「何事も継続することが大事ですよ」
と声をかけてきた人は、農家の人を紹介してくれるという。
ご縁と心で始まった米づくり活動、「ハイブリッドスターライスプロジェクト」、存続の危機にあった時のこと。
継続することが大事なのは、もちろんわかっている。だからといって無理はいけない。これやることにhappy感ないのなら、苦労してまでやる意味がない。
無理しないことを前提に打ち合わせを進めた結果、昨年と同じサポート体制整い活動継続が決まった。続けましょう、という皆の思いが伝わってきた。
今年は多くの作業を外注することにしたので新たに予算組んだ結果、いろいろ工面したが20万円活動資金が不足する。でも米づくりは、やる! 走り出せば何とかなる! と背中押され、仲間内で「米づくりファンディング」を立ち上げた。するとすぐに、「お金足りないの? 子ども達の教育の為だから、使ってよ」と寄附の申し出があり、その後も「これを足しにして」と届けに来てくれる人がいて、活動のテンションが上がってきた。
何でバドミントンや陸上部員が米づくりするんだ?
大会が近い最中、1日田んぼで過ごすより練習する方が大事だろ、と思う人もいることだろう。
10代の日に、どろんこになりながら米づくり体験することに意義があり、それを大人としてサポートできることに楽しみを感じ、共感した人が集まっているこの場がhappy感で一杯になっている。それでいい、それがいい。
よし、それじゃ去年よりたくさんカレー作っちゃおう!と寸胴鍋3個用意して田植えの日を迎えた。
120人ほどが田んぼに集まった。
バドミントン部はもとより、陸上部の面々は顔なじみの子が増えた。3年前の初めての田植えの日、陸上部の彼らは全員無言でどこかおどおどして真っ白なTシャツで登場した。2回目の昨年は向けるカメラに笑顔で応えてくれるようになっていた。そして3回目の今年は。集合の挨拶の時からニコニコしている。バドミントン部も陸上部も、今年初参加の1年生に話を伝えているようで、新入り達もすっかりなじんで輪に溶け込んでいる。
ダーッと一列に並び、下がりながら植えていくおなじみの光景。今年は卒業生達が家族連れでやってきたから、ちびっ子の参加が増えた。鞄づくりに来日しているパリジェンヌもやって来た。友人、知人、近所の人も参加した。こうやってじわりじわりと輪が広がっていく。
一方、カレー作りは思いの外苦戦した。
調理部隊も田植えに参戦できるようにと畦で作る。だから食材は家で高校生にカットしてきてもらう。
大鍋にジャガイモ、にんじん、タマネギ、それぞれジプロックLサイズ1袋分。そこに豚肉1㎏。それらをダーッと炒めて煮込むだけだから、去年はすぐに出来上がった。風よけ用にコンロガード買おうかと一瞬躊躇したが、一つ540円也。アルミホイルで代用できるからと無駄な出費は慎むことにした。これがいけなかった。
風が強くアルミホイルがうまく巻けない。さらに気温が低いから、なかなか煮えない。去年のようにすぐにジャージャー、グツグツいってこない。更には見込んだ250食分で足りないかもしれないという焦り。煮えない、足りない。やきもきしている間に、調理部隊の高校生と保護者の皆さんが何とかしてくれた。ルーを買い出しに行ってくれたり、とろみつけたりと。とびっきりおいしいカレー作るぞ!という意気込みはどこへやら、最後は全て人任せになってしまった。
関東平野はどこまでも広い。この空気の抜け感がいい。里山の静寂を切り裂く、若者の歓声がいい。寄り添う仲間と集える時間がいい。
楽しいと楽するは違う。何もしない方がずっと楽だけど、何かするから楽しみが増える。
ま、ほとんどみんながやってくれたんだけどね。
結局自分は、犬連れて騒いでいただけなのでした。
次回稲刈りは、激辛カレー用意するので、ご勘弁を。
と声をかけてきた人は、農家の人を紹介してくれるという。
ご縁と心で始まった米づくり活動、「ハイブリッドスターライスプロジェクト」、存続の危機にあった時のこと。
継続することが大事なのは、もちろんわかっている。だからといって無理はいけない。これやることにhappy感ないのなら、苦労してまでやる意味がない。
無理しないことを前提に打ち合わせを進めた結果、昨年と同じサポート体制整い活動継続が決まった。続けましょう、という皆の思いが伝わってきた。
今年は多くの作業を外注することにしたので新たに予算組んだ結果、いろいろ工面したが20万円活動資金が不足する。でも米づくりは、やる! 走り出せば何とかなる! と背中押され、仲間内で「米づくりファンディング」を立ち上げた。するとすぐに、「お金足りないの? 子ども達の教育の為だから、使ってよ」と寄附の申し出があり、その後も「これを足しにして」と届けに来てくれる人がいて、活動のテンションが上がってきた。
何でバドミントンや陸上部員が米づくりするんだ?
大会が近い最中、1日田んぼで過ごすより練習する方が大事だろ、と思う人もいることだろう。
10代の日に、どろんこになりながら米づくり体験することに意義があり、それを大人としてサポートできることに楽しみを感じ、共感した人が集まっているこの場がhappy感で一杯になっている。それでいい、それがいい。
よし、それじゃ去年よりたくさんカレー作っちゃおう!と寸胴鍋3個用意して田植えの日を迎えた。
120人ほどが田んぼに集まった。
バドミントン部はもとより、陸上部の面々は顔なじみの子が増えた。3年前の初めての田植えの日、陸上部の彼らは全員無言でどこかおどおどして真っ白なTシャツで登場した。2回目の昨年は向けるカメラに笑顔で応えてくれるようになっていた。そして3回目の今年は。集合の挨拶の時からニコニコしている。バドミントン部も陸上部も、今年初参加の1年生に話を伝えているようで、新入り達もすっかりなじんで輪に溶け込んでいる。
ダーッと一列に並び、下がりながら植えていくおなじみの光景。今年は卒業生達が家族連れでやってきたから、ちびっ子の参加が増えた。鞄づくりに来日しているパリジェンヌもやって来た。友人、知人、近所の人も参加した。こうやってじわりじわりと輪が広がっていく。
一方、カレー作りは思いの外苦戦した。
調理部隊も田植えに参戦できるようにと畦で作る。だから食材は家で高校生にカットしてきてもらう。
大鍋にジャガイモ、にんじん、タマネギ、それぞれジプロックLサイズ1袋分。そこに豚肉1㎏。それらをダーッと炒めて煮込むだけだから、去年はすぐに出来上がった。風よけ用にコンロガード買おうかと一瞬躊躇したが、一つ540円也。アルミホイルで代用できるからと無駄な出費は慎むことにした。これがいけなかった。
風が強くアルミホイルがうまく巻けない。さらに気温が低いから、なかなか煮えない。去年のようにすぐにジャージャー、グツグツいってこない。更には見込んだ250食分で足りないかもしれないという焦り。煮えない、足りない。やきもきしている間に、調理部隊の高校生と保護者の皆さんが何とかしてくれた。ルーを買い出しに行ってくれたり、とろみつけたりと。とびっきりおいしいカレー作るぞ!という意気込みはどこへやら、最後は全て人任せになってしまった。
関東平野はどこまでも広い。この空気の抜け感がいい。里山の静寂を切り裂く、若者の歓声がいい。寄り添う仲間と集える時間がいい。
楽しいと楽するは違う。何もしない方がずっと楽だけど、何かするから楽しみが増える。
ま、ほとんどみんながやってくれたんだけどね。
結局自分は、犬連れて騒いでいただけなのでした。
次回稲刈りは、激辛カレー用意するので、ご勘弁を。