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私の農園  地下構造は川原

第三圃場の東側隣接地でジャリ採取作業が開始されました。
昨年の12月より砕石取得のために、表土を重機にてよけ、埋もれている石を採取しています。

ずっと過去は常願寺川から直接採取していましたが、砂防工事の進展にて川底が
安定してきたので禁止されました。よって、常願寺川近隣耕作地で掘りだしています。
表土をはぎ取ると
褐色ぽい砂とゴロタの石ころだらけです。
表土は深くても100cmはありません。


扇状地ですから、本当に川原です。
何千年の水流により作り上げられた土地です。


褐色の砂層を掘起すと灰色の砂層。
この場所、まさに扇状地の扇頂直下です


この地、ブルーベリー栽培適地のクロボク火山灰土ではまったくありません。
私の栽培仲間は大概、「水田跡地でハイブツシュブルーベリーの自根栽培はあきらめな」と
言います。
でも、わたし天の邪鬼ですから。

ここからは地質学、興味ある方のみ、お進みください。

この富山平野扇状地は2万年前から蓄積された土石流の塊で、
その量はおよそ52.3億立方で沖積層を形成した。
また
この圃場より西方1.3km地点の殿様林佐々堤近く、常願寺川
河口から約17km地点のボーリング調査にて地下4.5mに木片が堆積しており、
それは1858年の大土石流による堆積物とのこと。
さらに
扇状地であることのクサリ礫が地下22mまであることが報告されている。
すなわち、私の圃場地下は砂と石の堆積が20m以上はあることになる。
これが今、目の前です。

常願寺川河口より扇頂までの
埋蔵炭素物ではC14ageで4000年から8000年、10000年前のものが発見されている。
富山大学名誉教授、藤井昭二先生他の研究論文より

蛇足
第四圃場(標高155m)より西方、殿様林方向
田んぼ2枚隔てて常願寺川です。


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私の農園 雪景色

今朝の農園雪景色です。
積雪は約10cm。降雪は5cmで久々の雪です。

ハイブツシュは雪縛りはしてません。
まあ、1つの挑戦です。

圃場の奥に黄色いユンボの腕が見えてます。
農道を隔てて砂利採取の丘掘りです。
もう30トンのユンボが埋まるほど掘り下げてます。


圃場の地下はなんと驚きの構造です。

次につづきます。
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稲塚権次郎の生涯 その3 宮沢賢治との接点

稲塚権次郎さん、秋田農試赴任時代に「陸羽132号」F4,F5の選抜を行い、のちに
岩手農試に異動になっている。東北の冷害を乗り越えた陸羽132号です。
宮沢賢治は花巻農学校でこの栽培試験、肥効実験をしている。
その後に
農事試験場は創立30周年の記念事業を計画しており、肥料展覧会も企画された。
当時宮沢賢治は石灰肥料会社に勤務しており、これに出品することができた。
権次郎さんは稲の栽培法の冊子を発行しており、宮沢賢治は農民に肥料設計書
を作成している。
宮沢賢治はこの陸羽132号を「稲作挿話」に書き残しています。
お二方は陸羽132号で通じていた。
もしかして出会っていたかもしれません。

稲塚権次郎さんは1988年、91歳で永眠しました。
1990年にボーローグ博士は城端町の生家を訪れました。
博士は76歳。そして
南砺農業会館で「小麦農林10号と緑の革命」と題して講演しています。
そのなかで、「何十億という人達を代表いたしまして、ありがとう
ございました」と述べ講演されている。

一粒の種は大きさ計り知れず、人類に貢献しています。
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東京農工大学ブルーベリー研究会 第5回 その2

飽きずに連載です。

植物工場にて萩原教授に見せていただいた驚嘆の苗木です。


ありえますかと聞かれると、ありえないとしか言えません。
挿し木した苗に1年待たずに、開花ですよ。

環境要件が整えば花も咲くし実も付けれる能力がすでに挿し木にもある
ということです。

やはり、大学の研究室ですね。
生命の進化に備わる力を見つけ出しているのですね。
それは、
驚嘆よりも自己反省の念に駆られます。
つまり、自分がいま育てている木にその能力を発揮するように
してるのかと問われている気がします。
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東京農工大学ブルーベリー研究会 第5回

一年ぶりです。
農工大ブルーベリー研究会、参加してきました。
総勢100名ほど、いつものお仲間も必ず参加です。
彼女に負けずに頑張らなければと意を強くする次第です。


今回は先進植物工場の民間企業による実例紹介がありました。
ですが、やはり荻原教授の演題がメインです。
植物の可能性を引き出す研究成果とその実証研究です。
周年栽培も実現の段階です。

植物工場での先生のお話を聞きながら、まったくの私信ですが、
先生はブルーベリーの研究から得た知見を他の作物に展開も視野にされてるのでないかと
感じます。
だって、遺伝子の働きは他の作物も同じように働く機能を持ち得ていると
感じますもの。
お断りしますけど、これ、遺伝子組み換えではないですよ。
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