オカリナと水泳日記、あ、うつ病と拡張型心筋症なども

病気は「ついで」かい!というようなタイトルですが(苦笑)。
古い記事はうつ病との闘いの記録?や花作りがメインです。

オカリナ「風雅”改”」完成(してました)。

2009年02月17日 | 徒然雑草(オカリナ・ハーモニカのこと)
先日手に入れた「風雅オカリーナ」アルトC管。
最低音がB♭(通常はA)という予想外の展開?だったことは以前記事にしましたが。

ネットショップで購入したんですが(個人制作のオカリナはネットじゃないと手に入らないからね…)、そういう大切なことはちゃんと記載しておいてほしいなあ。

ま、それはともかく。音色には十分満足だったんですがやっぱり最低音のAが欲しい。

ということで、「さ号作戦」なるものを実施しました。

もちろん旧日本海軍の「あ号作戦(マリアナ沖海戦)」とは関係ありません。
”号作戦”という言い回しを拝借(?)しただけで。

で、作戦名の意味するところは、

「最低音がB♭なので12番穴を広げてC管をC♯管にして音域をB♭~F♯にして一音増やしてAを使ってる自作の楽譜をそのまま使えるようにしちゃおうじゃないの作戦。」の略。

つまり、頭の「さいていおん」の、さらに頭の「さ」を取って「さ号作戦」。

で、戦果もとい結果は…。まあ6割成功かなぁ。
武田信玄流に言えば、6割の勝ちというのは一番いい勝ち方だそうですが(関係ねえ)。

狙いの低音部は問題なく、実際のB♭をAとして扱えるようになりました。
つまり最低音以外の他の音程はキレイに半音ずつ上がっています(びっきぃの耳ではね)。

問題は、心配していたとおり最高音部の2音(半音入れれば3音か)の音色。
つまりE♭・E・F(実際はE・F・F♯)の3音の音色。

ちょっと吹きにくくなっちゃった(苦笑)。当然っちゃあ当然なんですが。

といってもヘンな音になったわけじゃないです。
ちゃんと音と音程がでるポイントが狭くなった、ということ。

もともとアルトC管というのは高音部がキレイに出にくい性質があるようなんですけどね。
風雅くんはわりといい加減に吹いてもそれなりにキレイに音がでてくれてたんですよ。
それがちょっとシビアになっちゃったと。

つまり、息圧の強さ・オカリナと息の向きとの角度とかその他もろもろ。
でもノーマルのプロヴァンスちゃんよりはまだ出しやすいので、まあいいか、という感じです。

ただね~、ポイントを外した時の音色がね、ちょっと問題。
改造前でもポイントを外すと息漏れの音が混じっていたんだけど、それはそれで味のある音だったんですよ(びっきぃの耳では)。

それが改造後は、息漏れの音が混じるとなんか苦しそうな音になっちゃった…。プロヴァンスちゃんがそうだったんだけどね。
なので、本当にポイントを外せない状態になってしまいました。

なので60点。

でもいいんです。
びっきぃは低音好きのタイプですからね。吹きたい曲を移調する時も極力低音寄りに移調しているので、手持ちの楽譜で最高音を使うのはそんなに無いし(かなぁ?)。
ま、そのうち慣れるでしょ。

あとちょっと問題なのは、低音から高音への息圧の変化が大きくなっちゃいました。
もともとオカリナは高音になるにつれて息圧を強くしていく必要があるんですが、その差が大きくなったと。
最高音は結構パワーがいるようになってしまいました。
作業前の計画時は思いつかなかったけど、後から考えれば当然のことだよなあ。ってオカリナ吹きにしかわからん話ですね。

なので60点(しつこいな)。

でもまあ自分としては満足です。
もし製作者の方が聞いたら、「丹精込めた俺の作品を滅茶苦茶にしやがって」って激怒するだろうけどね(苦笑)。

しかし作業はホントにおっかなびっくりでした。

最初に手にしたヤスリは、1500番の紙ヤスリ(爆笑)。削れねぇっての。陶器だよ、オカリナって(笑)。
普通木工なんかで最後の仕上げあたりに使う細かい番手なんですよ、1500番っていうと。

結局だんだん大胆になって、最後は細い金ヤスリでゴリゴリやってたけどねー(苦笑)。

理屈では11番穴の1.4倍の直径にすればいいという計算だったんだけど(もちろん正しいかどうかは知らない)、もっと大きくなった気が(”気”か?)。
でもチューナーとにらめっこしながら少しずつ作業したので大丈夫。

びっきぃの耳でもね(しつこい!)。

それはそれとして、オカリナに吹き込む息圧を口の中で感じられるようになってきました。
そんなこと意識したことないし、今までに読んだ教則本にも書いてないんですけどね。

オカリナって「吹く」のではなく「息を入れる」んですよ。
「フー」ではなく頬を膨らませ気味にして「ハァ~」というか「ホォ~」というか。
で閉管楽器だからオカリナの内部で空気の圧力が上がって、空いている(指で押さえていない)穴の面積と、全体の内容積との関係で音程が決まる、と(いうことらしい)。

そのオカリナ内部の空気圧を口の中でも感じられるようになって来たんです。
頬の内側に空気圧を感じます。

それが良いことなのかどうなのか知りませんが、たぶん良いことなんでしょう。
だって「空気圧を感じる時」の方が良い音色に思えるから…。

びっきぃの耳ではね(もういいって。)

あ、”ガムのおじさん”も「いい音」って言ってくれたし(前の記事参照)。

なので60点です(だからもういいって)。