徒然なるままに、一旅客の戯言(たわごと)
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PAXのひとりごと
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[Tips] 最高裁判所裁判官国民審査を棄権するには

 国民審査の“棄権”の仕方をご存知ですか?

投票所に行くと、選挙管理委員会から届いたはがきと選挙人名簿とを照合し(ショーアップみたい)、小選挙区・比例代表・最高裁裁判官国民審査と順番に投票をすることになります。

以下、受売りの知識です。

ひねくれ者の小生は、ふと思いました。最高裁裁判官の国民審査では、この人は“ふさわしく無い”という意思を裁判官名の欄に×を記すことで表示します。

ところが、審査される裁判官については、係わった判決や法に対する見解を自分が十分に理解・納得せずして、意思表示も何もあったものではないと思ったのです。
全員に×を記すのは無責任で大人のすることではないし、○や△を書いて無効票にするのも自分の意思を反映しているとは言えません。
自分にふさわしい行為は国民審査の投票を“棄権”すること、そう棄権したいのです。

その(棄権すること)方法が解らずに困っていたら、とある友人が教えてくれました。

国民審査の投票用紙を受け取らなければ、それが国民審査を“棄権”したことになるのです。ひとたび投票用紙を受け取ったら、その後の選択肢としては、信任・不信任票を投じるか、無効票を投じるかしかありません。

司法機関の頂点に立つ最高裁判所の裁判官に関することなので、国民としては審査対象の裁判官について自分の意思を表示するのが理想なのでしょう。が、私は今回審査の対象となる6氏について、十分に吟味するバックグラウンドも時間的余裕も欠けているので、今回も国民審査は“棄権”するつもりです。無責任に信任・不信任票を投じたり、無効票を投じるよりは、自分にとっては正しい選択だと考えるからです。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』の説明によると、国民審査の対象となっている特定の裁判官にのみ“棄権”の意思を表す方法は無いようです。



「憲法の番人」をチェック=最高裁6裁判官の国民審査-衆院選と同時、11日投票 (時事通信) - goo ニュース
 最高裁判所の裁判官に対する国民審査の投票が、11日の衆院選と同時に行われる。対象となるのは15人の裁判官中、前回衆院選(2003年11月)後に就任した古田佑紀、中川了滋、堀籠幸男、今井功、津野修、才口千晴の6氏(告示順)。

 国民審査は、その裁判官が「憲法の番人」にふさわしいかどうかを国民が直接チェックする制度。ふさわしくないと考える場合は、その裁判官の欄に「×」を記入、信任する場合には何も書かない。「○」や「△」など、「×」以外の記号を書くと無効となる。

 「×」が有効投票の過半数に達するとその裁判官は罷免されるが、罷免されたケースは過去に一度もない。

古田佑紀(ふるた・ゆうき)、中川了滋(なかがわ・りょうじ)、堀籠幸男(ほりごめ・ゆきお)、今井功(いまい・いさお)、津野修(つの・おさむ)、才口千晴(さいぐち・ちはる)

2005年 9月 3日 (土) 14:27
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