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チドリノキ・1~裏高尾

 ムクロジ科(←カエデ科)カエデ属の「チドリノキ(千鳥の木)」。本州~九州の林縁や沢沿いなど水気の多い場所に生育する落葉小高木で雌雄異株。葉だけを見るととてもカエデ属とは思えない。名前の由来は翼のある果実を千鳥が飛ぶ姿に見立てたという。葉身は10~15センチで平行する葉脈が20~25対ありサワシバやクマシデに似ているので、別名「ヤマシバカエデ(山柴楓)」とも呼ばれる。サワシデやクマシデの葉は互生するのに対し、チドリノキは対生する。これは裏高尾“日影沢”沿いのもの。
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サネカズラ・3~万松寺谷戸

 万松寺谷戸付近の野道で見掛けた「サネカズラ(実葛)」。マツブサ科サネカズラ属のつる性常緑木本で一粒の果実は直径5~6ミリ。名前の由来は“美しい実が出来る蔓”の意味で、昔は蔓から粘液を採り整髪料として利用していたので「ビナンカズラ(美男蔓)」とも呼ばれている。
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