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小尾さんの剪定講習会 その2

きぜわしく、剪定の様子を紹介しましたので済みません。

小尾さんは果樹王国山梨県であるがゆえに、いろいろ果樹関係者との
つながりが強いようでそのあたりの知見も豊富なお話です。

しきにり葉果比の関係を説いておられます。そうですよ、葉で光合成してますから
果実の実りは当然葉の枚数ですよ。でも、気象条件との戦いもあります。

さて、午後は静原の会場で座学です。昼休みに実習時間がくいこんでいたので
急いで昼ごはんです。
お話は、剪定のおさらい、そしてブルーベリーの生育について根の生態と施肥の
ありかた。しかも土壌分析も踏まえたお話が続きました。

ああ、気が付けばもう4時すぎてます。あっという間の6時間が経過しました。

やはり、現場で現時点の現実に直面できるのはまこと、勉強になります。

今回、小尾さんのお話を伺いたくて京都にきたのですが。
会場である「ブルーベリーフアームタナカ」の園地が見事でした。
ハイブシュブルーベリーも水田地で有ったにもよく生育しています。
よく、研究管理されてる様子がひしひしと伝わります。
ほんと、
園地に足を踏み入れると農園主の個性、愛情が感じられます。
田中ご夫妻ありがとうございました。

PS 昼のお弁当は「里の駅大原」のレストラン「花むらさき」のお弁当ですが
これが、実におしいかった。素朴な京都、大原を感じる味です。
全国、道の駅でそれぞれ個性のある味わいがありますが、手作りの素朴さ
も大きな売りと強く感じました。

ここのお母さんたちはかなり熱心ですね。
また、静原に行こうと思います。
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小尾さんの剪定講習会

日本ブルーベリー協会による剪定講習会が開催されました。
詳細はhttp://japanblueberry.com/news/14010602.html

そうです。今年は京都会場、参加させていただきました。
ブルーベリー栽培士である小尾能敏さんが講師です。

参加者はざっと30名強です。遠くは鳥取県に高知県からも参加です。
そして、昨年と同じく剪定園地は「ブルーベリーファームタナカ」さんです。
昨年の剪定結果も覗けます。
講習予定は午前中は剪定実習で午後は座学です。

タナカさんのハイブツシュは剪定済みです。凍害の心配ないので、すでに完了。
残るは繁るラピッドアイが剪定教材です。

小尾さん曰く、「実をならせて樹形を作っていく」剪定。

こればかりは自分でやってみて経験しないとなかなか体得はできませんよね。
しかし、自分の欠陥、一点は克服できそうです。ありがとうございました。
午前中の実演会はみなさん時間オーバーで聞き入りました。

続きはその2で
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殿様林とは

地味な話にお付き合いありがとうございます。
洪水の話はこれで最後です。

くどいですけど、昭和44年の災害を受けて常願寺川防災計画水量は4600立方メートル/秒に更新
されています。一秒間に4600トンの水流です。この基準値を超えると富山市の被災予想です。
500mm/2日間の雨量の水準です。現実ありえません。
でも、河床変動、土砂移動は計算しきれません。想定以下でも堤防は決壊します。
昭和44年水害は想定3100立方メートル/秒の想定で堤防損壊、堤防守れないとなったのです。
それが災害です。

ここから歴史教科書です。
雷鳥大橋の下流に
松の木
上流はこれです。

見事な松並木ですね。
これ、前田のお殿様が1769年、洪水よけに丹波から取り寄せ植えつけた防災林の松、
よって殿様林と言います。
そして地名になっています。


また、戦国時代、佐々成正は石堤を築いています。常西用水にその名残があります。

なんと今も川底に生きています。


石堤は済民堤
それと建設省の碑

現物はレプリカ


1000年以上の水害との戦いの場です。

私は昭和44年の豪雨の時、この常願寺川の右岸堤防一部損壊を目にしました。
川幅いっぱいの水流に大石が流されゴロゴロと雷のような音を出してぶつかりながら火花
を発していました。
この世と思えぬ、異様な恐怖感を持った記憶が残っています。

最後に私が一番危惧するのは富山市の水道水72%はこの常願寺川からの取水で供給されてます。
これは、恐ろしい事と思います。


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富山市の水害予想

ブルーベリーから外れまくります。
お許しください。

富山市民、立山町民は常願寺川の堤防決壊を想定してるだろうか。
全国有数の暴れ川です。富山の歴史は治山治水の歴史です。前田のお殿様も悩みました。
富山が石川県から分離したのもこの常願寺川の洪水が起点です。先のブログ
「勾配 20/1000m」の雷鳥大橋の上流500にこの大石です。
約500t 
真ん中の黒い石、直径約3mです。
1858年の150年前、1855年安政の大地震後1858年飛越大地震後の鳶山崩れによる自然ダム決壊の証拠です。
巨大転石は約50個ほどこの扇状地扇頂近くに点在しています。水流は砲弾のように巨石を飛ばして
富山平野を直撃しました。

東日本大震災から3年経過で2014年です。
150年サイクルが起こるとどうなる。

150年に一度の水害予想でハザードマツプ作成されてます。
この場所を起点に堤防決壊で富山市の水害予想です。
みなさん、どう思われますか。

富山市洪水ハザードマツプは下記サイトです。
http://www.city.toyama.toyama.jp/etc/kouzui/map_zentai_frameset.html#page=1
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勾配 20/1000m

今回はブルーベリーから外れまくりましょう。
前回につづき、洪水関連です。

勾配 1/500。この数値は急流河川の基準値です。

何度も紹介してきました常願寺川は標高3000mから海まで56kmの河川ですから、むろん該当します。
2月2日のブログ写真で立山橋(河口から18km富山平野扇状地の扇頂)は165mの河床でした。

今日は立山橋より2km下流の雷鳥大橋の河床を紹介します。


河口より15.7km地点です。


河床の標高は125mです。
水流で2mほど砂が流されてます。


河口より18km地点で、20/1000の勾配です。急流基準値の10倍あります。

この恐ろしさを実感する人は何人いるのでしょう。

また次回で。
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