淀屋橋のビル街。青木野枝さんの作品でタイトルは『空の粒子/パッセージ2015』。
青木野枝さんは東京を中心に活動されている方で、『空の粒子』というタイトルでいくつか作品を発表されているようです。
空気中の粒子をひっぱり出して、ぐいぐいっと伸ばして固めました、みたいな感じですね。材料はコールテン鉄だそうですが、ラインの滑らかさとランダムな円の集合体がふわりとした柔らかさを醸し出していて、周りの景観にしっくりとなじんでいます。
影だけ見ると、作品に葉っぱが繁っているみたい。
鉄と言われると冷たい金属なイメージですが、熱を加えたら溶けるし、熱い時に押せば曲がるし、このオブジェにも表情があって、してみると生きものといっていいのかな、と思います。
夕暮れのひととき。丸いフォルムが意外にメルヘンな風景です。皆さま、きょうも一日お疲れ様でした。