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ムシトリマンテマ・1~開花

 ナデシコ科マンテマ属の「ムシトリマンテマ(虫捕まんてま)」。花は夜行性で日中に咲くムシトリナデシコシロバナマンテマとは全く違う花。手持ちの図鑑には掲載が無くインターネット検索でもほとんどムシトリナデシコやシロバナマンテマなどが出てくる。
 一昨年、松が谷高校付近の道端で初めて果実を見て、昨年は夕方に何回か見に行ったが結局その花は見られなかった。真夜中に見に行くわけにもいかず、その種子を採取して庭の植木鉢にパラパラと蒔いておいた。すると今年の春に花茎がグングン伸びてきて先端についに蕾のようなものが出来た。昨年はこれを閉鎖花かも知れないと疑ったが、午後5時頃に見てみると直径3~4ミリの小さな花が咲いているのに気付いた。花弁は5枚で先端が2裂してハート形になっている。“虫捕り”の名が付くが食虫植物ではなく茎を触るとネバネバするので名付けられている。昨年は7月頃に確認に来ていたが花期は思っていたよりずいぶん早い。翌朝には花弁の残骸も全く見えず咲いたという痕跡は残っていなかった。
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オオカワヂシャ・1~大栗川

 大栗川“望地橋”付近の水辺に生育している「オオカワヂシャ(大川萵苣)」。オオバコ科(←クワガタソウ科)クワガタソウ属の多年草でヨーロッパ~アジア原産の帰化植物。各地の河川や水田で繁殖しており外来生物法により“特定外来生物”に指定されている。草丈は40~50センチで花径は4~5ミリ。同属のカワヂシャは花色が淡紫色で花冠の筋は薄い。
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アオオニタビラコ

 下柚木の道端に生えている「アオオニタビラコ(青鬼田平子)」。キク科オニタビラオ属の越年草で草丈は50~60センチ。中には1メートル近くになるものもある。最近はオニタビラコを“赤鬼”と“青鬼”に区別しており、先日は“赤鬼”を掲載した。アオオニタビラコは花茎が多数出て茎葉は付かない。またロゼットには赤い部分が無く明るい緑色になる。頭花の直径は12~13ミリでアカオニタビラコよりも大きい。
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