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日記

Hajime

うおはっち

2011年11月16日 | Weblog

今日は久しぶりに皇居を走って

居酒屋で飲みました

いい具合に酔っぱらいました

最強のボーカリストはフレディということを主張いたしました

フレディの歌で酒が3杯は飲めるといっても過言ではない


と思いつつランニングのあとのビールをかっ込みました





たいぺい

2011年11月12日 | Weblog

たまーに
聞きたくなる音楽があります

高校入ったくらいの時によく聞いていた中村一義さんの猫と犬のカップリングの曲

12月あたまのジャマイカ行きが中止になり

かなりがっくりきていたのだけど

かわりに台湾行きが決まったので

絶対にいい写真を撮ってこようと思います

いい写真とはなんだろう、と考えた時に

ふと聞きたくなったという




古今亭

2011年11月06日 | Weblog

今日は半月ぶりに10kmほどランニングをしました

雨がそぼ降っていてとても走りやすい感じでした

最近はランニング中に音楽を聞かず、イヤホンだけつけて騒音を聞かないように走っているのですが

久しぶりに何か聞きたくなって五代目志ん生さんの落語を流しなら走りました

それにしても「火炎太鼓」のおもしろさったらない

と、にやつきながら、時折声を出してあははと笑いながらよく考えると夜にあははと走っているひとがいたら気持ち悪いことこのうえないわけですが

25分半という長すぎず短すぎない噺を聞きながら心地よく深夜の五日市街道を西荻窪から新宿に向けてひた走りました

しがない道具屋夫婦の噺なのですが、志ん生さんの夫婦のかけあいの語り口調は秀逸で

口が悪くてののしりあっているように聞こえる夫婦も最後はなんだかんだといいながらも

夫婦という身近で、人間関係の最小単位であろうそのささやかなつながりをおもしろおかしく、時に滑稽に、しかし最後にはどこかほっこりするというオチがあるのです

江戸っ子はこんな感じだったのかなぁ、と五日市街道を阿佐ヶ谷付近から高円寺へ

それから吉原やだめな若旦那の噺など、現代の東京の街を江戸の噺を聞きながら走るのも悪くありません

小気味よい語り口調と、聞きやすくしわがれたその声に引き込まれると

五日市街道をそれて知らない夜の路地裏に自然と入っていきたくもなります

寝静まった住宅街やうっそうと木々が茂る小さな神社、街灯の少ない真っすぐのびる細い道、突然酔っぱらった江戸っ子だめ亭主と、怒った妻のやんやという夫婦喧嘩が長屋から聞こえてきそうです

折り返して再び西荻方面へと引き返してしばらく走り、明るいコンビニを通り過ぎたところで

後ろから全力疾走してくる気配を感じてランナーかと思っていたら

パジャマのおっさんがビニール袋にビールを下げてダッシュして私を追い越していきました

これから家に帰ってビールで一杯、というのを想像すると

江戸が東京になろうが、燗がビールになったとしても

何気ない生活というのは、大変画になるなぁ、と私も最後はコンビニに立ち寄ってお酒を買って帰りました









しゃすらん

2011年11月02日 | Weblog


ローザンヌマラソンの撮影のためにスイスに飛んできました
飛行機の中でワインのアルコール消費活動にいそしみ





久しぶりのラヴォー地区は遥か丘の上まで葡萄の葉が色づき
私は自転車をこいでは丘を駆け上がり、風を切りながら下っては時に階段で自転車を担いで行ったり来たり
そしてワインメーカーでテイスティングという名の下にアルコールの消費活動にいそしみ





対岸に山脈の稜線を望む秋のレマン湖の相変わらずの爽やかさ
を思い返しながら夕食時にレストランでワインによるアルコール消費活動にいそしみ





ローザンヌの街をぶらついて
昼間のレストランでも言うに及ばずワインによるアルコール消費活動に集中かつ専念し
アルコールに次ぐアルコールによって疲れた胃もたれを沈めるためにさらなるワインを注ぎ込むループそしてリフレイン






マラソン当日はカメラを持って16km以上ランナーと一緒に秋晴れのマラソンコースを駆け抜けました
給水所にはワインも出ていて......


冷たい白ワインうめー

おお、写真を撮らねば
しかしワインを飲まねば
いやしかしほろほろに酔いながら道路の真ん中でぶどう畑をバックに写真を撮る心地よさよ

酒飲みのカメラマンランナーもっと飲め!
アレー!フォトグラファーアレー!
アレー!アレーアレー!


という沿道の声援を背に
ファインダーをのぞきつつ葡萄畑に差し込む日差しを相手に絞りと画角を探るエロさは格別でありました
口の中に広がる小さく丸い葡萄のその一粒一粒の恵みに感謝しつつランナーと並走かつダッシュの繰り返しです
おおむね電車移動を想定していたのだけど、最後は結局コースの終盤31km~ゴールまでの10kmを酔っぱらいながら走りました

4時間目安のランナーが私を追い抜き
4時間30分目安のランナーたちも過ぎ去り
5時間、5時間30分のランナーたちと一緒に走っていると
額に汗を光らせ、自分が走る10m前を見つめてうつむきながら淡々と走っている初老の男性ランナーがいました

私たちはしばらく湖沿いを並走し
なだらかな登り坂を言葉も交わさずお互いの息づかいを聞きながら走りました

ピエロの衣装を着たハイテンションランナーが私たちを追い抜き
その光景に初老の男性ランナーと顔を見合わせては微笑み合い
鮮やかに紅葉した大きな銀杏の木の下で痙攣した彼の足をほぐし
手をとりながらまたしばらく走り

彼が歩き出すと私は先に行くという合図をして、手を振ってひとりゴールに向かって先を急ぎました
彼もまた微笑んで右手を振りました
彼は首から下げた紙切れをずっと左手に握って走っていました







ひときわ賑わうゴールの撮影をしていたら、ずっと遅れてさっきの初老の男性ランナーがゴール手前まで戻ってきました
険しい表情で、痙攣した足をかばうようにしながらも一歩、また一歩とゴールに近づいてきます
ゴールの瞬間、一点を見つめてうつむきながら走っていた彼がゴールゲートを見上げ
そのもっとずっと上の空を見上げながら、首からぶら下げた紙を握りしめ、両手を空に振り上げてゲートをくぐりました


ゴールの横のフェンス越しに車いすに乗った彼の妻とおぼしき女性が彼の名をよび、
ふたりはフェンスに手をかけながら互いの指を握りしめ合い
そして彼の妻は
「Je crois en vous. 私は必ずあなたがゴールすることを信じていたわ」
と言い、彼は優しく妻を見つめていました

「おめでとう。疲れた?」
と聞くと
「ありがとう」

と言って彼は握りしめた一枚の写真を広げて見せてくれました
「私の息子はマラソンが好きだったんだ」

それからまた「私は私の家族を愛している」と言いながらフェンスに寄りかかり奥さんに微笑みかけました


にぎやかな雰囲気の中で、よく晴れたマラソン大会のひとこまでした
時が止まったような気さえした満ちた瞬間だったけれど
次々とゴールしてくるランナーたちの波の中、手を振って私たちは別れました

甘いとか辛いとか、強いとか弱いとか人の心の持ちようなんてその時によって変化して当然だし
だとしたら一滴のワインの澄んだしずくのようにこぼれるささいなその一瞬に多くの事柄が詰め込まれている気がします
その瞬間にこそ、私が知る由もないその人のこれまでの時間や人となりを想像させてくれる味わい深さがあったりします

見渡せばゴールには何千人ものランナーと仲間や家族がいて、きっとそれぞれにマラソンを走る何らかの秘めたことがあるのだろうなぁと思いながらカメラを向けます

私は酔っぱらってぐだぐだになりながら、またそこに落ちているランナーそれぞれの瞬間にむらむらしながらファインダーを覗き込みました















ラヴォー

2011年10月26日 | Weblog

に写真撮りに行ってきます

ぶどう畑がうまく紅葉していてくれたらいいのだけれど

行ってみなければまだ分からない感じ

明日はチューリヒに夕方着いて、すぐラヴォーへ移動です

朝まで起きていて出発しようと思ったけど

全然無理でした

ではー

がんだむ

2011年10月23日 | Weblog

先日、ANA本社ビルに撮影に行ったのだけれど
オフィスにANAカラーのモビルスーツがありました

ひどくかっこよかったので携帯で写真を撮ってみました
そして興奮しすぎてぶれました

ブルーをひきたてる白いパーツにむらむら


ガンダムとルパンが好きでアニメを録画したりプラモやフィギアを持っている人で、
友達に語るでもなく人知れず部屋に飾っている人はセンスがいいという勝手な法則を中学生くらいから見いだしています


しかし私は録画したこともなければフィギアも持っていません


夜の樹

2011年10月22日 | Weblog

9月が終わってからぱたりと読書をやめている
やめている、というとセーブしているような言い回しで本に失礼だなと思うので
正確に言うと読書に気が向いていないだけである

ムラがあるのはよくないなぁ、と思ったのは
今日、とある読書家さんとお会いしたからだ

仕事で知り合ったのだけど職種は全然異なり
今携わっているマラソンの本がきっかけで知り合った方なのだけれど
無類の本好きとお聞きして、竹橋のパレスサイドビルで皇居という超ランニングスポットを目の前にしながら(かつその方はランニング用の格好をしていた)ひたすらに小説の話しをした

特にヘミングウェイより前のアメリカの純文学が好きだということで
カポーティの話題から導火線に火がつき、およそランニングはそっちのけで小説についての話しをした
それは何もない不毛な荒れ地にわしわし鍬を入れてやがて一角の畑を手探りでかたちにしていくように実りに近づく会話だった

「暗い趣味の持ち主でどうもすみません。でもこれが私のライフワークでもあるんです」

コーヒーを少し口に含んだ後、カップをテーブルに置きながら彼が話すのに対して
私は尊敬の念を感じこそすれそれが暗いという言葉の、つまりネガティブな印象など感じないし
どちらかというと感謝に近いみずみずしい思いがあった
かつそれを初対面の私なぞに話すということは、実際は小説が好きでたまらないというぶれないものがあるからだろうとも感じた

そしてそれから私たちの会話もぶれることなく小説の話題に徹し
太宰の、しかも森見氏がリメイクした本のその書き方や
現代文学についての話しをした

私は文学部でもなければ、文芸関係のサークルに属したこともないので
ひたすらに独学で本をあさり、そのあさりかたは五里霧中というか
割と現代に近い本でおもしろいと思われる本を読んでみて
その作家の原点となる本を書いた作家を調べたり、過去に似ている展開や書き方
近い精神の持ちようの作家を遡って古本屋でひたすら本を探している

つまり、森見氏でいう太宰や、村上春樹でいうカポーティのような
今の作家に影響を与えた作家を独断と偏見で割り出しては古本屋を奔走している阿呆丸出し具合なのだけれど
やはり本についての知識のある人と話すと、私の試行錯誤などはあっさり解決するのである

そんな話しをこんこんとしながら気がつけば1時間半が経とうとしていて
「あれ、そういえばあまりマラソンについての話しをしていないような」

という心持ちだったのだけれど、そういう親睦の深め方もあるはずと思いながら皇居をあとにした
気づいたことはライフワークとして本を読み続けるにはまだ私はムラがあるということ
そして何より彼の足の速さに驚愕した(フル最高タイムが3時間7分だった)
私は地球の走り方という雑誌でも書いたのだけれど初フル4時間半だった。。。。 ずーん


それから最近はアラスカから一時帰国されている河内牧栄氏と久しぶりに再会して少し話しを聞くことができた
去年のアラスカ旅では北極圏にほど近い街で白夜の空の下、バーでビールをひたすら飲み
電気や水道の通ってない場所にある自宅にお邪魔させてもらったりとかなりお世話になった方である
方向性もものの発し方も異なる方なのだけれど1年以上ぶりにお会いできてまたアラスカに行きたいなぁと懐かしく思った

そして来週からスイスのローザンヌマラソンの撮影取材
いい写真を撮ってこようと思う



カポーティの本で「夜の樹」という私の大好きな短編集がある
それは何気ない人の心の波や、日常の些細な瞬間に潜む人の狂気を静かに切り取った物語なのだけれど
小説として形になって初めて光りを浴びたその物語の数々について話し合える人に出会えただけでも大きな財産であるし、
さて引き続き書いていこうというリビドーを腹の底でむらむらと感じながら机に向かおうと思えたのである







くも

2011年10月12日 | Weblog


東京マラソンに落選したわけですけども

今月末のスイス・ローザンヌマラソンも12月のジャマイカ・レゲェマラソンも撮影で走らないので、
東京マラソンには少し期待しておったよ
28倍

おちますた

おちるというこの心のゆらぎも落ち込みも
ひとえに生きている証なのだよ、
期待する喜びと早とちりの練習プランも、いつの間にか落ちるはずないのではないかと思うやや強気の心持ちも
それからやっぱり落ちたという意外な落ち込みも含めて十分フライング気味に東京マラソンを楽しめたやないか
と受け止めよう

ってあほか

普通にショックやわ


しかし練習を開始
どこかのマラソン大会を走ろうと再び練習を開始
先週末は久々に20km走
未だ海外マラソンは撮影ばかりで走っていないのでいつになるのか分からないけど勝手に走る準備をしておく

先日でた雑誌で、マラソンの起源になったマラトンの丘を目指して走るアテネクラシックマラソンを走りたいと書いたばっかりだしね

そう書いたからには走ってやらにゃならん
何年後だろうかわからんが

しかしまたマラソンシーズンの到来である

その瞬間にしか味わえない
静かに乾燥した月のきれいな季節の到来である
雲のきれいな季節である
東京マラソンには落選したけれども遠くの空を眺めながら走るには今しかないという旬な季節である
この短い瞬間を逃すとまた来年まで味わえないような気もするので、
もくもくもくと走るのである






5じゃないのか

2011年10月09日 | Weblog

いやしかし
まいったことにiPhoneに入れていたインドとアラスカで撮った写真と動画が全部消えてしまった

なんてこった

いろいろ試したけど全然回復しなかった
PCとの同期は気をつけなければ
しかしどうやったら回復するんだろう
無理なんだろうかー

それにしてもまたインド行きたいなー

Panjabi MCは曲がかっこいいのにPVの微妙なだささがまたインドらしくていい








じゃまいかじゃないか

2011年10月07日 | Weblog

こんにちは

本屋で料理の本ばかり読んでいます

それは恥ずかしながらワインを上手に撮りたいからです
料理をあんまりしないのに料理の本を読む後ろめたさは恥ずかしくはないです

いろんな撮り方するやつおるー
白ワインのグラスに背景のワイン畑がうまく逆さに写りこんで爽やかに撮ってるやつとかおるー
赤ワインのボトルをマットな輝きで撮るやつがおるー
浅いピントでかわいく瓶を並べて撮るやつがおるー

久しぶりに行くラヴォーのことを調べつつ、
一昨年書いたラヴォーの記事を思い出しました

ラヴォーはスイスにあるワインで有名な世界遺産のエリアです
太陽の光を鏡の様に反射させる輝くレマン湖沿いの美しいワイン畑
そこで葡萄とともに暮らす人々
ワイン畑の石垣でふてぶてしく寝るネコ
夕暮れ時にワインを片手にたわいもないことを話す駅前の大きな木の下にある小さなレストランバーのテラス席
私がスイスで最も好きな場所のひとつです

それはもう失敗することは許されないというよりも、どちらかというと今からわくわくしています
新しさを受け入れつつも古き良きを重んじるラヴォーの地に足ついた落ち着いた雰囲気や、
斜面に連なる葡萄畑の遥か上にある丘の上の白い一軒家
脈々と受け継がれてきた土地の、その土地らしさを口で味わうのではなくて、
全身で深い呼吸で味わうようになんとかうまく抱え込んで撮りたいです

それからその後はジャマイカ行きです

これはなんというか、未知すぎ
ひとりのカメラマンとしてはもちろん、
ひとりの人としてジャマイカを味わってこようと思います





こうして初々しい気持ちをよみがえらせてくれた方々に感謝しております
非常にだめだめな数年でしたが、糸口が見つけられたような気がします
とにかくいい写真を撮ってこようと思います