◇◇◇◇◇◇春というのに、このうそ寒さ
どうやら春が来たようだ。そろそろコートをクリーニングに出そうかと思った途端に寒さがぶり返し、「出さなくてよかった」と胸をなで下ろしたのは半月ほど前だったか。この時期にひいてしまったしつこい風邪もようやく抜け、昨日は仕事に出かける途中でやっとコートをクリーニング店に預けてきた(また寒さが戻ったりしたら、どないしよう……)。ついでに歩いている途中で八分咲きの桜も見て、ほんの数分の花見。
春というのは本来は希望に満ちた季節であるはずなのに……空は明るくても私の気分はちっとも晴れない。むろんごく個人的な事情?もさまざまにあるのだけれど、やっぱりこれも大きいな。そう、「国民投票法案」。憲法が土俵際に追いつめられている。
【自民、公明両党は27日、憲法改正の手続きを定める国民投票法案の与党修正案を国会に提出した。修正案は、投票年齢の「18歳以上」への引き下げなど民主党の主張を一部取り込んだのが特徴。与党は4月13日の衆院通過を図る方針で、今後は民主党の対応が焦点となる。これに先立ち、公明党は27日午後の政調全体会議で修正案を了承した。】(27日、時事通信配信)
新聞各紙を買い込んでパラパラと見ると、「今国会に成立見通し強まる」という類の見出しが……そんな、他人事のように言ってくれるなよなあ……。
国民投票法というのは「改憲手続きを決める法律」に過ぎず、過剰反応する必要はない、という人もいる。だが、それならばなぜ今、焦りまくって手続きを決めなければいけない? 与党が国会で圧倒的多数を占めているうちに改憲したいから、に決まっているではないか。初めに改憲ありき。
◇◇◇◇◇◇民主党よ、裏切るな
怖いと言えばこれも怖い。
【民主党は安倍晋三首相が憲法改正を夏の参院選の争点とする考えを示したことに反発し、共同修正に応じなかった。鳩山由紀夫幹事長らは、与党案が民主党との修正協議を一部踏まえたとして党内を賛成でまとめたい考えだが、党内には参院選に向けて与党との対決姿勢を鮮明にすべきだとの意見も根強い。】(毎日新聞)
民主党は寄り合い所帯で、自民党と双子のように――とまでは言わないまでも、兄弟のように似たところがあること。そして鳩山幹事長ら多くの議員が「改憲派」または「改憲派に近い考えの持ち主」であることは、百も承知。でもですよ。いやしくも反自民なら、「政治は生活である」と言うならば、同じ土俵に乗らんといてくだされ。せめて、「国民投票法案なんか、重要課題じゃないだろ」「なぜそんなものを急ぐのだ」と
言って下され。
◇◇◇◇◇◇正念場
数日前、村野瀬玲奈さんが「衆議院のサイトに意見を送りましょう」と呼びかけておられた。ふとメゲそうになる自分を自分で蹴り飛ばしながら、私もここ2~3日、メールなどであちこちに「国民投票法案に反対します。万一、改憲手続きを決める必要があるとしても、与党案はひどすぎる。第一、必要性のあるものならば、何年でもかけて広く議論すべき」という趣旨の簡単な意見を送っている。ブログでしょうもない寝言書いてるより、その方がマシな気も……。
まだ諦めないぞ。
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Under the Sunのコラムで、ついさっき、発掘屋さんの国民投票法案に関する記事がアップされた。さっと読んだだけだけれども、おもしろいです。一読をお勧め。
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2年ほど前から国民投票法についてチラチラと見ていたものとしては、ここの所の国会審議はすごく異常です。年初から安倍氏の「憲法改正と国民投票」についての発言もあり、憲法調査会自体が変質して来たのは一目瞭然です。15日の強行採決の議長が「あの中山委員長」・・・5年以上の公正な審議、研修を共にしてきた多くの野党議員は戦慄、落胆したはずですし見ていて悲しかった・・・。この時期に成立させる必要は安倍氏等以外に感じている人はいないと思います。週明けには私も議員あての運動を再開します。桜が満開だっていうのに~(^^;;;