私は初めて中国の人気者、「口紅王子」の存在を知った。(口紅販売で富豪、口紅をつけてライブをする。)
中国の政府を揺り動かす青年とは?
これは昨年の記事
中国の「口紅王子」、ライブ配信番組に復帰 3カ月間不在の謎明かさず
30歳の李氏は中国で最も有力なインターネット上の著名人の一人。口紅1万5000本を5分で販売したエピソードから「口紅王子」の異名をとる。
しかし今年の6月3日にライブ番組が突然中断すると、李氏からはその後一切の発信がなくなっていた。同日は1989年に天安門事件が起きた日付の前日に当たる。中断直前、李氏はウェハースとクッキーで戦車のように見立てたアイスクリームを紹介していた。
複数の専門家は李氏について、ほぼ間違いなく中国政府による検閲を受けたと分析。戦車の形状をしたものは中国国内では扱いの難しいシンボルで、多くの人が天安門事件での虐殺を連想する。
中国の「口紅王子」、ライブ配信番組に復帰 3カ月間不在の謎明かさず(1/2) - CNN.co.jp
これは今年の記事
給料が上がらないのは「まじめに仕事しているか?」という口紅王子の誘導に、多くの国民が切実な「本音」を言わされたことだ。あわてる中国共産党政府!!
中国人は努力していない?口紅王子にまたも痛い所を突かれてしまった中国政府
中国の人気インフルエンサー「口紅王子」こと李佳琦(リ・ジャーチ)は、2022年の天安門事件の前夜、ライブコマースで戦車の形にデコレーションされたアイスクリームを紹介したことから、中国共産党によってアカウントをブロックされた。
109日後の同年9月20日に復帰を許されたが、そのちょうど1年後、彼は再び中国共産党政府を不快にさせる行動をとってしまった。
突きつけられた「給料は上がったか?」という現実問題
9月10日、李佳琦が口紅のライブコマースをしていると、視聴者から「この口紅はどんどん高くなっている」とのチャットコメントが寄せられた。これに対し、李佳琦は即座に「口紅は高くなっていない。(中略)たまには自分自身に原因がないか振り返ってみるべきだ。これだけの年月働いて、給料は上がったか? 真剣に仕事をしているか?」と反論した。
デリケートな問題に触れられた中国共産党
李佳琦が中国人に対して真剣に働いているかどうかを問いただすと、ネット上で炎上し、様々な議論を引き起こした。多くの人々は自分たちが一生懸命働いているにもかかわらず給料が上がらないことに不満を述べているが、一部の人々は中国経済の低迷と不公平な分配の問題について議論し始めた。
デリケートな問題に触れられた中国共産党はこれを問題視し、中国国営テレビ局「CCTV」のウェブサイト「央視網」は、世論を共産党に都合のいい方向に誘導する記事を公表し始めた。
記事では、「どの職業の人も、生活必需品を細かく見積もり生計を立てていく普通の人である。いったん、普通の民衆から逸脱してしまうと、自分の収入源を失うことに等しい。直ちに心構えを適切に調整しない限り、ネット上で非難されたり、愛想を尽かされ、マーケットから淘汰される運命にある」と述べた。
さらに、「消費者からの価格に関する質問に対し、ネットコマースの運営者は、価格、原材料、製造プロセス、特徴などの観点から商品を紹介し、消費者を導くべきところを、彼は一番最悪な方法で応答した。消費者のおかげで飯を食べていけるのに、消費者の貧しさを嘲笑った」と指摘した。
この記事が公開された後、中国経済の現状や問題点に関する記事はすべて削除された。中国のネット上には、今や2つのタイプの記事しか残っていない。1つは李佳琦の倫理感に対する批判的な記事であり、もう1つは口紅の過剰利益を疑い、資本主義は良心が欠如していることを疑問視する記事である。
中国人は努力していない?口紅王子にまたも痛い所を突かれてしまった中国政府 (msn.com)天安門事件の前日に「戦車」を模したアイスを披露。中国・トップインフルエンサーのライブ配信が強制終了
天安門事件の前日に「戦車」を模したアイスを披露。中国・トップインフルエンサーのライブ配信が強制終了 | ハフポスト WORLD (huffingtonpost.jp)
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