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ノコンギク・1~奥高尾

 奥高尾“一丁平”付近の陽当たりの良い登山道に群生している「ノコンギク(野紺菊)」。キク科シオン属の多年草で北海道から九州まで広く分布し日本の野菊の代表格になる。草丈は50~60センチで頭花は直径2.5センチほど。舌状花は淡紫色を帯びることが多い。ヨメナ属との決定的な違いは果実に長い冠毛があるのでわかり易い。シロヨメナ(シオン属)に良く似ているが、シロヨメナの頭花は少し小さく半日陰地に生育している。またノコンギクの葉は明るい緑色だがシロヨメナの葉はややくすんいる。
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アブノメ・4~閉鎖花の果実

 オオバコ科(←ゴマノハグサ科)アブノメ属の「アブノメ(虻の目)」。本州以南の水田や湿地に生育する一年草で、8~10月で茎の上部の葉腋から花柄を伸ばして小さな花を咲かせる。アブノメはこの開放花の他、茎の下部の葉腋に閉鎖花を付ける。開放花には1センチほどの花柄があるが閉鎖花は葉腋に直接付いていて花柄は無い。写真は閉鎖花の果実で直径は2ミリほど。
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