バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

バネの卓上カレンダー2021年版

2020-12-10 13:48:38 | 学習教室バネ
知人宅へのサプライズ手土産にしようと、市販のカレンダーキットに池田輝作品をはめ込んで2021年卓上カレンダー作りました。
これが好評いただきまして、それでは皆さんへのプレゼントとしてまとまった数作ってみようと思い、いろいろ模索しました。

先のカレンダーキットを使うのであれば、手間とコストの問題が…。
数百という数作るには現実的ではないということで。
ネット印刷や町の印刷屋さんを検討したけど、あまり自由度がなく、思うようなイメージにならない。
じゃ、うちのレーザープリンターで作ろうとなり、それに対応できる紙、ケース、保存袋、これらを探しお試し購入し、そこそこ納得いくラインで全て買いそろえることができました。

さて、まずはギャラリー輝バージョンを作成。
次はNPO会員グッズ用に作成。
そして、次は。
学習教室バネ用。
生徒達へのクリスマスプレゼントにしよう!

これがおもしろい。なにがって、作る過程が。
1月から12月まで、バネ関連時節イベントをブランで表現したのです。
もしブランが人間の子どもなら、こんなことするでしょうとほくそ笑みながら、人らしく犬らしい体の動きをイラストにしていく作業が楽しい。文字や季節の色合わせも楽しい。
面白さを倍加させたのは、これを受け取った子ども達が喜ぶだろうとの期待感。



今週はプレゼントお渡し週間。
ぼちぼち子ども達に渡っています。
家でお父さんやお母さんとも一緒に楽しんでもらえれば、いいな。

東側に浅間山見えるかな?

2020-12-07 14:31:23 | ギャラリー輝
今日はギャラリー輝、棟上げでした。
本来なら前日に帰省し、棟上げを祝い、大工さん達に振る舞いする日でしたが、「勝負の3週間」に勝負をかけ、帰省を自粛しました。

現地から営業さんが逐次画像を送って下さいます。
朝からずーっとそわそわしています。

図面で確認して、東側隣家とすっぽり重なるので、東側の眺望は無理とはわかっていたけど、それでももしかしたら2階の窓の一つだけでも浅間山に向かって隣家すき間を抜けるかも?と期待していましたが。
棟上げ写真から判断すると、やはり東側はすっぽり隣家と重なりますね。

でも、新しい発見!

前面道路からギャラリー入り口までのアプローチ部分から、障害物なくまっすぐ浅間に視界が繋がるように見えますね。

見えなきゃ見えないで、それはそれで良いとはいうものの、もしかしたら前庭から見える?という希望を発見。
年末帰省の折、自分の目で時確かめよう。
がぜん、アプローチ計画に熱が入る

 

浅間山を描く

2020-12-06 14:20:31 | ギャラリー輝
1980年代にフランス一人旅した時のこと。
パリ美術館巡り三昧の日。
ロンドンですっかりロンドン子になった気分の夏目漱石しかり、パリジャン気分ですいすい歩いていると、突然呼び止められたかのように飛び込んできた声があった。
それは日本語だった。

フランス語しか聞こえてこない中で、脳みその別の回路に直接コンタクトしてくる言葉に引き寄せられるように近づくと、それはクロード・モネの「ルーアン大聖堂」について同行の日本人に解説しているフランキー堺さんの声だった。
今となってはどこの美術館だったか正確に思い出せない。ジュ・ド・ポームかオランジュリではないかと思う。当時オルセー美術館は建築中だったので。

階段を上った最初の部屋の壁面に並んでいた絵画を説明していた。
フランキーさん曰く、同じ場所を時間を変えて描いたのだという。曇天、日没、昼下がりと。ふむふむと勝手に一緒に聞き入り、それらをじっくり観賞させていただいた。

その話を聞きながら中学生の時のことを思い出していた。
中1の夏休み自由研究として、舞田の丘から独鈷山を望む田園風景を時間を変えて何枚か描いた。独鈷山は午前中までは光を背負うから色が見えない。午後になると独鈷山は光輝く。光を背負う独鈷山は黒にしかならなかった。だからそこを空にした。美術の先生に山を描かなかった理由を聞かれ、描かなかったことを酷評された。今思うと見えないことを表現すべきだったのだな、とわかる。
モネは時間や気候で変化する空気感を表現していた。
暗さも表現していた。

同じ対象を何枚も描く。何度も描く。
池田輝は好んで浅間山を描いている。
倉庫に保管している小作品で浅間山とタイトルがつくものだけで60点ほどあった。
これらを2階小ギャラリーにまとめて展示したい。
その時は1階にF120 の描きかけ浅間山を展示したい。


NO.524 F0号


NO.615 F0号


No.623 F0号


No.826 F8号

この描きかけ浅間を以前ギャラリーに展示した際、画学生が何度も訪れしばらく鑑賞していった。
制作の参考になるとのことだった。


No.10 F120

父は家の前の道路に出て東側を眺め浅間に雲がかかっていないと、「今日は描ける」と家を飛び出していったものだ。
新しく建てるギャラリー2階東側に回廊かベランダを造り、浅間山が望めるようにしたかった。何度も希望の図面を書いたが、予算に見合わずそれは実現しない。
浅間山を望むギャラリーが実現しない口惜しさはあるが、外に出ればいつだって浅間を見ることはできる。少し歩けば東に広がる風景を眺めることができる。

長野弁、上田弁、塩田弁

2020-12-06 12:24:22 | ライフスタイル
実家とギャラリー新築するにあたり、地元工務店に依頼しました。
ということで営業は地元の方。
関連業者も皆地元の方。
コロナ禍打ち合わせに行かれないので、電話でやりとり多くなっていますが、その度一瞬「ん?」
と違和感があり、瞬時にじゅわっと来るのは、時折混ざる”訛り”。

後で思い返して、どこでどのフレーズが訛っていたのか思い出せないんだけど、耳にしたその瞬間、「あー、地元の人だな」と感じ入るイントネーション。
そもそもそれは上田弁ではなく塩田弁なのかもしれない。

訛りに気づくって言うことは、自分はすっかり訛りがなくなっていると言うことでしょう。

先日「フワちゃん」って言ったら、生徒達が皆「?」て顔して一拍おいて「あ、フワちゃんね」となりました。
しばらくして遠慮がちに「先生、アクセントが違います」だって。
そうです。私はフワちゃんをタラちゃんみたいに前強く言っていました。

こんな間違いはさておき、上京した頃はアクセント違いを度々指摘されていたけど、今はそういうこともなくなりましたね。
ただ一つ、これは違う。
それは軽井沢。地元民はかるいさわと濁らず言います。
池田輝作品タイトル軽井沢を入力しようと思い「かるいさわ」と打つと「軽い澤」となってしまう。「かるいざわ」と入力しないと認めてくれないなんて。