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ナギイカダ・4~果実

 キジカクシ科(←ナギイカダ科・ユリ科)ナギイカダ属の「ナギイカダ(梛筏)」。雌雄異株で花期は春。冬に直径1センチほどの果実が赤く稔る。葉のように見えるものは末端の茎が葉のように変化した“葉状枝”で先端は鋭いトゲ状になっている。当地では3ヶ所でナギイカダを見ているがどれも果実が見当たらず、ずっと果実を探していた。これも来年の宿題になるところだったが、やっと年末に見つけることができた。果実は液果で中に種子が1~2個入っている。
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ムクノキ・3~長池公園外周

 長池公園外周の長池小学校入口交差点付近に生育している「ムクノキ(椋木)」。アサ科(←ニレ科)ムクノキ属の落葉高木で春に目立たない小さな花を咲かせ果実は晩秋に稔る。長池公園では尾根幹線口付近で見ていたが、この日ここにあるのに気付いた。果実は直径1センチほどで黒紫色に熟すと甘くて美味しい。ムクドリが好んで食べると言うが、この実はどの野鳥にも大人気。ムクノキの葉には“珪酸”が含まれていて、桐箪笥や象牙などの表面研磨に利用されてきており、その名前は“磨く(=むく)”が由来ともされている。
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