今日の108円

1日1冊108円・・・・・・最近そうでもない。

機動戦士ガンダムUC⑦ 黒いユニコーン 著/福井晴敏 原案/矢立肇・富野由悠季 2010年12月1日 角川書店

2015-05-30 12:27:04 | ガンダム
ブライト・ノア率いるロンド・ベルの旗艦に囚われの身となったバナージ。その奪還を目論むジンネマンの呼びかけで、旧ジオン軍の戦士たちがトリントン基地へ強襲をかける。"黒いガンダム"を駆り、狂気の刃を向けるマリーダと死闘を繰り広げながら、バナージはミネバを取り戻すために高高度の戦場を駆ける。二機のガンダムが発動させる道のエネルギーは、世界になにをもたらすのか――。待望の最新ガンダム巨編、地球編最終章!
裏表紙より。
ガンダムUCに戻って参りました!・・・約2カ月振りか。
ダカールで暴走するおっさんをリディと協力して倒したところを黒いユニコーンに襲われて、ユニコーンとバナージは連邦軍に捕まってしまいました・・・で終わったんだっけね。



「おれはその黒い《ユニコーン》に不意打ちを食らったんだぞ!パイロットを出せ。責任者は誰なんだ!?」
ラー・カイラムに帰還したら自分を襲った黒いのがいるんだからリディも怒るさ。

「不手際はお詫びします。《バンシィ》のパイロットには、《ユニコーン》の確保を第一に命じておりましたもので」
「《バンシィ》・・・・・・あの黒い《ユニコーン》のことか」
「左様。現状、もっとも完成されたRX-0です。ラプラス・プログラムなんて余計なものもついていない。混じりっけなしの対ニュータイプ用モビルスーツ」
アルベルト、説明乙。
でもいくらユニコーンが箱の鍵だとしても、リディは死ぬところだったんだぞー?
その所業、「万死ィに値する!」なんつtt

鹵獲したユニコーンはダカールでの戦いでNT-Dを発動、つまりラプラス・プログラムも起動しているはず。ユニコーンのコクピットに入ったアルベルトが、予想通り待機状態になっていたラプラス・プログラムが示すデータを確認しようとすると・・・
 オールビューモニターの映像が消失し、球形に張り合わされたモニターパネルの継ぎ目が露わになる。<La+>の表示も幻のようにかき消え、アルベルトは夢中で予備電源のスイッチを押した。何度押しても電源は入らず、タッチパネルの表示も回復しない。ジェネレーターのケーブルが焼き切れでもしたのか?どっと噴き出した額の汗を拭い、リニア・シート脇のサイド・ディスプレイにも手をのばしたアルベルトは、視界の端に白いものが閃くのを見た。
「無駄ですよ」
m9(^Д^)プギャーwwwwww



(すべて評議会の陰謀だったという物語は、愚民向けのスリリングなファンタジーになるでしょうね)
「そのファンタジーには、謎の『箱』を隠し持つ秘密の財団は登場しないのかな?」
(そうね。アナハイム・グループを始め、財団に関係する企業の広告収入を残らず犠牲にできるマスコミなら、よりおもしろいファンタジーが書けるでしょう)
ビスト財団の女傑マーサと大物政治家ローナン・マーセナスのやり取り。
ダカール襲撃の後始末、鹵獲したユニコーン、そしてマーセナス家に保護されたミネバ・・・首相候補とまで言われるマーセナス氏でもマーサは抑えきれない模様。全く怖ろしいババアだ。

その頃、自身が政治的に利用されることを恐れてマーセナス家を脱走したミネバは、とあるダイナーで一休み。
「連邦政府を作ったのも、宇宙移民をしたのも、人間と地球を救いたいって善意から始まったことだ。地球に居残って、自分の子供に住み慣れた土地を譲り渡したいと思うのも善意。会社を儲けさせて、与えられた責任を果たそうとするのが善意なら、出世して家族の生活をよくしたいと思うのも善意・・・・・・」
「でも、それはエゴと呼ぶべきものです。そうして全体を顧みない人たちのエゴが、地球を――」
「そうかもしれんがね。その善意を否定してしまったら、この世は闇だよ」
ミネバ、店の主人に思考の穴を突かれる。
これこそ「賢人は市井にいる」ってやつか・・・。
「感情を殺して、全体のためだけに働ける人間っちゅうのもいるんだろうがな。わしは、嫁さんも子供も捨てて出家した東洋の神・・・・・・ブッダか?あれはどうも好きになれん。隕石落としをやったシャアも嫌いだな。世のため、人のためと言いながら、本当は人間を好きになったことがないんじゃないかって思える」
暗殺された親の復讐だけ考えて育ち
愛を知ったと思えば自分の力不足でその相手を失い
自分が期待した人間は精神崩壊し
自分が認めた人間は現代での変革を諦めてる節があり
大衆は何回戦争があっても変われない(変われなかった)愚民

結局シャアは「マブダチ」をつくれなかったってことかもしれない。

(なりふりかまわず飛び出してきたくせに、わかったつもりで立ち止まって・・・・・・。私は、ただ逃げ出そうとしていただけなのかもしれない・・・・・・)
「美味しいコーヒーでした。このコーヒーを飲めただけでも、地球に来た価値はあったと思えます。」
色々と感じ入ることがあったらしいミネバ。
マーセナス家の追手にも堂々と接し、再び事件の渦中に向うのでありました。



「協力してくれたら、見返りは差し上げますよ。差し当たって、この艦をUC計画の評価試験艦に認定させましょう。バックアップ機の《ジェスタ》もそろっているなら都合がいいわ。宇宙軍再編の要となるUC計画への継続的参加・・・・・・。これがロンド・ベルにどういう未来をもたらすか、おわかりになるわね?」
今度はブライトさんを顎で使おうとするマーサ。
調子乗んなババア!ババア調子乗んな!
 応接用のソファに収まりながら、マーサは勝ち誇った顔で足を組み直す。無表情にその顔を見返してから、ブライトは「わかるか?」とメランに水を向けた。「わかりません」と心得た相槌を寄越した副長に内心満足しつつ、再びマーサの方を見遣る。肘掛けに置いた手のひらを微かにこわ張らせ、マーサはいら立ちを宿した目をすっと細めた。
m9(^Д^)プギャーwwwwww
「勇将の下に弱卒無し」なー。
しかしブライトさんも苦労が絶えないことで。お気の毒なんてレベルじゃない。
「閃光のハサウェイ」は無かったことにしませんか・・・ダメですか。


そのラー・カイラム艦内では、バナージが尋問を受けておりました。
尋問のプロ相手でも連邦(というかビスト財団)への協力を拒み続けるバナージ。
業を煮やしたアルベルトが「バナージ強化人間説」をぶち上げて動揺を誘うも
「いまだって、マリーダさんの存在をすぐ近くに感じてる。オードリーやリディ少尉、キャプテン、ロニさん、ダグザさん・・・・・・悔しいけど、あんただってそうなんだ。みんなが納得する答えを見つけ出さなくちゃ、『箱』のことは決められない。おれは・・・・・・」
 責任を果たさなければならない――。"しなければならない"という、自分も他人も縛りつける言葉遣い。その違和感が胸の底に広がり、先の言葉を危うく呑み込ませた。なぜそう思うのか。これはそもそも自分の中から生まれた言葉なのか。こめかみのあたりに意識を集中し、あの脈動はない、やはり自分の言葉だと再確認したバナージは、自分とはなんだ?とあらためて考えてみた。
自分探しハジマタ・・・・尋問中に
「まあいい。じきに嫌でも協力しなければならなくなる。その時まで、せいぜい答とやらを探し続けることだ」
ひとまずその場は諦めたアルベルトの捨て台詞。
嫌な予感しかしない。



ダカールを離脱し2日半、ようやく宇宙の袖付と連絡がついたガランシェール。
ジンネマンがフロンタルにダカール襲撃の真意を問うと・・・
(スペースノイドはもちろん、地球居住者にの中にもジオンの信奉者はいる。だが彼らは、しょせん日々の不満を反体制というポーズで慰めているだけの輩だ。そんな人々が、ネオ・ジオンによる一方的な虐殺を目の当たりにしたらどうなるか。コロニー落としや隕石落としではない、人の悲鳴が間近に聞こえる殺戮を見たらどう反応するか・・・・・・。『ドバイの末裔』という緩衝材が使える機会に、確かめておきたかった。これから先、『ラプラスの箱』を手にしたネオ・ジオンの指針を定めるために)
hmhm・・・
もっともらしいことを言っているようで、何か・・・何だ?

 予測のうちとはいえ、呵責も逡巡も彼岸に追いやって恥じない仮面の顔――しかも世論を試す実験などという戯言を、恥じもせず部下に語って聞かせるとは。疲れより、索漠とした冷気が滞留する胸を抱え、ジンネマンは艦長席の背もたれに寄りかかった。「いいんですか?」と振らすとが意味深な笑みを投げかけてくる。
もちろんよくねーよ?
通信中ミネバ(とマリーダさん)のことを完全無視したフロンタルの態度に、ジンネマンたちは「袖付き」からの離脱を決意。独自に2人を救出するには戦力不足が明らかなので、まずはユニコーンの奪還を目指すのでありました・・・
ユニコーンが積まれたラー・カイラムに、バンシィのパイロットとして調整されたマリーダさん、そしてバナージに対する人質に連れて来られたミネバまでいることを知る由もなく・・・。



止む無くラプラス・プログラムが示した次の座標について話したバナージ。次は宇宙―マーサは宇宙を目指すため、ラー・カイラムをトリントン基地に向かわせる。
「やばい機能付きのガンダム」を奪われるフラグですね、わかります。

ユニコーンとバナージ、ミネバに加えてバンシィも宇宙に上げると聞き、パイロットのマリーダさんを心配するアルベルト。財団での調整前の彼女を知るバナージやミネバと一緒にいたら精神が不安定になる、いや既にその兆候が出ているらしい。
しかしマーサはアルベルトの心配を一蹴。
「肩入れはほどほどにしておきなさい。あなたをマスターに設定したのは、異性の方がコントローラーに適しているというデータに基づいてのこと。リセットしたらそれまでよ。わかっているでしょう?」
 こちらに歩み寄ったブロンドがさらりと音を立て、強い香水の匂いを立ち昇らせる。夜の匂いだ、と思った途端、マーサの指先が下腹部に触れ、「人形遊びが好きなら、それもかまわないけど」という囁き声がアルベルトの耳朶を打った。
続く台詞はお手元でご確認・・・ぐぎぎぎ・・・
このババア・・・ビームマグナムじゃとても足りない。
コロニーレーザー?否!コロニー落としが必要ですっ!!


「辛ければ、辛いと言っていいんだ。パイロットを続けるのが無理なら、そのように手配する」
 我れ知らず二の腕をつかみ、昏い洞窟にも見える瞳を覗き込む。マリーダはあとずさりもせず、揺らがない目を一度だけ瞬かせた。
「おまえさえその気なら、ここから連れ出すことだってできる。もっと自分のことを考えろ。わたしは――」
「それは、命令ですか?」
アルベルト、マリーダさんのこと好き過ぎだろ・・・
そしてそういう「想い」が全く通じないマリーダさん・・・ニュータイプ研究所の下衆共が1ページ、1行、1文字でも早くくたばることを願うばかりであります。
ええい、連中がババアと一緒にまとめて吹き飛ぶのはまだか!



かつての仲間、ベルトーチカに情報収集を頼むブライトさん。
(単独でジオンの勢力圏を突破した《ホワイトベース》の艦長さんも、今度ばかりはお手上げですか?)
「手厳しいな。あの時ほど事態は単純じゃない。司令なんかをやらされていれば、ロンド・ベル全体が人質に取られているようなものだ。単艦で突破というわけには――」
その時・・・・! 圧倒的 閃きっ・・・・・・・!!
「ジオンの残党がオーストラリア(=トリントン基地方面)に向っているらしい」という情報と合わせ、財団(マーサ)や評議会(マーセナス氏)の『先手を取れる可能性』に思い至るブライトさん。
一体何をするつもりなのか・・・。



「その点、あなたには持って生まれた気品というものがある。私と組んではいただけないかしら、ミネバ姫。悪いようにはしませんよ。あなたに付き従うジオン残党の立場も保証しましょう」
「私と、組む・・・・・・?」
マリーダさんの次はミネバを狙うマーサババア。
ババア近寄んな!近寄んなババア!

「人類の生物モデルは、究極的には子宮という袋の連鎖で表現されます。男はそこに種を注ぐだけの存在。それ以外は、生物学的に存在価値のない異物と言っていいでしょう。だから自分を誇示したがる。大義だの主義だのを掲げて、世界の中に自分の価値を見出そうとする。挙句の果てに、戦争まで起こす。
 自然との対立の中に自己を見出そうとする人類の傲慢さが、そんな男どもの勝手を許してきた。そろそろ本来の形に戻さなくてはね。宇宙に飛び出した子宮の連鎖を、一万光年の彼方にも届かせるために・・・・・・」
( ´_ゝ`) フーン
自身が「女であること」によって不利な扱いを受けたことがあるっぽい。
本当の原因は「性別」ではなく「人格」にあった可能性が高いと思うけどナ。

そんなババアの演説を遮るミネバ。
「私は、母親というものを知らない。物心がつく前に亡くなってしまいましたから。でも匂いはなんとなく覚えています。母になった女、母になる資質を持たされた女なら、誰でも漂わせているやらわかな匂いです。あなたからは、それが感じられない」
「男の論理を否定しておきながら、マリーダをあんなふうに征服する。女らしい容赦のなさとも言えるが、理屈をつけて正当化する賢しさは男のものです。あなたは、あなたが言うような女ではない。もちろん男でもない。女の残酷さを、男の言葉遣いで押し通しているだけ。中途半端さを武器にしている狡い人――」
洗脳するつもりだった小娘に痛いところを突かれたババア。
m9(^Д^)プギャーwwwwww
それでもすぐ立て直して、「ミネバが自身のプライドを優先して財団への協力を拒むことは、ミネバを慕うジオン残党の未来を奪うことである」と反撃。
「プライドで男を殺せるのも女ですものね。どんどんいい女になりなさい。あのバナージ・リンクスを肥やしにして」
と『すれ違いざまに言い捨て』ていくのは流石と言わざるを得ない。



一方、現在・過去・未来の全てに悩むバナージの下にはブライトさんが。
「ぜんぶ偶然なんです。《ユニコーン》に乗ったのも、ここでこうしているのも・・・・・・。本当に能力のある人間なら、もっと上手にやれた。もっと自惚れられるような活躍をして、人を助けることだってできた。それなのに、おれは・・・・・・」
 オードリーやマリーダはおろか、自分ひとり救うこともできない。これで強化人間とはお笑い種だ。自嘲しようとして果たせず、唇を噛み締めたバナージは、噴きこぼれそうな感情を堪えて瞼も閉じた。
ウッディ大尉なら「自惚れるんじゃない!」だけど、さて・・・?

しばらくの沈黙のあと、ブライトの手がそっと肩に触れ、「かつての《ガンダム》のパイロットたちも、そうだったさ」と、静かな声がバナージの鼓膜を震わせた。
「状況に流されて、生き残るだけで精一杯で・・・・・・。彼らがいようがいまいが、大勢にはなんの影響もなかった。しょせん、一個人に世界を救う力なんてありはしないんだ」
腐った組織が原因の戦争を何回やってんだって世界だものなぁ・・・
この後に続くブライトさんの「ニュータイプ論」は、お手元の(ry

 なにもできない、無力な手。歴代の《ガンダム》のパイロットたちが何者であれ、彼らの手もきっと変わらない。同じく無力な他人たちの手とふれあい、支えられ、時には殺しあいながら、彼らもまた状況と向き合ってきたのだろう。自分で自分を決められるたったひとつの部品――心をなくすことなく。どれだけ苛酷な現実を目の当たりにしても、"それでも"と言い続けて。
バナージ、ふっ切る。
言い続けるのは結構だけど、結末が「どっち側」になるかが問題ですよ。
競走馬かな?いや違うな・・・競走馬はもっとこう、ぱあって動くもんなー。



ガランシェールはジオン残党軍と合流し、トリントン基地を狙う。
(過去を捨て、新しい未来に生きるのもいいだろう。それはそれで勇気のいることだと思う。だが自分は、自分の過去を否定したくはない。無意味であったなら無意味であったなりに、けじめをつけたく思う。これは自分の独善であって、諸君らにつきあう義理はない。それぞれに最良と思える選択をしてほしい。そして、どちらの道を選ぶにせよ、最後にこんな言葉しか贈れない無能な司令についてきてくれたことに、心から感謝したい。
 ジーク・ジオン。・・・・・・終わり)
残党軍司令カークスが兵をまとめ、いよいよ作戦開始。

第一次ネオジオン戦争時のガルスKもあるけど、他はドム・トローペンだのザク・マリナーだのほとんど一年戦争時の機体。カークスに至ってはザクⅠ・スナイパータイプ。
む、無理ゲーすぎる・・・と思いきや、陽動作戦が成功して戦闘はジオン側の有利に進む。
トリントン基地の古い機体はまだしも、ラー・カイラム艦載の最新型ジェスタまでも翻弄するジオン残党軍。特にザクⅠの狙撃による貢献度がパネェことに。

(守備隊を呼び戻して、防衛に当たらせる。・・・・・・まったく、《ガンダム》に関わるとろくなことがない!)
もしかしてこの司令、「0083」の時と同じ人、または当時から基地にいる人なの?
本当にお気の毒様です・・・いや、前回も今回も相手が悪すぎる。


さて、敵の目的がユニコーンの奪取だと見抜いたブライトさんはどう動くか・・・
「メラン。司令コードを使って、最寄りのロンド・ベル所属艦と連絡を取れ」
「は?しかし、ロンド・ベル各隊はコロニーの警戒に当たっていて、すぐに増援を寄越せる艦は・・・・・・」
「いるだろう?すぐ頭の上に」
・・・!
つまりブライトさんの狙いは・・・!
こうして例の艦長は、貴重なインスタントではない紅茶を残らず噴き出す羽目に。茶ん茶ん。


戦闘の最中、ジンネマンとベッソンはバナージを救出し、ユニコーンの奪取にも成功。
バナージはミネバとマリーダさんのことをジンネマンに伝え、2人の救出作戦に移る。
そんなバナージとユニコーンの前に立ちふさがったのは・・・
(ジオンは宇宙移民の歪みが生み出した膿だ。ニュータイプなんて幻想で、ようやくひとつになれた人類を二つに分かつ病原菌なんだ。完全に消し去らない限り、平和はないんだよ・・・・・・!)
「そんな犠牲の上に成り立った平和が、本当の平和ですか!?譲りあって、わかりあう道だってあるはずだ!」
(それだよ、その別の道があるっていう考え方!それが混乱を生む元なんだって、わかれ!)
(おれには世界を変える力なんてない。不完全な秩序であっても、変える方法がないならおれはそれを守る。それがミネバを守ることにもなる・・・・・・!)
「箱」の真実を知り、バナージの出自を知り・・・
リディはもう、完全に敵となってしもうた/(^o^)\
その場はジンネマンの援護でリディのデルタプラスが撤退して決着付かず。
そしてミネバ救出のため空中戦を繰り広げるユニコーンに、今度はマリーダさん駆るバンシィが襲いかかる。


一足先にミネバの下へ辿り着いたリディ。
マーサやアルベルトを脅し、とにかくその場からミネバを救出しようとするも・・・
「リディ少尉、お気持ちはありたがたくいただきます。でも、いまのあなたにはついていけない」
この場で死ぬ>リディと逃げる
リディ・・・不憫な子やで・・・。

ユニコーンとバンシィの共鳴によるサイコフィールドやらジンネマンの介入でマーサたちは撤退。そしてミネバは戦闘の余波で輸送機から落ちる寸前。
「何してるんだ!早く手を!」
「リディ、言ったはずです。私とあなたの行く道は違う」
この場で死ぬ>リディと逃げる
リディ・・・不憫な子やで・・・。(2回目)

「ひとりで世界と戦うつもりか」
 強い声に遮られ、ミネバは虚をつかれた思いでリディの顔を見返した。
「特権にしがみついてる奴らも、不満を言ってる連中も、本当に世界が変わるなんて信じちゃいない。いまの生活が守れれば、百年後の世界がどうなろうとどうでもいいんだ。そんな人間たちを敵に回して、ひとりで戦うのか?そうまでして、なんの意味が――」
「ひとりではありません」
うん・・・?

 リディの顔が泣き出しそうに歪み、その手がいっぱいにのばされる。「ミネバ、やめろ・・・・・・!」と噴き出した声音に、ミネバはそうすると決めた顔を上げた。
「最善の道を探すと約束します。さようなら、リディ・マーセナス。あなたのことは忘れない!」
Q.何してんだ?
A.落ちてるー!

「受け止めなさい、バナージ!」
くどいようですが、今ユニコーンはバンシィと戦闘中です

リディが哀れでならない。あいつは文字通り必死でやったんですよ?
最期までバナージと分かりあえずに・・・みたいな展開になりそうで嫌やわぁ。
哀れすぎるから、アッシマーをディスってた部分は見なかったことにしてあげるネ。


あとはマリーダさんを救出して離脱。当然だよね。
マリーダさんにこれ以上不幸があったら本を刻んでやんよ

バナージ達はガランシェールで宇宙に上がりネェル・アーガマと合流、リディとアルベルトは振られタッグを結成して次巻に続く。



12時半・・・
約1万文字・・・
今さら引くに引けないとは、こういうことだー!