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1日1冊108円・・・・・・最近そうでもない。

テイルズ オブ シンフォニア 久遠の輝き1 矢島さら 2004年1月1日 エンターブレイン 

2015-05-17 11:55:58 | テイルズ
幼い頃に、ドワーフに助けられて育てられた少年・ロイド。彼の友人コレットは、衰退しつつある世界を救う<神子>として、再生の旅に出ることになった。そんな彼女の旅に、無理矢理同行するロイドだったが・・・・・・!? 大人気RPG『テイルズ オブ シンフォニア』のノベライズがファミ通文庫に登場!! 全4巻でロイドの冒険を描きます!!
裏表紙より。
「アビス」の本を読んでからの~「シンフォニア」。
ゲーム(GC版)はクリア経験あり。もっとも、4周して「時期尚早」を取ってない程度にしか遊んでないけど。

さて、1巻の中身を「ゲームの流れ」で説明すると、
「旅立ち」
「ディザイアン(?)の基地からの脱出」
「火の封印を解放」
「豚コキャの報復に牧場を爆破」
「水の封印を解放」
以上。ゲームで言えばね。


かつて世界の中心に、マナを生む大樹があった。
しかし争いで樹は枯れ、
かわりに勇者の命がマナになった。
それを嘆いた女神は、天へ消えた。
この時女神は天使を遣わした。

「私が眠れば、世界は滅ぶ。私を目覚めさせよ」
天使は神子を生み、神子は天へ続く塔を目指す。
これが世界再生の始まりである――。
ゲームで聞いた時は「おやぁ?」と思った文章。内容云々ではなく


プロローグ

「くそっ。どうにもならないのかよ」
 ロイドのつぶやきが、風にちぎれた。
プロローグでこの場面をちら見せ・・・だと・・・。
ああああああ・・・・・・だよ、いきなり。不意打ちすぎる。


イセリア村に住む<神子>コレット。もうすぐ16歳の誕生日というある日、村の外にある聖堂で神託の光が輝く。親友のロイド、ジーニアスと共に聖堂の様子を見に行くと・・・
「・・・・・・神子さまをお護りできずに・・・・・・む、無念で・・・・・・す・・・・・・」
「祭司長、さま?」
「・・・・・・コレット」
 ロイドが小さく首を振る。
「ダメだ。もう息がない」
「うそでしょっ!?」
 ジーニアスは、恐ろしげに聖堂を見上げる。
流石は死んで死んで死にまくるRPG
どうやら聖堂には、人間を家畜のように扱うハーフエルフ「ディザイアン」がいる模様。
 コレットはうつむき、唇をかんでいたが、やがてすっと立ち上がる。
「行くね、私」
「な、なにいってのる。あそこにはディザイアンがいるんだよ!」
「うん・・・・・・。でも、預言の日には神託を受けるのが私の役目だから。行かなくちゃ」
・・・
こんなイイ子に誰がした。

でも今聖堂に行ったら祭司長のように殺されてしまうのは明らか・・・!
ちょ、ちょっと、ロイド。なんとかいってよ。コレットひとりで行かせる気?」
 あたふたしているジーニアスを横目で見、ロイドは祭司長の亡骸を抱き上げると、通路の端にそっと寝かせる。
「『平和な世界が生まれるように、みんなで努力しよう』」
「え?」
「ドワーフの誓い、第一番だ。親父がいつもいってる。俺も行くよ、コレット。ジーニアスはここで、祭司長についててやるか?」
ロイド△。
こんなの尻込みするか、ジーニアスも巻き込む奴が大半だろうに・・・。
ジーニアスも「自分から行くと言える」のは根性あるわ。
30ページも進んでないのに、友情が炸裂し過ぎだろ。


やっぱり聖堂の前で待ち構えていた「ディザイアン」。
「ディザイアン、か。まあいい。ふははっ」
伏線ktkr。
じゃあお前たちは一体なにイアンなんだ・・・!?


案の定ロイドたちは殺されそうになるも、
「まるで」
「ダレかが仕組んだかのようなタイミングで現れた」
「おじさん」
略してマダオに助けられる。
「私はクラトス。傭兵だ。相応の金さえ用意してもらえれば、神子の護衛を引き受けよう。私の腕は見ての通りだ」
「金、か」
 ファイドラはほんの少しの間考えていたが、意を決したように告げた。
「背に腹は代えられん、ということだな。神子に万一のことがあっては大変じゃ・・・・・・お願いするとしようか」
「ディザイアン(?)」のリーダー格ボータと『知り合いらしい』という、怪しさ満点のクラトスマダオに、<神子>の護衛を頼むコレットの祖母ファイドラ。
もう少しお考えたになられた方がよろしいのでは・・・ああ、「自分と子ども3人」じゃ「凄腕の傭兵」にはとても敵わないという冷静な判断か。
今回の件は、「イセリア」は近隣の「ディザイアン」とは不可侵条約を結んでいるという油断がよくなかった訳で、危機管理・安全対策は常に意識しておくことが大切だという教訓として頂きたいですね。



聖堂の祭壇についた4人は「天使」と対面。
「我が名はレミエル――マナの血族の娘コレットを、新たな神子として天に導く、クルシスの天使」
挿絵wwwレミエルさまイケメンすぎワロタwww
ゲームじゃ声も見た目もオッサンだったじゃんかよ!www

「うかがいたいことがあるのです!あなた・・・・・・レミエルさまは、本当に私のお父さまなので・・・・・・」
「まずは火の封印だ」
 天使が声を響かせる。
「よいな。我が最愛の娘、コレットよ。次の封印でまた会おう――」
「お、お父さま・・・・・・やっぱりレミエルさまが私の本当のお父さまなのですね!」
 コレットは肩を震わせ、涙ぐみながら、消えてゆく天使をいつまでも見つめていた。
ここから少し戻ると、こんな一文がありました。
 神子は天使からの預かりものであり、フランクは養父にすぎないと、イセリアの村民なら誰でも知っていた。
・・・
フランクさん・・・
『預かりもの』扱いにしても、腹に入れてた母親(故人)の方は「神子さまを産んだ女」として皆見ていただろう。でもフランクさんは神子さま養育用ATMみたいに見られてたんじゃ・・・。

フランクさんは16年間コレットにどう接していたのかが気になる。
「自分の子どもではないという思い(周囲の空気)」に苛まれ続けて負の感情が出ていたのか、天使並の愛でそれを乗り越えていたのか。
コレット達が村から聖堂に向う前の会話では後者っぽい感じがしたけど・・・
「がんばるんだよ。私は何もしてやれないが・・・・・・」
 フランクは胸が一杯になってしまったのか、そこで言葉を途切らせるとそのまま家へ戻って行った。
む、読み返すと違和感あるな。
「ディザイアンが聖堂に向ったみたいだから気をつけてね」と伝えて自分は帰宅。
ここは「私が様子を見てくるからお前は村で待っていなさい」だよなー(そして大体死ぬ)。
特に病弱とは書いてないし、行動が娘を大切に思う父親っぽくない

「娘」として愛してるから応援したり心配したりはするけど、「神子さま」の仕事は「神子さま」にしかできない(「神子さま」がやらなければならない)から手出しはしない、かなぁ?
ゲームプレイ時は軽ーく「フランクさんお気の毒やわー」程度にしか考えなかったけど、16年とか周りの空気とか考え出すとフランクさんの凄さは天使を超えて勇者レベルかもしれない。

そんな訳で、コレットの涙は「本当のパパンだわぁーい」には思えないんだよなぁ・・・なんという長い説明。サウンド・バイトはどうした!


無事神託を済ませて村に戻ったロイド達。
村の外の自宅へ帰るロイドについてきたジーニアスが向かう先は、なんとディザイアンの拠点である「人間牧場」。そこで働かされているマーブルというお婆さんに、神託のことを話したかったらしい。
そんなところに近づいたらと思っていたら、やっぱりディザイアンに見つかる2人。結局ディザイアンを何人かぶちのめして逃走。
「ごめん!顔を見られちゃったよね!ボクのせいだ」
「大丈夫だよ。顔見た連中はやっつけちまったし・・・・・・このまま急いでお互いの家に帰ろう」
やらかした時って、たいてい事態を軽く見てるんだよな・・・ヴぁー・・・。


自宅で養父のダイクから、ディザイアンが母親の仇であることを聞かされるロイド。
そこに翌日再生の旅へ出発することが決まったコレットたちが。
仇討ちにつながると考えたロイドは旅についていきたいと頼み、コレットも了承。
 世界再生の旅に同行できるという思いが、ロイドをわくわくさせていた。
明日の昼、村でコレットたちと合流して世界再生の旅へ出発だー。
本格的な冒険の始まりにプレイヤーもwktk・・・だったのに


翌日。ロイドがいよいよだと意気込んでいるところに駆け込んできたジーニアス。
「なに寝ぼけてるんだよっ!コレットも姉さんもとっくに出発しちゃったよ。いつまでたってもロイドが来ないからボクがこうやって様子を見に来たんじゃないかっ!」
な、なんだってーー!?

慌てて村に向かったロイドは、ファイドラからコレットの手紙を受け取る。
『 親愛なるロイドへ
 これをロイドが読むころには、私はもう旅に出ています。
出発時間の嘘を謝り、世界再生の旅の危険性を訴え・・・
『大好きなロイドを、巻き込みたくなかった――。』
ここまでもう、あああ・・・なんだけど、
 いままで仲良くしてくれて、本当にありがとう。
 ロイドにめぐりあえて、私は幸せでした。
  さようなら            コレット』
どう見ても遺書です。
本当に・・・(´;ω;`)ブワッ

しつこすぎる「報われるドジっ子」アピールさえなければな。
TOSには「報われないドジっ子」がいるから・・・。

手紙を読んでロイドが呆然としていると、村に異変が・・・!
 幾人もの悲鳴があがり、続いてバリバリと何かが壊れるような、ものすごい音が外から響いてきた。

家は焼かれ人は斬られ、村がディザイアンに襲われている・・・!
「聞け、劣悪種ども!我が名はフォシテス。ディザイアンが五聖刃のひとり」
 フォシテスと名乗った男は村中に響くような大声をあげた。
「優良種たるハーフエルフとして、愚劣な人間どもを培養する牧場の主!」
「ハーフエルフ・・・・・・優良、種・・・・・・」
 ジーニアスが低くつぶやく。
ディザイアンの思想をわかりやすく解説するゴセイジン・フォシテス。
なるほどー、下っ端ディザイアンは皆未成年なのねってバカか。
エルフのジーニアスも何かしら感じるところがあるんだろうねー・・・。

いや待て、そんなことより不可侵条約はどうした!
「ロイドよ!おまえは人間でありながら不可侵条約を破る罪を犯した。貴様が培養体F192に接触し、我らの同胞を消滅させたことは、すでに記録装置によって照会ずみだ!」
\(^o^)/

ジーニアスが昨日の聖堂での件を挙げて反論するも・・・
「我われが神子を?ははは、これはおかしい。奴らは神子を狙っているのか」
「ヤツら?」
 ロイドは聞きとがめた。
「きのうコレットを襲った連中とおまえたちは違うっていうのか」
「さあな。劣悪種に語ることなどなにもない」
また伏線ktkr。
でもジーニアスの「ディザイアンが先に不可侵条約を破った」という主張は潰しておかないと。
「窮鼠猫を噛む」で余計な被害が出る可能性もあるんだし。
もっとも台詞から考えるに、フォシテスは「人間ごときに負けるとはハーフエルフの面汚しよ・・・」と思っているのかもしれない。

そんないつか瞬殺されそうなフォシテスは、ロイドに『ふさわしい相手』だと謎の怪物を投入。
どれだけ強いのかと思いきや、ロイドとジーニアスの2人なら倒せる・・・?と思ったところで、その怪物の「正体」が判明する。
『逃げなさ・・・・・・い・・・・・・、ジーニアス・・・・・・ロイ、ド・・・・・・』
「え!?なに、いまの。聞こえたでしょ、ロイド」
「ああ」
 ふたりは驚いて怪物を見上げた。
『早く・・・・・・逃げ、て』
 間違いない。くぐもってはいるが、この優しい響きには聞き覚えがある。
ま さ か ・ ・ ・
『うっ、うううう・・・・・・ぐぐぅ・・・・・・は離れて、早く。ジーニア、ス』
 怪物は苦しそうに身をよじりながら、
『新しい孫ができたみたいで・・・・・・うれしかったわ。さよう、な・・・・・・ら』
 そのままフォシテスに近づき、抱きついた。
「うわぁっ、やめろぉっ!」
 激しい爆発音が響いた。怪物の体が粉々に砕け散る。
GYAAAAA!!!
なおフォシテスはまだ生きていますので、日本全国52人のファンの皆様はご安心ください。


とりあえずディザイアンは撤退したものの、村の被害は甚大。襲撃の原因を作り、はっきり「敵」として認定されているロイドは村から追放されることに。
ジーニアスは「マーブルさんを助けようとしただけ」と話すも、誰も聞く耳を持たず。
『牧場に関わるすべてが禁忌なのだ』
『どうせ牧場の人間なんて、あそこで朽ち果てる運命』
『余計なことをしなければ、死ぬのはその怪物だけですんだのに!』
「人間って・・・・・・汚い。人間なんか・・・・・・!」
あああ・・・「親友」が闇堕ちか?
ラスボスはダーク・ジーニアスなのか?と、思わせる流れ。
ここで一切言い訳しないで『俺が悪かったんだ』『出て行きます』と言えるロイドは、凄いを通り越して怖い


かくして村から追放されたロイドとジーニアスは、他に行く当ても無いのでコレットたちを追いかけることにしたのでありました・・・ここまでで半分もいってないです・・・この記事もう6000文字超えてんですけど?

だから残り半分は超簡単にやってやんよ!


・コレットを追って火の封印を目指すも、ディザイアンに襲われてロイドは誘拐される。

・謎の施設内で「聖堂にいた謎イアン・ボータ」と「リーダーらしい青い長髪の男」と会うロイド。危ういところでコレットたちが間に合い脱出。

・火の封印解放。コレットの様子がなんとなくおかしい。

・謎の女に襲われるも撃退。一体何林なんだ・・・?

首コキャが無い

・『あたしは、しいなだ。藤林しいな!あたしはおまえを殺そうとしてるんだから、親しげに話しかけてくるなよ!』名乗るなよ・・・でも挿絵が凛々しいからおk。フゥー!

・「そうなんだぜぇ」も「葬りさってやるぅ!」も「ロディルゥッ!」も若干違う。
ちょっとマグニスの扱いが雑な気が、あ、やb

・偶然見つけた水の封印をあっさり解放。やっぱりコレットがおかしい。

おしまい。

うむ・・・さっぱりわからないな。
こんだけだらだら書いても、知らない人には伝わらないだろうな感がヒドい・・・知ってる人でもそんなんだっけ感がするようにも・・・ぐぬぬ。
「機会があれば読んでみるか」または「これは読む価値ねーわ」なら成功なんだけど、これは「何の話だかよくわかんねぇ」ではなかろうか?
ま、今さらですネ。あ、いや、と、投稿時間のことだし!
緋焔滅焦陣!


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