バネの風

千葉県野田市の「学習教室BANETバネ」の授業内容や、川上犬、ギャラリー輝の事、おもしろい日常を綴ります。

伸びた分を切るということ

2013-08-29 11:28:10 | ガーデニング
 美容師さんというのはたいてい髪を切りすぎる。あーあ、何でこんなに切るかなーっていうくらい切られたことが何度かある。だから「耳が少し見えるくらい」、とか「前髪は眉と眼の間で」などと具体的に告げる。それでも危ない感じがするときはスタイルブックを広げて「これくらいの長さで」と訴える。こういうやりとりが嫌なので、「伸びた分だけ切って下さい」で通用する馴染みの美容室しかいかなくなって久しい。
 伸びた分を切る。床にバラバラって落ちるのは痛んだり弱ったりした古い毛先。言ってみれば過去に生まれた髪。天空にまたたいている星の光は過去に生まれた光であるように、今床に落ちた髪は随分昔に生まれた髪。

 暇でぼーっとしているときは部屋の掃除スルーするのに、忙しい時ほど部屋の隅の埃が気になってソファどかして掃除機かけたりワックスかけたくなるのと一緒で、運転中に通りかかった道ばたの生け垣が伸び放題になっているのを見ると気になって仕方がない。剪定ばさみ持ち込んでジャキジャキ切ってあげたくなる。そのくせ家にいる時は、自分の家の生け垣は平気でスルーしてしまうのだから。
 しかし、今回は違う。
 門扉のクチナシの木が伸び放題になっている。郵便受けの中まで葉が進入している。そうだよ、今これ剪定しようよ。衝動に駆られてもできるはずのない(他人の家の)木を切りそろえるというその行いが、今自由にできるではないですか。しかも木は目の高さだから楽に気持ちよく切れるではないですか。

 このクチナシの木は艶々した若葉が美しい。葉は柔らかいらしく芋虫の宝庫となっている。新芽が出て若葉がふいても、一晩でその新しい葉は食べ尽くされることたびたび。伸びては食べられを繰り返すから、いつまでも花をつける。そして玄関周りに香しい芳香を漂わし続ける。そんなクチナシと芋虫と私のバランスがとれ自然の成り行きに任せていたのに、しばらく家を留守にしていたからなのか木が伸び放題になっていた。 

 伸びた分を切り落とす。新しい先の枝は緑鮮やかで美しく柔らかい。その緑と茶色の境目にハサミを入れる。サクサク切れるのでものの数分でまるで床屋に行ったばかりの小学生のようなクチナシになりスッキリした。そして根元には伸びた新しい枝葉が散乱した。

 髪みたいに古い傷んだ部分を切り落とし、新しい部分を残す方法はないのだろうか。
 伸びた分を切る。
 二日後には剪定した枝の間から黄緑の新芽がぽつぽつと出ているクチナシの木を眺めながら、当たり前なことに気づいた今日この頃。



成長の兆しをみせるゴーヤ達

2011-06-08 08:06:24 | ガーデニング
 体調不良によりバネを休んでしまった。いつもだと大イベント、大会とか講習とか入試、の後にホット一息で熱を出していたけど、ここ数年は熱もでず、周りがインフル最盛でもうつらなかったのに,不覚にも熱を出してしまった。急に寒くなったその日,具合悪いって言いながらバネに来た生徒数名。関東大会前でうつったらヤダなって思っていたら、きちんと大会後に発熱。
 それはそれとして、今朝ゴーヤ君達を観察するとビックリするほど一晩で成長していた。毎朝チェックしているけど、なんとなく葉にも茎にも勢いがないし下葉は黄色く枯れているしで、見るたびため息ついていた。それが朝見ると、葉が生き生きしている。一晩で編み目2つ分も成長していた。葉の数も急に増え,この調子なら緑のカーテンも夢じゃないかもと思えるようになってきた。暑い日が続き、晩に雨が降った。これがよかったのか。
 薬飲んで寝ている間に、こっちも背が伸びていればいいものを、そんなはずはなく、さりとて体重減るわけでもなく。

ゴーヤ達のその後

2011-05-24 13:00:07 | ガーデニング
 植えた苗の数々。本当に立派に成長するのだろうか。毎日その成長を気にかけ始めてわかったのは、緑のカーテン作りを計画した位置は、屋根や樹木の陰になって苗部分には日が十分当たらない。とにかく暑いこの南の壁面をどうにかしようって思っていたけど、いざこうやって植えてみて始めて日の当たり方を正確に把握できたことになる。何事もやってみないとわからないってこと。心なしか元気ないように見えるゴーヤ達。成長も遅いような気がする。気になるから日に数度としゃがみ込んで成長を確認する。どれだけ伸びたかはネットの編み目の数でわかる。そうやって日々観察を続け気づいたのは、朝数えると増えていること。ということは夜伸びているということですかね。寝る子は育つって言うからね。
 「屋根まで覆うようになると後で厄介だぞ」ってチャーはそんな先のこと心配するけど,私とすればそこまで育てば万々歳なんだよね。そうなったらそうなったで,後でチャーが屋根に上ってとってくれるからいいじゃん、ってね。

緑のカーテンになるかな

2011-05-17 14:04:03 | ガーデニング
 以前より気になっていたけど、なかなか重い腰上げられないでいた「緑のカーテン」づくり、今年は頑張って作成。とにかく教室は暑い。だから南側一面に仕掛けることにした。まず連休中に苗と野菜用の大型プランターを3個購入。苗はゴーヤ3、トマト3、キューリ2、インゲン2、朝顔2。昨年使ったプランターいくつかの土を入れ替えて利用することにした。土は、ホームセンターでプランター用のものを購入するとしたら、これだけを植え付けるにいくらかかる?あまりにも高額なカーテンになってしまうので、庭の土をふるって、そこに堆肥とプランター用土を足したところに植え付ける。
 植え付けるたって、ここまでやるのに細切れに少しずつ作業したから2週間費やしてしまった。
 そして本日はネット作り。サイズがわからないからとりあえず1.8m×3.6mを1枚購入し、そのままIコーチの家へ。ネット張りご教授を願うことにした。1枚を張りながら、どこにあわせてどうやって支柱を立てるか教えてもらい、さらに追加のネットと支柱をダッシュで購入に行く。もう1枚1.8m×3.6mと別サイズ1.8m×2.1枚と1.5mと1.8mの支柱をそれぞれ4本ずつゲット。
 野菜作りっていうのは、作品を人目にさらすことになるから、いい加減な作業をすると格好わるいというわけで、いつもより丁寧に作業した。支柱は曲がっていないか、ネットの高さは揃っているか等、梯子に登り降りしながら自分的には結構まめな作業すること3時間。ついに完成。
 ここまではまあまあなでき。問題はカーテン状になるのか、さらには収穫できるのか。



鳥の事情,人の事情

2011-01-25 08:01:33 | ガーデニング
 久しぶりに日曜オフ。まだ受験生いるけど、ちょっとだけ休憩をいれることにした。それに今やらなきゃいけないことがあるから。
 それはコナラの枝降ろし。この木は元気がいい。切っても切っても切り口からズンズンと枝が放射状に伸びる。コナラは庭木の落葉樹の中でも最後まで葉をつけている。葉が全て落ちた今こそ,思いっきり伐採しちゃわないといけない。タイミングはずすと新芽をふいてしまう。今回は街路樹の剪定風にバッサリいくことにした。
 脚立を木にかけ,勢い良く端から片付けていった。相変わらずなんだけどバンは脚立の下で穴掘ってる。自分もなんか手伝おうっていうわけですか。枝が垂直にバンの上に落ちては危険だから,切り落とす直前に下を確認。下から切り進み、てっぺんの木を取りかかると木の上から全体が見渡せる。しばらくそこで眺望を眺めた。鳥になった気分。
 下に降りると足の踏み場もないほどの枝の山。コナラの枝はまっすぐだから捨ててしまうのはもったいない。乾燥させて何かに加工しよう。良さそうな枝を見つけながら片付けていると,赤茶色の腹でガングレーの羽の小鳥が近くにやって来た。木の下でじっとしている。バンに見つかると危険だから早くどこかへ行くようにと声かけるのに,こんなに近くに人がいるのにいつまでもじっとしている。「え、切っちゃったの?」と茫然自失風。いい加減そのままではバンに気づかれるから追い払うようにすると,低空飛行で立去って行った。
 小鳥図鑑で確認すると「ジョウビタキ」だと思われる。

正当な評価を得た金柑

2010-09-27 09:49:50 | ガーデニング
 先日楓を伐採する際,敷地のコーナーでこんもりしている金柑もバッサリやることにした。
 市の緑政策で無料配布で植え付け10年経つけど、この金柑くせ者。
 枝おろしして片付ける時に刺をグッサリ刺してしまい,それ以来できるだけ近づかないようにしていた。この枝は枯れても刺の鋭さは変わらないからやっかい。
 先日バンが目を痛めた理由は定かではないけど,「薮で何か刺さった?」と医者に言われていた。考えられるのは金柑。脇を走り抜けて目やっちゃったんだ。
 植木屋さんに金柑は刺があるからいらないと言うと、「??」って顔していた。無言のまま金柑をチェックして「あー、カラタチだ。」と刺だらけの木を切り離してくれた。
 金柑の台木のカラタチが成長して金柑を覆っていたとのこと。カラタチとか台木とかまったく初めて聞くし、何も知らずに金柑憎しでいたなんて。
 カラタチって金柑風な実がつくけど種が多くしかもまずいときた。そういえば鈴なりの金柑の実を食べに鳥が集まっていたけど,うまそうに食べているのに、食べ残しも結構あった。あれはカラタチの実だったのか?
 今年は鳥の楽園というわけにはいかないよ。

楓を伐採

2010-09-22 09:03:10 | ガーデニング
 いつも鳩が巣作りを狙っていた楓の木が枯れてしまった。
 新緑の頃から元気がなかった。葉が小さかった。葉が枯れて散り、でも何度か芽吹きながら復活をがんばっていたようだけど、夏留守にすることが多かったから一気に葉の枯れが進んでしまった。帰宅してあわてて水やりし、ほんの少し持ち直したようにみえたのに。
 鉄砲虫が原因との説。これはかなり厄介な状況らしい。毛虫とかアブラムシに葉がやられるのとは違い、鉄砲虫の被害は木の命を絶つことになるとのこと。テッポウムシって?調べると、カミキリムシの幼虫。そういえば今年の夏、カミキリムシに庭で度々出くわしていた。父がカミキリムシを捕まえて来て,自分の髪の毛を切らせておもしろがっていたというノスタルジーな虫のイメージだったのに、実はこんなに凶悪なやつだったとは。
 さて,楓の下にはびこっていた下草をよけると,カイガラムシの穴がたくさん開いていた。そこから薬を注入しようと思ったけど,枝の一部を切ってみると,完全にだめであることが判明し、バッサリ。
 今朝、切り株回りを片付けながらいろいろ思い出していた。
 この木は家を建てた時に知り合いの人が留守の間に植えたくれた。帰宅すると庭の風景が変わっていた。
 その年台風が直撃し、枝が地面につくほどにゆすられていたので、風が落ち着くまで押さえ続けた。
 朝は障子に葉陰が揺れていたけど、今日からは陽射しがまともの入り込む。そこいらが明るくなり、木の下の植物はまさに日の目を浴びているけど、まだ切り株の存在感は大きい。しばらくこのままにしておこう。

おむすびころりんの方がいい

2010-06-05 07:47:19 | ガーデニング
 新総理決定!もうこの瞬間、前の総理の名前が一瞬出てこない。前の前、その前、更にその前となると、顔写真を正しく並べられないかもしれない。21年間に15人目だというのだから、うん十年後の受験生よ、首相整序問題出るかもね。
 日本の中央がごった返している最中、こちらは相変わらず園路作りに悶々としていたのです。敷石を動かし新たなコース増設しようかと思い、よいこらしょっと石動かすと、そこには大量の太ったミミズがにょろにょろし、蛇行するトンネルがあった。2枚目を持ち上げるとやはり同じ状況。トンネルに気づいたバンは鼻をつっこんで、ぐいぐい土掘りだすから、園路どころか,作付け前の畑のようになってしまった。
 地中にも別世界があるってことを実感するって大事だなと思う。おやゆび姫がいたりして。

木の剪定続編

2010-05-19 11:31:38 | ガーデニング
 気になりだしたらとまないので、ヒメシャラをはじめ残っていた木にとりかかった。
 ドウダンツツジの生け垣、ヤマブキ、コデマリ、そしてヒメシャラ。
 ヒメシャラはベランダを覆う高さに伸びたのでそろそろ上を止めたいところなんだけど、こうなるとそう簡単には切れない。まずこの木は株立ちだから木自体が長ばしごをしっかり支えてくれない。下から高枝挟みでぎこぎこやろうにも、枝がユラユラして固定されないから切れない。
 そこで高枝鋏をベランダに持ち込み、上部からバッサリやろうということになった。
 
 この高枝鋏、高知県の農協直販で買った優れものなんです。女性でも軽く操作できるし、切った枝を挟み込むことができるから隣家にバサッと落とさなくて済む。鋏の横にのこぎりをセットできるから、太い枝はそれでギコギコできちゃう。最長にすると4mくらいにもなっちゃう。ハンドレバーを腰のあたりにセットして、見上げるような枝をスパンスパン落とすことができちゃうという広告文句ほどにはうまくいかないけど、それなりに使える。
 この鋏は最短時で2mほどある。これを持って家の中を移動するとなると意外と大変。あっちの壁こすり、電気にぶつかりながらようやくベランダに到着。
 さてバッサリいくよ、いっちゃうからね、となぎなたのように高枝鋏を脇に抱えてヒメシャラに向かうが・・・。
 いつもは上に向けるこの鋏、体から垂直に伸ばして使うことを想定していなかったと見える。まっすぐ横にのばすと重くて操作性が一気に落ちる。それでも近場の細い枝は手すりを利用してスパンスパン落とす。さて太い枝はのこぎりでと思うけど、枝が固定されないから無理。遠くの枝は、鋏を伸ばすともう重くて鋏自体がふらついてしまい木を切るなんて状態でなくなり、ここで断念。
 馬鹿と鋏は使いようというけど、なんとかならないだろうか。

 

 
 ヒメシャラの花、咲くかな

楓とコナラの枝を切る

2010-05-16 22:38:17 | ガーデニング
 夜バンが激吠え。生茂った楓の木の下あたりにいるようだけど、真っ暗闇で様子が分からない。来い、と指示するとバンは闇の中から現れ、木の方を振り向きながら仕方なく近くに寄ってきた。多分木の中に小動物、ネコとか、いたのだろうけど、急に庭の一角がジャングル状態になってしまったので、人が隠れていたってわからないかもしれない。そんなこんなで、早朝枝を切ることにした。でも超早朝にバツンバツンやっていては近所迷惑だとのことで、とりあえず作業を中断し、道具も軍手もそのままにして春日部の体育館へ向かった。
 昼に体育館を上がり、とにかく早く庭に戻る。
 今回は思い切りよくバッサリいくことにした。しかし高さといい、角度といい、枝に最後の詰めが入れられず四苦八苦していたらチャーが帰宅。続いて娘らも帰ってきた。そこでみんなでやっつけることになった。こうなるとバンはもう大変。家中の人々が庭にいるんだから、こんな日滅多にないとばかりにはしゃぎまくり、庭内をダッシュターンを繰り返しているところへ、「何手伝えばいい」とのんきに近づいてきた娘の足を踏みつけてしまった。娘が「いったーい」と騒ぐから振り向くと、バンも前足痛そうにケンケンしながらすり寄ってきた。ここは怒られる前に、自分も痛いってことにしようと演技かい?
 いい加減腰痛くなってきたから、本日は3本で終了。
 次回はヒメシャラと格闘しよう。


春の香り

2010-03-13 22:57:07 | ガーデニング
 千葉市内で9時から会議があるため朝7時に家を出る。相変わらず遠いよね。そして家に戻るともう4時。風は強いけど,春めいた陽気にすぐに家に入るのはもったいない感じで,バンと庭を散策。すると、ほわーっとジンチョウゲの香りが。隣の畑のおばあちゃんが挿し木で育てた苗を2本いただいたのが,こんもり花を咲かせている。やわらかい枝をサクサク切り,玄関、洗面所,トイレに花瓶に入れる。家の中に庭の香りが運び込まれ,ふわーっと春の気配が漂っていていい気持ち。なのに,チャーはまったく気づかない。玄関入って「いい匂いだね」ってまず第一声あるかと思ったけど,何もなし。じゃあお次ぎのトイレは?何もなし。では洗面所は?やはり何もなし。そうか、やっこさんは花粉症だから、今の時期鼻だめなんでした。さみしいですね、生のジンチョウゲの香りを感じることができないということですね。

コナラの剪定

2010-02-09 00:24:22 | ガーデニング
 庭のコナラの枝おろしをする。小さな芽が出始めているから、もう遅いんだけどね。剪定のコツってよくわからないから,バンの散歩の時に近所の樹を見ながら歩く。思いっきりよくパッツンしている樹もあるから,あれくらいやっちゃってもいいんだということで、今回はうちも思いきりよくいく予定で脚立に登る。左の腕を幹にからませ,脚立上でつま先立ちになりながら右腕一本でのこぎりギコギコしながら切る。以前パッツンしたところから放射線状に何本もの枝がからみながら伸びているから,間引く枝を遠くから眺めて決め,脚立に登るとどの枝かわからなくなってしまう。だからまた降りて確認。そんなこと何度も繰り返しながらドサドサと降ろしていく。いつもそうなんだけど,庭で仕事しているとバンははりきって足下にまとわりつく。「俺だって」と何か手伝うつもりなのか、ダーッと穴掘っている。おいおい,脚立の周り掘ったら危ないよ。枝落ちるからどくようにと言ってるのに、もう少しで枝垂直に直撃だよ。そうこうしてようやく予定の半分くらいいったあたりで,突然疲れを感じる。日頃使わない箇所酷使したから,明日筋肉痛だね、きっと。