田園発港行き自転車

このタイトルは北日本新聞に2012年1月から2014年11月まで連載された
宮本輝さんの新聞小説です。2015年4月に集英社から上下巻で出版されました。


なんで本、と思われますか。
この本、富山湾を背景にし、神通川の河口岩瀬から黒部川までを舞台に
しています。
そう、常願寺川の名前も小説に描かれています。しかも、この河口砂洲の様子まで記されて
いる小説は他にありません。
と言うことで、また読み返してみました。

主人公は絵本作家の賀川真帆。
上巻の第2章、富山湾の神通川河口、岩瀬からツーリング開始、黒部川を渡り、舟見、愛本橋まで。
下巻のラストは、同じく岩瀬から滑川までのウォーキング。

登場人物の描かれるストーリーと富山湾岸、その田園風景が心に沁みわたります。

常願寺川河口から東に600メートルの交差点
サイクリングロードの標識

立山室堂の花

立山山麓と言いながら立山の紹介はしてませんでした。
ので、今回、標高２４００メートル、室堂平、八月の花を紹介します。

まずこれです。
チングルマですが八月四日にして秋の姿です。


白はタテヤマリンドウ、紫がミヤマリンドウ


ウサギノギク


ワレモコウ


オオハナウド


ミヤマダイモンジソウ


エゾシオガマ


イワオトギリソウ


タテヤマアザミ


今回は１０種類くらい撮影しましたけど、全部で５０種位の花が咲きます。