Under the Sunでは、メンバーの有志が交替でコラムを書いている(私もお手伝いしています)。大勢の人に訴えたい、共に考えて欲しいエントリをTBしてほしい。多くの方に覗いていただき、TBされたエントリを読んでほしい。そのためには、ときどきトップページが更新してあったほうがいいだろう――と考え、毎回テーマを決めて書き続けているのだ。前回のテーマは「子や孫への手紙」。私は子供を持たず、将来的にも子供も孫も持ちそうにないので、フィクションを書いてしまったのだが……ひとつはUTSコラムの紹介、もうひとつは今日も元気で生きておりますという記録みたいなものとして3月26日に掲載したそれを再掲しておく。(ほんとのことを言うと私のより、他の方のコラムの方がおもしろい。まだ読まれたことのない方は是非どうぞ)
◇◇◇◇◇以下、転載◇◇◇◇◇
2△△△年2月某日――
ついに此の世では一度も会うことのできなかった、私の孫達よ。
窓の外は一面、夕陽に染まっている。このはるか向こうに君達の暮らす国があるのだが、彼我の距離は天の川の両岸よりも遠い。私の命は間もなく尽きる。おそらく明日の朝日を見ることはできまい。その死の床で、私はこの手紙を書く。君達の手に届くかどうかはわからない。おそらく不可能だと思うけれども、万一の僥倖を信じて……。
私は日本を――正確に言うと東京を離れる直前に、君達が通う小学校や幼稚園をこっそりと訪れたことがある。若い頃離婚し、自分の子供、つまり君達の親とはずっと離れて暮らしていた。ほとんど会うこともなく、だから子供が結婚したことも、孫が出来たことも風の便りに聞いただけだった。親としての義務も果たさず、子供の存在などほとんど忘れていたくせに、最後に孫の姿だけひそかに覗き見たいという衝動にかられたのは、いったいどういうことだろう。気儘に生きてきた自分に、そういうウエットな部分があったのが自分でも不思議なほどだ。
ともあれ、その時のこと。小学校でも幼稚園でも、門の所に大きな日の丸が掲げられていた。小学校はちょうど校庭で朝礼が始まる所だったのだが、最初に君が代が流れたのには正直なところショックを受けた。入学・卒業式などの式典では君が代斉唱が当たり前とされ、反対する教師が次々と処分されたのはそれより随分前のことだった。そしていつの間にか日常の朝礼などでも君が代を歌うのが普通になったと聞いてはいたが、やはり目の当たりにこの目で見、耳で聞くと、慄然とせざるを得なかった。
君が代斉唱の後で校長の、朝の挨拶と言うのだろうか、訓辞と言うのだろうか、何やら話が始まった。退屈なだけのお説教だが、子供達は皆、シンと静まって礼儀正しく聞いており、私語どころか直立不動の姿勢を崩す子もいなかった。私は門の陰でそれを見ながら、「彼ら」はついに、子供を飼い馴らしたのだなと思った。君達が生まれるずっと前に教育基本法が変わり、子供は飼い馴らす対象だという考え方が学校を支配するようになった。教師の言うことをきかない子供、秩序を乱す子供は容赦なく処罰されるようになり、やがておとなしい、暗い目をした子供達が増えていった……。私の孫もその一人なのだと思った時、逃げ出そうとしている自分を恥じたのだけれど、それでも私は踏みとどまれなかった。たとえ卑怯と罵られようとも、生まれ育った国を捨てたいという衝動が強かったのだ。
私が日本を逃げ出そうと決めたきっかけは、
◇◇◇
――まだまだ続くのですが、長いので以下略。もし暇だから読んでやってもいいという方がおられましたら、こちらへ。
30年以上前、宮崎の一ツ葉海岸にコンミューンを作って共同生活をしている人たちがいました。その場所を追われた彼らは南の島々へ、山の奥へと自身の居るべき場所を探し続けていきました。
その一ツ葉にシーガイアが作られ、財政破綻でアメリカ資本に買い取られ、ゴルフリゾート、イーオンショッピングセンターができました。そして、宮崎の駅前通りは廃れる一方です。
少しずつ、少しずつ世の中は変わり、もはや手遅れかもしれないけれど、でも私はあきらめません。
私が居るべき所はここなのですから。
しかし現実にコンミューン作ろうと考える連中を信用するのは、また話は別です。
今『大東亜戦争』の言葉を平気で使う連中が信用できないのと同じように『スターリニズム』と言う言葉を平気で常用する連中も信用すべきではないでしょう。
両者はそれぞれ人口の1%以下の社会からはみ出した不平分子で、自身の劣等感を隠すために極端に強がる人たちで、異端を演じますが異端ではありません。
一方は右を装い一方は左を装うが中身は同じ少数の哀れな弱者です。
99%の中の右っぽい人、左っぽい人は、どんな社会を望んでいるのでしょう。あるいは、右っぽくもなく左っぽくもない人は。
平和ボケっていう言葉がありますよね。「いつ自国が攻撃されるかわからない。だから、軍備は必要だという意見。」でも、私はこんなふうに解釈してるんです。「何もしないで黙っていて、平和が保障されると思ったら大間違い。平和に安住していると、いつの間にか戦争する国になってしまいますよ。」黙っているということは政府にお任せ、文句はありませんという意思表示になってしまうのですよね。
私たちって長い間お上に逆らわないという文化に生きてきたためなのか、あきらめていますよね。明治維新も結局は一部の者たちの権力闘争で民衆の手によるものではなく、戦後も「自由、平等」は上から降ってきたものであって、守ろうと努力するものだとは思っていないのかもしれません。
誰かがどうにかしてくれる、結構そういうところがあって、これは日本の良いところでもあるのかもしれないのですけれど。
私はただの主婦ですし、政治とか思想とかはよくわからないのです。だから政党、イデオロギーとかで論争があるのは「なんだかなー」という思いでみています。それよりも、何かひとりの人をネットでしつこくストーカーしている権威のある人に単純に腹を立てているわけで。その程度の人なんです。ああ、誰に投票するべきか。。。
「多くの、あまりにも多くの犠牲によって与えられたもの」です。
戦後62年間で一番右傾化した社会に、今私たちは住んでいる。
安倍晋三はもっと右傾化した戦前社会を夢見ていますが、所詮夢は夢に終わるでしょう。
6年前小泉政権が成立した時、殆どの識者は短命に終わると予想しました。
半年前の総選挙、参議院で否決された法案を可決した衆議院を解散して問う手法を殆どの識者は批判して、小泉の負けを予想しました。
いずれの予想も外れました。しかし予想そのものは正しかったのです。
では何故、識者の予想は外れたのか。?小泉が勝ったのはペテン、トリック、手品の類ですね。
奇術師にかかれば一瞬ならどんな人でも騙せます。しかし長くは騙せません。安倍晋三は半年でペテンが見破られ出しています。
小泉のトリックは北朝鮮問題ですが、仕掛けが見破られかかっています。ネタがばれては手品は出来ません。
毎日21世紀フォーラムの60回例会でマスコミの男芸者の早稲田大学教授重村智計が公演。
この自称北朝鮮の専門家によると『先月の6カ国協議は、ボクシングで言えば米国が北朝鮮をコーナーに追い詰めたのに、突然タオルを投げたようなもの』
『北朝鮮は4月には破綻していた、それなのに米国が助け舟を出した』
『6カ国協議の合意内容は欺瞞的文章で、今までと違うのは中国が認めた点だけ』
勝っているかに見える試合をアメリカが突然自分でタオルを投げTKO負けした理由を『米国は分析、判断できていない』『ライス国務長官はIQが高く賢いが追求に弱くノイローゼ状態』『学者で政治が出来ない』と語る。
「あと一ヶ月待てば崩壊していた」には笑えます。(02年拉致被害者5人一時帰国時「北朝鮮は崩壊寸前で年末(2ヵ月後)まで待てば解決する」と語る)
米国が突然TKO負けした理由が「アメリカは情勢分析も外交も下手」は、男芸者としては失格。
「ライスが外交の素人」は、彼女が石油メジャーや軍産複合体の最高経営責任者を務めていて、ブッシュ外交の最高補佐官であった事実をすっかり忘れている。
北朝鮮問題が解決すれば日本の右傾化は止まる。9・11のトリックが暴かれればブッシュの戦争は止められる。