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ユリノキ・1~鑓水神子沢緑地

 鑓水神子沢緑地付近は「ユリノキ(百合の木)」の街路樹が長く続いている。街路樹は定期的に剪定されるのでその花は少なくなりまた高い枝に付くことが多い。ところがこの株だけ低い枝にたくさんの花を咲かせていた。去年の果実もまだたくさん残っている。一番外側の花被片には花の基部から蜜が浸み出していて、指で触り舐めてみるととても甘い。ユリノキの英名は“Tulip Tree”で、花の様子はチューリップにそっくりだが、日本に入ってきた明治時代にはまだチューリップがあまり知られていなかったため“百合の木”になった。今はそのまま「チューリップノキ」とも呼ばれている。
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アゼスゲ

 ワクチンの2回目接種をして2日目だが体調に変化は無く平熱。接種部位に痛みが出て来たのは1回目と同じだがこれは明日には収まるだろう。
 写真は田の畦や湿地などに生育する「アゼスゲ(畦菅)」。カヤツリグサ科スゲ属の多年草で草丈は50~60センチ。地中に根茎を伸ばして群生する。花期は4~6月で茎の上部に小穂を付け上部の1~2個の小穂は雄性で側小穂は雌性になる。これは長池公園“第1デッキ”のもの。
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キハダ・2~内皮

 ミカン科キハダ属の「キハダ(黄檗・黄膚)」。コルク質の表皮の下に鮮やかな黄色の内皮があることから名付けられている。この内皮を乾燥させたものが生薬の“黄檗”で、健胃整腸剤として利用されるほか、打ち身や捻挫、腰痛などにも薬効がある。中国ではこの生薬を服用すると地上の仙人、すなわち“地仙”になると言われている。また黄檗色(きはだいろ)と呼ばれる黄色い染料として利用される。
 キハダ(=黄檗)を多く産出するのは中国福建省安渓県の“黄檗山”であり、京都宇治の“黄檗山萬福寺”にもキハダが植えられている。高校の修学旅行で一度訪れたことがあるが、その時に食べた普茶料理(精進料理)を今でも覚えている。
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