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ツクツクボウシタケ・3~大塚西公園

 ここ数日、台風や低気圧の影響で天候不順となりなかなかスッキリした秋空が見えない。雑木林ではアブラゼミの鳴き声がツクツクボウシやヒグラシに変わり秋の気配が感じられる。
 写真は大塚西公園の道端に伸びてきた「ツクツクボウシタケ(つくつく法師茸)」。バッカクキン(麦角菌)科イサリア属の“冬虫夏草”でその名の通りツクツクボウシの幼虫に寄生する。これはまだ出始めで地上部は1センチほどだがこのあと2~3センチに成長する。去年はいせまいり公園で見つけたものを掘り実際にセミの幼虫の頭部に繋がっているのを確認した。

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ツルニンジン・2~長沼公園

 長沼公園“野猿の尾根道”で咲き始めた「ツルニンジン(蔓人参)」。キキョウ科ツルニンジン属のつる性多年草で長さ5センチほどの筒状の花を咲かせる。花冠の先端は5裂し反り返っている。花冠の内側の紫褐色の斑点を爺様のそばかすに見立てて「ジイソブ(爺そぶ)」とも呼ぶ。写真で見ると同属のバアソブとそっくりだが、大きさが全く異なるので実際に見れば違いはすぐにわかる。
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オオブタクサ・2~雌花序

 鑓水小山緑地の遊歩道脇でまるで樹林のように群生している「オオブタクサ(大豚草)」。北アメリカ原産の一年草で草丈は3メートル以上にもなる。茎の上部に雄花を総状に付け雌花は雄花序の基部の葉腋に数個付く。写真は雌花で2裂した柱頭が確認できる。花後に稔る釣鐘状の偽果は6つの稜とツノ状の突起がある
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