美しい夕焼け

美しい晩年を目指して

家族 母

2020-03-29 15:43:20 | 私の日々
小学生のころ、学校から帰ったとき、母が「おかえり」とニコニコ笑ってくれました。毎日ニコニコ笑ってくれたその顔が、今も目に焼き付いています。

私は、小学生のころ、家から出ると、とても不安になる子供でした。

そんな私を、母は、そのまま受け入れてくれました。母の「おかえり」で不安をぬぐい去ることができたと思います。

今、私は母と二人で暮らしています。夫が倒れる前は、三人で暮らしていました。

ドライブに行ったり、旅行したりして、いろいろなところに三人で行きました。

いろいろなことに興味のある母は、水墨画をしたり、お茶をしたり、70才を過ぎてから、囲碁を始めたりして、人を驚かせたりしました。

その母が、今、95才になりました。

この頃は、私とおしゃべりをしたり、二人で昔の探偵ものや刑事ものなどのDVDを観たりして過ごしています。

物忘れはかなりするのですが、認知症にもならず、自分の足で歩いています。

母は、私と一緒に老後を過ごすことを、喜んでいます。そして、今が、一生のうちで、一番心が穏やかな日々だと、私に言ってくれます。



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