美しい夕焼け

美しい晩年を目指して

ひとつ年を取ったけれど・・・

2021-11-18 18:24:08 | 私の日々
11月8日は私の誕生日です。ひとつ年を取ったのですが、何も変わらない日々を過ごしています。

2016年に病気になり、やっと何とか家で暮らせるようになったとき、もういつ死んでもおかしくないのだから、自分のやりたいことをやっていこうと決心したのでした。

それから、もう5年になります。自分の思うままに暮らしているかというと、なかなかですねー、と思います。

生きていると、どうしても人と関わらなくてはなりません。私の病院へ行くと、主治医、看護師、事務の人、薬剤師、病院関係だけではなく、タクシーの運転手、デパートの店員、思いつくだけでもこんなにたくさんの人と出会います。

それが私のだけではなく、母の病院、夫の特別養護老人ホーム、夫がかかっている病院、それ以外にも日々の生活のために出会う人たち、本当にたくさんの人と出会います。

そして、人と出会うと、その都度、何かしら悩ましい気持ちになるのです。意地悪をされるということもありますし、いつもと違う態度に思えるとどうしたのだろうと思います。

人と会うと、どうしてもお互いの我がぶつかり、そこでどのように対処するかということが、とても大切なことになります。

私は、相手との境界を踏み越えることなく、お互いの世界を尊重したいと思います。仲良くなるけれど、相手の世界をそのままに見て付き合っていくことが、望ましいと思うのです。

でも、世の中には、人を踏みつけることを楽しむ人もいるし、人の世界と自分の世界が分からなくなる人もいます。

そういう付き合いは、とても難しいことですね。大きな集合体が相手だったりすると、意地悪をされることは、とても恐ろしいことに思えます。

私の付き合いなどは、病院が多いのですから、そういうところでずいぶん傷つくことがあります。それも、自分が何か人の気に入らないことをしたからなのでしょう。

自分が思うように生きるということは、そういう結果を生むことになるというのは、ずいぶん経験してきたことなのですが。

年を取っても人はなかなか成長することもなく、毎日つらいことが多いというのが、今年のお誕生日の感想です。

でも、お誕生日には、お友達からロシアのビリービンの絵本のプレゼントが届きました。妹夫婦から、姪からも、もう一人のお友達からも、温かいお誕生日メールをいただきました。

そして、その頃、妹の高校時代からのお友達が、私と母に会いたいと、わが家を訪ねてくれました。半世紀ぶりに会ったのです。妹たちが高校生のころ、私はもう大学生だったから、とても大人に見えたようです。みんな年を取って、昔の懐かしい日々を思い出して笑ったことでした。

そんな楽しいこともあり、またしんどいこともあり、それが生きているということなのでしょう。

下の写真は友達が送ってくれたビリービンの絵本です。



コメント (2)
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