元サラリーマンの植物ウォッチング第6弾。写真はクリックすると大きくなります。
多摩ニュータウン植物記Part6
アキザキヤツシロラン・5~開花
薄暗い雑木林で咲き始めた「アキザキヤツシロラン(秋咲八代蘭)」。ラン科オニノヤガラ属の多年草で自身に葉緑素を持たずクヌギタケ属やホウライタケ属など特定の菌種とのみ共生する多年性菌従属栄養植物。先日ここで蕾を確認していたので開花を待っていた。草丈は9~10センチで花径は1.5センチほど。ラン科植物の花被片は6枚だが、本種は背萼片、側花弁、側萼片が合着して筒状になっている。筒の中の下部は唇弁で上部は雌蕊と雄蕊が合着した蕊柱になる。筒状になった花被片の表面にはイボ状の突起があるが、良く似たクロヤツシロランには突起が見られない。
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アメリカアワゴケ
オオバコ科(←アワゴケ科)アワゴケ属の「アメリカアワゴケ(亜米利加泡苔)」。北アメリカ原産の一年草で庭や路傍などのやや湿った裸地に生育している。昭和60年(1985年)に横浜市で最初に確認されその後大阪や沖縄などでも確認されている。葉は長楕円形で対生し長さは2~5ミリ。花期は5~7月で雌雄異花。果実は軍配状の4分果になる。撮る時には小さ過ぎてわからなかったが、写真中央右側に果実らしきものが写っている。これは南大沢駅前商業施設のコンテナ花壇のもの。
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