オーディオ彷徨録~JBL4331AからALTEC620A~

今までのオーディオの改良や音楽の遍歴に、今後の改善も紹介。いい音に繋がる方法を色々模索したことや、好きな音楽を紹介する。

”下町ロケット”と”西郷どん”のド低音と最近はまっているTVドラマ

2018-12-25 16:37:32 | TVドラマ
 最近のドラマは、音響効果が素晴らしい。定位も工夫が凝らされていますし、低音も深いものを作られています。西郷どんもそうですが、下町ロケットもそうです。2231Aがあるので20Hzまでほぼフラットに出ますのでその効果を見てみました。1/5 赤字追加 1/12青字追加

 ■1)10/14下町ロケット第一回”ロケット事業から撤退~佃製作所」最大の危機” でのド低音
 これは以下です。以下では主にピークホールドの赤線を見てください。

 左側は、開始30分過ぎに、阿部さん演じる佃社長が、”そうか、うちらしくやるというのはこういうことなんじゃないか?”という直前に映るヤタガラスの発射シーンです。ロケットの発射音はどうやって作っているんでしょうね。シンセのようなものと予想しますが、青〇で囲んだ200Hzまでが主体ですが、赤〇で囲んだそれ以上も半分位の音圧です。右は、その少し後のシーンで、大森バルブの試作品(コスト割れ対策)の持ち込み時の ベース・バスドラ音です。これは深いバスドラ(通常より大きな)のような音ですが、青〇で囲んだ所が45Hzセンターで山形に盛り上がっているのですが、非常に深い”ドーン”という音です。

 ■2)12/9放送 下町ロケット第九回”暴走事故の責任はどっちだ 一触即発の走行テスト” のド低音
これも以下。

 開始早々のα1が横倒しになった直後のシーンですが、多分巨大バスドラをイメージした音なので、上の②と同じで青〇で囲んだ45Hzセンターで150Hzまでが主体のド低音です。

 ■3)12/23放送 下町ロケット最終回”佃VS帝国重工全面対決 下町プライド最後の大逆転” のド低音

 左側は、古舘伊知郎が扮する重田社長が帝国重工の的場に対し”噛みついたら2度と離さない”と吐き捨てた後のバスドラ的なド低音です。今までより少し低音側に主体が寄っています。40Hzセンターで70Hzまでが主体です。
 右は、終了近くのシーンで帝国重工のロケットが発射される瞬間です。これは低域からフラットですが、100Hz辺りから単調に音圧が低下しているようなスペクトルです。こういう音でないとロケットが発射されるような雄大な音にはならないんでしょうね。

 ■4)西郷どん第7回”禁門の変” のド低音”
 これも以下。

 ①は無音です。②が開始33分過ぎで一切を一橋様に任すを西郷が聞いた後の雷の音です。水色の〇で囲んだ所が主体で、ピークは100Hzで前後になだらかに1.5KHzまで音圧があります。
 ③は開始37分42秒に一橋が”やっと動いたか”と言ったの後の1発の大砲音です。特徴的なのは20Hz~200Hz以下がフラットでそこから1.5KHzまで単調に減少していることです。
 ④がその直後に長州力の”打て”の号令の後の2発の大砲の音です。これも20Hzがフラットなのが③と同様特徴で150Hzから400Hz迄が落ち込んでいますが全体的には③と同じです

 ■5)最近面白いと思ったTVドラマ
 BS日テレ(4ch)で14:30~15:30のウイークデーに放映していた”オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム”が12/5で終了してしまったのですが、最後の7話しか見ていませんが非常に面白かった。オスマントルコのスレイマン大帝の話でしたが、この16世紀の時代がやはりトルコとしては一番領土も拡大して躍動した時代なんでしょう。スレイマン大帝は、46年の長期にわたる在位の中で13回もの対外遠征を行い、数多くの軍事的成功を収めてオスマン帝国を最盛期に導いた人ですので。来年に続編が放映されるという話もあるので楽しみです。⇒シーズン2が1/7から放送されます。前のシーズン1は、第二婦人がスレイマン大帝の妹婿の大宰相に追い詰められて自殺を強要されるシーンで終わっていました。その後の展開が楽しみです。それとテーマ音楽が水戸黄門のテーマに似ているように聞こえます。時代劇というのはこういう音楽~ドドドドという低音の弦で作る打音の連続が循環リズムになっているようなのがイントロに来る~が洋の東西を問わず合うのでしょう。エカテリーナも同じです。
 ビデオ録画をそのままにしていた関係でその続きも観てしまいました。ロシアのエカテリーナ2世のドラマです。彼女は歴代のロシア皇帝の中で最長在位を誇り、最も領土を拡大するという輝かしい功績を残した最強の女帝です。しかし一方で、多くの愛人が存在し、夫の死後、皇位に就いたため「王冠をかぶった娼婦」、「夫殺しの王位簒奪者」とも呼ばれる恐ろしい女性です。主役の女優マリーナ・アレクサーンドロヴァが魅力的で、どこかで見たかなと思っていましたが、NHKの”坂の上の雲”に出演していた。ロシアに留学した広瀬と恋に落ちる役でした。現在は、エカテリーナの第一番目の夫ピョートル3世がエカテリーナのクーデターで失脚し捕らえられたのですが、エカテリーナは周囲には”彼は殺さない”と言っていたのに、多分彼女の密命により監視役に絞殺されてしまうところまで来ています。
 エカテリーナは、オーディオ的にも非常に優れた音響効果を演出しています。例えばブレークや注意を喚起するため字幕に・・が付いているようなシーンに使われる乾いた鼓の音は、右手奥に聞えるように定位されており、緊迫した或いは恐ろし気な所で使われるド低音の大太鼓は、中央の奥に定位されています。中低音重視のソフトな音使いですが鼓の音はクリアーに定位しドラムの使い方が上手い。

 PS.今レアなJBL4341がヤフオクに出ている。本日23:12終了。でも2405と2420が欠けているしウーハーも2231Aではない。JBLで気になるのは4341位かな。瀬川さんが一時鳴らしていた。でも今の620A系が気に入ってるので不要。4341はJAZZヴォーカル系が多分つらい。
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