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イヌブナ・7~ひこばえ

 高尾山“1号路”の山頂付近に生育する「イヌブナ(犬ぶな※)」。ブナ科ブナ属の落葉高木で樹高は20メートル以上になる。写真はわかりにくいが中央にイヌブナが2本あり残念ながらどちらも主幹は枯死している。しかしその根元から数本の“ひこばえ(蘖)”が成長し株立ちしている。イヌブナは幹の寿命は短いが萌芽力が旺盛で主幹が枯死してもこの“ひこばえ”によって生命が繋がれていく。ちなみに“ひこばえ”とは樹の根元から生える若芽のことで、主たる幹に“孫(ひこ)”が“生える”という意味。
 ※ぶなの漢字は木へんに無。
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カラマツ

 マツ科カラマツ属の「カラマツ(落葉松・唐松)」。北海道~中部地方の亜高山帯や高山帯に生育する落葉高木。成長が早く樹形も整うため、明治時代以降、カラマツによる造林が各地で行われた。日本の針葉樹の中では唯一落葉するので、標高の高い場所などではこの時期に“カラマツの黄葉”が見られる。
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