おちよな毎日2

続「おちよな毎日」。

手術当日

2018-05-23 11:55:53 | 乳がん
5月22日(火)


昨日渡されていた弾性ストッキングを装着し、9時に看護師さん2人と共に手術棟へてくてくとむかいました。

仕事を休んで来てくれただんなを待合室に残し、扉の向こうへ。シャワーキャップみたいなのを頭にかぶり、受付で名前を確認した後、奥へ奥へと進むことしばし。多数の手術室が並んでいて、まるで工場みたいでした。同じくシャワーキャップかぶって待機している人多数。「部屋も人も多いですねえ」と言ったら、「朝の9時に手術が一斉にスタートするから、今一番人が多いんですよ」とのこと。

目的の部屋へたどりつき、持参のT字帯(おむつみたいなやつ)を看護師さんに預け、上半身裸になって横たわり、点滴用の針を腕に打たれ、そうこうしているうちにいつのまにか寝ていました。


3時間後、病室へ戻ってきました。看護師さんに遠くのほうから名前を呼ばれて目覚めてみると、術着、尿道カテーテルおよびT字帯、水分補給の点滴、酸素マスクが装着されておりました。ふくらはぎには、血栓防止のため圧迫と弛緩を繰り返す帯みたいなのが巻かれています。脇にドレーンはありませんでした。

胸には、サポーターみたいな、テープみたいなのががっちがちに巻かれていて、現状がどうなっているのかさっぱりわかりません。

だんなは、執刀医に切った組織を見せられ、説明を受けたそうです。「当初の予定通り、部分切除で(形成外科医の出番はなし)、リンパ節郭清なし」「切った塊は、こぶし半分くらいの大きさくらい? 肉っぽい赤い色かと想像していたけど、黄色っぽい白い塊だった。ああ、脂肪なんだーと思った」そう。


心配していた麻酔後の吐き気は幸いなく、傷の痛みも痛み止めの点滴のおかげでまあ我慢できる程度のものでしたが、とにかく腰が痛くてしんどいことこの上ありませんでした。寝返りをうとうにも、点滴が邪魔だし術側を下にはできないし、ちょっと身体を動かすだけでカテーテルのせいでなんともいえない不快感があるし。熱も出てきて汗をかくしで、眠れない長い長い夜を過ごしました。インターネットラジオで、オールナイトニッポンを聞きながら。(数十年ぶりに聞いたな…)

入院する

2018-05-21 10:47:08 | 乳がん

5月21日(月)


小さいスーツケースをごろごろ転がして昼前に入院しました。4人部屋の窓際で(他の3人はみんな私よりだいぶ年上だった)、窓からの景色がなかなかよいです。

既にたくさん検査はしたし、もうそんなにすることはないのかなと思っていましたが、いろいろありました。まず、乳房に放射性同位体の薬を打たれてシンチグラフィー撮影。

その後、形成外科に行って、術中にエキスパンダー挿入が決定したときのために上半身にマジックでマーキング。若くてきれいな女医さん2人が、ああでもないこうでもないと真剣な顔で私の乳房の寸法を測り、線を引いたり数字を書き込むシュールさに、自分のことにもかかわらず笑いがこみあげそうでした。シャワーを事前にすませておくように言われていたのでそうしましたが、万が一消えた時のために写真も撮影。

夕方、執刀医がエコーを見ながらメスを入れるところをマークづけ。私の上半身はにぎやかになりました。

また、麻酔科の医師による、麻酔についての再確認もありました。

一日の終わりには、執刀医より明日の手術についての最終的な説明があったので、面会に来ていただんなと2人で聞きました。


明日は朝9時からの手術。今晩8時からは絶食、明日の6時半までに渡された500mlのOS-1を飲みきり、その後は絶飲とのことです。


明日から入院

2018-05-20 10:41:18 | 乳がん
(だいぶ後になって、備忘のため書いています)

5月20日(日)


今年2月末に受けた区の乳がん検診で、石灰化があるから精密検査を受けろと言われ、エコーを受けたところ、「右胸だけ、どうも気になる腫瘤がある。ここでは針生検ができないから、大きい病院で診てもらって」と紹介状とCDデータを持たされたので、4月上旬に針生検を受けてきました。痛かった…。

結果、乳管がんと小葉がんという2種のがんがあると言われ、手術するよう言われました。しこりなどの自覚症状も全くなかったのでびっくりでしたが、病理の結果だから、まあそうなんだろうなあ、仕方ないなあと思いました。

ごく初期のもの、非浸潤がんだと思われるので、まず切除。それはいいとして、全摘&再建(そこの病院では乳がん手術時にエキスパンダーを挿入して皮膚を徐々に伸ばした後、インプラントあるいは自家組織に入れ替える)にするか、部分切除&放射線照射にするか悩みどころ。

私としては、放射線を25日間毎日浴びに通院するのは面倒くさいし、なんか気持ち悪いし、そもそもがんが散らばっていないのなら、怪しいところを全部とっぱらっちゃってすっきりしたほうがいいのではと思ってました。が、医者に「部分切除と放射線の方が、侵襲が少ない。エキスパンダーを入れて皮膚を伸ばしていくのって結構痛くて大変だから、それなりの覚悟が必要」と詰められちゃったので、じゃあ部分切除と放射線のセットでお願いします、と(←へなちょこな私)。ただ、あまりに切除部分が大きくて整容性が崩れるようだったら、全摘&エキスパンダー挿入に切り替えるという余地はあるのですが。


いろんな予定をかんがみ、可能な限り早い日程で手術を入れてもらいました。時間がかかるのでセカンドオピニオンは受けませんでした。インターネットで山のような情報を見たし。


で、4月末から5月にかけて、MRIやX線やCTやなんやかやと怒涛のような検査を受け、乳腺科の部長をはじめ麻酔科や形成外科の医者にも会い…と病院へちょこまか通っていましたが、いよいよ明日が入院、あさってが手術となりました。

入院は一応1週間の予定(リンパ節郭清をしてドレーンが入るかとか、全摘してエキスパンダーが入るかなどによって伸びる可能性も)。入院なんて子供を産んだとき以来20年ぶりだから、何を用意すればいいのかしらんと、ドラッグストアや100均やスーパーをむやみにはしごした一日でした。


お絵描きがしたくて

2018-05-03 15:11:27 | おちよの活動
5月3日(木)

わたくし去年、お絵描き練習したいがためにiPad proおよびペンシルを大枚はたいて買い、procreateという有料アプリまで入れたのですが、使い方がちんぷんかんぷんで宝の持ち腐れ状態になっており、ずっと気になっておりました。(現状はdマガジンを読む&ポッドキャストやラジコを聞く機械でしかなく、proの意味がない)

そうしているうちに、proじゃなくてペンシルが使えるやつが安く発売されて、がっくり。(だんなは最近これを買った)

ともあれ、昨日は懸案を解決するためにアップルストアのワークショップ(ただ)に行ってアプリの使い方を教えてもらってきました。もともとのセンスのなさは隠しようがありませんでしたが、そうすればいいのかーっていう便利なことをいっぱい聞けて、とても楽しかったです。

ただ、一応わかったつもりになったけれど、本当に理解できたか、一人で再現できるかは不明。(わからなくなったら、またワークショップへ押しかけるわけですが)



だんなは最近買った自分用の自転車で駒沢公園までサイクリング。長男はエニタイムへ運動しに行き、次男は「サークルの後輩がマジックの連合発表会に出るのでそれを見に」行きました。

末っ子は出身高校の軽音楽部のOBライブへ参加。「ユニゾンスクエアガーデンやるんだけど、それぞれ忙しくて3回しかあわせてないんだよね。大丈夫かなあ」と言いながらでかけました。


とうとう月1に

2018-05-02 07:23:54 | 日常
5月1日(火)


ぼんやりしているうちに、月日が飛ぶように過ぎて5月になってしまいました。ブログも月一回ペースの更新に…。

月日の過ぎるのがこんなに早いって、年とってるってことかなーやっぱり。最近ちょくちょく明け方に目が覚めちゃうし。


前半の3連休ですが、私は私の実家へ、だんなはだんなの実家へ帰省しました。今日は仕事なので2人とも戻ってきました。


長男は大学時代の友人と北海道旅行。野郎3人でドライブしたそうですが、じゃんけんで負けた彼が運転し、「夜になって真っ暗な中、1車線の道をひたすら走ったのは怖かった。事故とかなくてほんとよかった」そう。


次男と三男は月曜日授業。次男は今年大学4年生ですが、理系なので、院に行くのかしらんと思っていたら、いつの間にか自分でひっそりと就活スーツなど一式揃え、SPIの問題集を黙々と解いていました。

同じく理系だったけれども文系就職した長男は、忙しい日々の中、予定をジャグリングのようにやりくりして3年のうちから企業のインターンに複数参加していましたが、彼のペースに比べると、次男のそれはずいぶんゆったりとしていて、間に合うのかなあという感じです。おっとりした彼らしいといえば彼らしいですが。

長男は苦労したあげく、結局インターンやOB訪問や会社説明会とか全く行かなかった会社へ就職しているので、ご縁はどこにあるのかはわからんもんだとは思います。