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ヨウラクラン・1~裏高尾

 ラン科ヨウラクラン属の「ヨウラクラン(瓔珞蘭)」。宮城県以南の暖温帯の樹幹や岩に着生する常緑性多年草で人里近くでも見られる。やや多肉質の葉の間から長さ4~5センチの穂状花序を出し、直径3~4ミリの小さな花を多数付ける。花期は4~6月だが肉眼で見ても咲いているのかどうかわからないほどとにかく小さい。世界最小のランは“プラティステレ・ユンゲルマンニオイデス(Platystele jungermannioides )”や“プラティステレ・ステノスタキア(Platystele stenostachya)” などだが、これも最小部類と言えるだろう。これは裏高尾“駒木野公園”のもの。
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ムカゴサイシン・1~開花

 ラン科ムカゴサイシン属の「ムカゴサイシン(零余子細辛)」。草丈は5~6センチで初夏に花茎を出して小さな花を咲かせ花後に5角形の葉を展開する。昨夏にその葉を見ていたので開花を待っていた。花は長さ1センチほどで唇弁と側花弁は白色で紫色の斑点がある。
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アイイロニワゼキショウ・1~交差点

 東京都立大学東交差点付近の道端に咲いている「アイイロニワゼキショウ(藍色庭石菖)」。アヤメ科ニワゼキショウ属の多年草で「ルリニワゼキショウ(瑠璃庭石菖)」とも呼ばれている。普通のニワゼキショウと異なり花被片の先端が更に細くなり糸状になっている。当地では長池公園、大塚東公園などでも見られる。
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ツルウメモドキ・2~雄花序

 長池公園“里山”の田の脇に生育している「ツルウメモドキ(蔓梅擬)」。ニシキギ科ツルウメモドキ属のつる性落葉木本で雌雄異株。春に葉腋に集散花序を出し数個の花を咲かせる。写真は雄花で直径7~8ミリ。花は淡い緑色で葉に隠れて目立たず、雌花は秋の派手な果実でその場所を覚えておけば花期に見られるが、雄花はその気になって探さないとなかなか見つからない。
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イトツメクサ・1~閉鎖花

 長池公園“見附橋”で見られる「イトツメクサ(糸爪草)」。ナデシコ科ツメクサ属の越年草でヨーロッパ原産。昭和17年(1942年)に広島県で発見され、その後各地で帰化が確認されている。草丈は4~5センチまででアスファルトの隙間などに直径5~10センチのクシャクシャとした株を作っている。同属のツメクサの花期は春~夏であるのに対して本種は春しか見られない。閉鎖花が多く5枚の萼片は長さ2ミリほどで表面には微細な毛がある。
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