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ムラサキナツフジ

 嫁入谷戸の民家で見掛けた黒っぽい花。これはマメ科ナツフジ属の「ムラサキナツフジ(紫夏藤)」で奄美諸島など南国に分布するつる性常緑木本。花序はフジナツフジのように下垂せず上向きになる。台湾から持ち込まれることがあり「タイワンサッコウフジ(台湾錯甲藤)」とも呼ばれている。
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コヒガンバナ・2~種子

 上柚木の“多摩ニュータウン上柚木優先分譲地公園”に毎年咲く「コヒガンバナ(小彼岸花)」。ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草で、ヒガンバナよりは1ヶ月ほど早く咲き、3倍体のヒガンバナと違いコヒガンバナは2倍体で果実が出来る。これまで果実は確認していたが熟すまでに草刈りが行われて種子の観察ができていなかった。今年はまだ草刈りが行われておらず、果実のひとつを剥いてみると中に直径8~9ミリの黒い種子があった。
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ミツバアケビ・1~果実

 長池公園外周の“よこやまの道”で見つけた「ミツバアケビ(三葉木通)」。アケビ科アケビ属のつる性落葉木本でアケビが5小葉になるのに対して本種は小葉が3枚の掌状になる。果実は液果で長さは8~10センチ。厚い皮の中に甘いゼリー状の果肉があり種子を包んでいる。写真のものは内部は野鳥に喰われて残っていなかったが、藪の奥に熟した果実がひとつ残っていたので少し味見をさせてもらった。ちなみにアケビとミツバアケビの自然交雑種のゴヨウアケビには果実が稔らない。
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